ソウルで公共交通機関の利用や車の運行が“元通りに”…
社会的距離措置はもう終わり?
登録:2020-04-15 06:31 修正:2020-04-15 07:03
公共交通機関の平日平均利用客数
3月初旬は対1月比34.5%減
4月に入ってからは28.3%減に止まり
引き続き社会的距離措置の実践を呼び掛ける
3月初旬は対1月比34.5%減
4月に入ってからは28.3%減に止まり
引き続き社会的距離措置の実践を呼び掛ける
今月12日、ソウル良才川散策路の入口に新型コロナウイルス感染症の感染拡大止のための進入統制案内幕がかかっている//ハンギョレ新聞社
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、高いレベルの社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンシング)が19日まで続く中、ソウル市公共交通機関や車の通行量の減少幅が次第に縮小していることが分かった。テレワークなどが減り、徐々に日常生活に戻る人たちが増えた影響と見られる。
ソウル市は14日、ソーシャル・ディスタンシングが始まった3月第1週の平日(2~6日)の1日平均公共交通機関の利用客はCOVID-19が広がる直前(1月1~19日)の平日に比べ、34.5%減少したが、最近の4月6~10日には28.3%の減少にとどまり、減少率が鈍化していると発表した。自動車の通行量の場合、3月初めは対1月比7.2%減ったが、4月に入ってからは3.4%減となり、やはり減少幅が1カ月で小さくなった。
市民の週末移動も、日曜日だった3月1日には1月の休日に比べ公共交通機関の利用客数が53.3%減ったが、同じく日曜日だった4月5日には42.9%減に止まった。自動車通行量の減少幅も、同期間24.4%から12.4%へと半分ほど減少した。花見などのため、自動車に乗って週末のレジャー活動に出かけた人たちが、3月より4月に増えたものと見られる。
ソウル市のナ・ベクチュ市民健康局長は同日のブリーフィングで、「市民がソーシャル・ディスタンシングを積極的に実践しており、通行量などは引き続き減少傾向を維持しているが、減少幅が縮小しているのは事実」だとし、「ソーシャル・ディスタンシングを引き続き実践してくださるよう重ねてお願いしたい」と述べた。
ソン・ギョンファ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます