精神病院の浴室で、一人の患者が浴槽に釣り糸を垂れていました。通りがかった医者が、患者に声をかける。
「どうです、釣れますか?」
すると患者は答えた。
「釣れるわけがないじゃないですか。ここは風呂場ですよ」
医者が患者に冷や水を浴びせられ、思わず笑ってしまう話だ。
医者が考えている「すべての精神病者は頭がおかしい」という前提が問題であっある。
中には物事を客観視できる精神病者もいる。
この先入観というものはなかなか厄介である。
歳を重ね経験が豊富になってくると、物事に対する予測が容易になってくるが、その反面、先入観が強くなり物事を固定的に捉える。
小さい子供は経験が無い分、物事をありのままにとらえ、それを容易に受け入れる。