2023年6月22日(木)
マイナ運用停止を
紙議員 全容解明 総務相に迫る
参院本会議
日本共産党の紙智子議員は21日の参院本会議で、政策評価などの報告について質疑を行い、国民の声に耳を傾けない岸田政権の姿勢をただしました。
紙氏は、マイナンバーカードに別人の情報がひも付けられていた問題で、国民の懸念を無視し改定マイナンバー法を強行成立させたと批判。松本剛明総務相に対し、マイナンバーカードの運用停止と問題の全容解明を求めました。
また、マイナ保険証は、医療・投薬情報の誤登録が続いています。命にもかかわる問題を一方的にマイナ保険証に『一本化』してはならないとし、「来年秋の健康保険証廃止は中止すべきだ」と迫りました。加藤勝信厚労相は、「一本化」のメリットだけを強弁し、「来年秋に円滑に実施できるよう取り組んでいく」と国民の声に背を向けました。
紙氏は、10月に実施が狙われるインボイスについて、免税事業者への増税が、倒産、廃業に追い込むことにつながると指摘。中小業者や農家、文化人らが反対し、オンライン署名は20万人を超えたとし、生業(なりわい)、くらし、文化を壊す増税の中止を求めました。
また、東京電力福島第1原発事故による汚染水の海洋放出について、福島と茨城の漁連会長が改めて「反対」の意思を示したことや、政府が「関係者の理解なくしていかなる処分もおこなわない」と約束したことを守るよう求めた、いわき市議会の意見書を示し、海洋放出方針は撤回すべきとただしました。西村康稔経産相は、海洋放出ありきの風評被害対応を列挙するだけで、方針撤回に言及しませんでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます