niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

11月21日 田上町・椿寿荘の紅葉

2021年11月26日 | にいがた庭園街道

椿寿荘とは。ネットより引用。

大正時代、日本の五百町歩(500ヘクタール)以上の大地主の半数は新潟にあった。なかでも「千町歩」の巨大地主は新潟に5家を数え、田上の田巻家(原田巻家)も、そのひとつ。

田巻家は江戸末期、1300町歩、小作人2794人を抱えた。1897年、7代目当主が「不況で仕事のない小作人を働いてもらう」ために、当時日本三大名人の一人と言われた富山・井波の宮大工松井角平に依頼して建てた離れ座敷が、椿寿荘。建築に3年半を費やした。

屋敷は、建坪約140坪、ヒノキを使った重厚な寺院様式で、クギを一切使わず仕上げている。目を引くのは、随所に使われた銘木。樹齢800年の会津欅(ケヤキ)をふんだんに使った玄関と露縁。菊を透かし彫りした欄間のクスノキの1枚板。

圧巻は露縁のひさしのけたに使われた約20メートルの節ひとつない吉野杉。大阪から海路、新潟から信濃川をさかのぼって運ばれた。

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ここの前は何度も通過していて、古い立派な建物があるなぁとはわかっていたが、これまで立ち寄ることがなかったが、ローカルテレビで紅葉の名所として紹介されていたので、じゃあ行ってみようか、と。

新潟市中央区天野から信濃川沿いにほぼノンストップの県道1号線を辿ればそこはもう田上町。椿寿荘はすぐそこ。

駐車場に車停めると、すぐに紅葉がお出迎え。

売店で入館料払い、中へ。

薬医門

すると、首から身分証を掛け、小脇に資料を抱えたスタッフさんが、「これから6名の団体さんを案内するから、良かったら一緒に椿寿荘の説明をしますが」とのことで、ちょっと迷ったが、大人数ではないので同行することにした。

玄関前に柊の花が咲いていた。

尖ってない葉っぱがあるが、柊は、樹齢を重ねると葉っぱが丸くなるとの説明。まるで人のようでしょ?とのこと。

 

玄関の天井は、日本建築の古式を伝える組入天井。釘を使っていないが、耐震性も十分な強度があるとか。照明も大正時代からそのままとか。

 

客人を迎える絵。どの向きから見ても視線が客の方を向いてように見えるとか。言われてみれば・・・。

 

三の間から、上段の間を見る。

 

上段の間から三の間

この照明もオシャレだが、これは大正時代のものではない。一時期、わけ合って照明は蛍光灯になっていたことがあったが、これじゃああまりに・・・ということで、この照明に付け替えられた。そんなことまで教えてくれなきゃ、ああ、良いねぇ、で済んでしまうんだが(笑)

 

菊の透かし彫りが施されている欄間。

 

上段の間の床の間。掛け軸も立派なもの(だそうだ)

 

では、庭の紅葉を。

床の間の前に座り、座る場所をずらしたり、障子の開け具合で、自分の好みの画角で庭を眺めるのが風流なんだそうだ。

 

奥次の間の生け花も紅葉

 

廊下から

 

お庭に降りて

突然、玄関のほうから大勢の見物客が押し寄せてきた。退散。

玄関前にもまだまだ大勢。

脇をすり抜け、密から離脱。最後に振り返って

 

駐車場に戻ると、

なるほど、観光バスが2台。

日常が戻ってきてるね。

最後にもう一枚。

では、五泉市蛭野へ。

続く。

コメント (2)
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