公捜処と尹大統領の逮捕に乗り出す警察は、2度の出頭要請に応じなかったパク・チョンジュン警護処長に3度目の出頭を通知し、大統領警護処幹部らの特殊公務執行妨害の捜査に拍車をかけている。

2025-01-08 11:03:57 | 韓国を知ろう
 

韓国裁判所、

尹大統領に対する逮捕状再発付…警察「大規模な警察力を投入」

登録:2025-01-08 06:16 修正:2025-01-08 08:37
 
公捜処と警察特殊団、近日中に逮捕を再試行 
警護処幹部にたいする強制捜査の可能性も
 
 
尹錫悦大統領が先月7日、ソウル龍山大統領室のブリーフィングルームで、非常戒厳に関する国民向け談話を発表し、遺憾の表明している=大統領室提供//ハンギョレ新聞社

 内乱罪の容疑者、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領を捜査している共助捜査本部は、尹大統領の逮捕状の再発付を受け、改めて逮捕状執行の準備を整えた。高位公職者犯罪捜査処(公捜処)と警察非常戒厳特別捜査団(特捜団)は、近く尹大統領の逮捕を試みる計画だ。

 公捜処は7日、「再請求した(尹大統領の)逮捕状が今日午後発付された」と発表した。 6日に令状が期限切れになったことを受け、再びソウル西部地裁に逮捕状を請求し、同日発付された。公捜処と尹大統領の逮捕に乗り出す警察は、2度の出頭要請に応じなかったパク・チョンジュン警護処長に3度目の出頭を通知し、大統領警護処幹部らの特殊公務執行妨害の捜査に拍車をかけている。尹大統領の逮捕状執行を妨害した疑いで容疑者として立件されたパク処長は、7日の特捜団の2回目の出頭要請にも応じなかった。

 警察内部では、大統領警護処の幹部に対する強制捜査に着手すべきだという声が高まっている。 警察関係者は「パク処長はすでに出頭要請に2回も応じなかったうえに、公捜処の逮捕状執行の妨害が正当だとも主張した」とし、「逮捕状の請求は十分可能であり、(尹大統領に対する)2回目の令状執行の際、現行犯で逮捕することもありうる」と語った。パク処長は5日「便法・違法が議論になっている中で行われる逮捕状の執行に警護処が応じるのは職務遺棄」だとして、2回目の執行も阻止する意向を明らかにした。

 警察はこれとともに、警護処の具体的な逮捕状執行妨害に関する捜査にも拍車をかけている。特捜団は3日の尹大統領逮捕の阻止過程で、警護処の指揮を受ける33軍事警察団と55警備団の一般兵士が「人間の盾」として動員された事実を確認し、最近55警備団長を参考人として呼んで取り調べを行ったという。非営利団体の「軍人権センター」にも「逮捕状の執行妨害に動員された」という一般兵士数人の情報提供があったという。

 尹大統領側は警察が逮捕状の執行に介入するのは「職権乱用」だと主張しているが、警護処に対する捜査を通じてこのような主張をめぐる議論も解消されるものとみられる。警察関係者は「すでに警護処の幹部に対する捜査が始まっており、2回目の令状執行の時は、警護処の特殊公務執行妨害に対応するため、大規模な警察力を投入せざるを得ない状況になった」と語った。

イ・ジヘ、キム・ガユン、クァク・チンサン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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