今、友人と長瀞のキャンプ場にいる。便利な世の中になったもので、DoCoMoのハイスピードがあればこんな山奥でもブログを書いて送れる。友人二人はもう外で寝ている。一人はテントの中で一人はテントの外で寝ている。
私はゆうゆうと車の中でこのブログを書いている。
名前を忘れたが変な虫がいたので写真を撮った。草に紛れるともうわからなくなる。
ちょっと夜中に懐中電灯をもって森の中を散歩した。大きな道には電灯があるが、少しそれると深い闇が広がっている。いつも田舎とかの暗闇の中にいると思うことがある。それは人間の恐怖心は森などの深い闇の中反応するということだ。
暗闇の中で一人で散歩してみれば、私の言っている意味がわかるだろう。遠野物語とかに出てくる化け物たちは、今もちゃんといる。
この森の闇の恐怖は、夜、東京の公園をランニングするときに感じるものとは全く違う。そのときの恐怖はいきなり誰かに襲われないかという、頭のおかしい人間に対するものだ。
電気のない時代にこの暗闇は常に人間の日常だった。そこには神秘的な神々の世界がある。神々も日常的に存在していたのだ。この静かな暗闇の中でブログを書きながらそう確信する。