ドローンでワクチン初配達 ユニセフ、南太平洋過疎地
2018年12月19日 05:31
2018年12月19日 05:31
【ニューヨーク共同】国連児童基金(ユニセフ)は18日、南太平洋の島国バヌアツで、医療施設や電気のない過疎地に暮らす子どもたち向けのワクチンを、初めて民間企業の小型無人機ドローンで届けることに成功したと発表した。山間地の上空を約40キロ飛行、目標ポイントの半径2メートル以内に到着させた。
フォア事務局長は「世界の保健衛生にとって大きな一歩だ。過疎地の子どもの予防接種は今も難しいが、ドローンの技術が状況を一変させられる」と歓迎した。
バヌアツには南北約1300キロの範囲に約80の島がある上、道路整備が遅れて徒歩でしか到達できない地域もある。