フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

恐怖の克服する方法 2

2010年02月07日 23時14分15秒 | 身体・健康・筋トレ

 前のブログで、恐怖を克服する方法は、「想像しないこと」と言った。
 
 今日のNHKスペシャルは、アルペン・ダウンヒルのスビンダル選手(ノルウェー)の優れた滑り方やその恐怖の克服の仕方について放送していた。なかなか面白かった。
 アルペン・ダウンヒルは急斜面の滑走路を160キロのスピードで滑っていく。滑っている人にカメラを付けてその映像を見ると、その怖さがよく分かる。

 スビンダル選手は以前、ジャンプの後、転倒し重傷を負ったことがある。彼の脳を分析すると、その事故の恐怖が脳の中に残っていることが分かっている。通常であれば、事故と同じ状況になると、危険を回避するためプレーにブレーキがかかるはずである。しかし、彼は恐怖を克服して、以前よりいいタイムを叩きだす。

 人は一分間におおよそ20回くらい瞬きをする。
 彼は事故と同じ場所を滑る時、ほとんど瞬きしない。視覚の情報を増やすことにより恐怖を克服していたのだ。
 つまり、多くの情報を入れて状況を把握し、身体をコントロールすることで危険を回避する。

 恐怖に対処する方法は大きく分けて二つある。
 見ないことで対処する方法とよく見ることによって対処する方法である。自分が怖いと思っていることを、無視ないしは逃げることで恐怖に対処する。そもそも自分が恐怖することを見なければ無いと同じでそれについて恐怖することはない。
 「想像しないこと」もそのひとつである。この方法は、対症療法的である。今、この瞬間にある恐怖を、緩和することを目的としている。

 それに対して、よく見るという方法は、根本的な問題を解決していこうとするやり方である。自分が恐怖している物事に対し、様々な情報を収集し、状況を分析することによって、自分の状態を把握していこうとする。
 この方法によれば、恐怖を根本から取り除くことができるだろう。

 どちらも、その時の状況によって使い分けていけば良い。

 

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最後の一個を残す

2010年02月07日 00時29分56秒 | 日々の出来事・雑記

 日本人というか関東の人が特にそうだというのを聞いたことがあるが、皿に何個か食べ物があって皆がそれを食べていき、最後の一個だけ残すという習慣がある。
 私は、せっかちではやく皿をさげたいから、サッサと最後のそれ食べる。そして、それが仕事みたいになっている。
 しかし、皆が残す気持ちが分からないわけではない。自分が最後の一個を食べると、まだ食べたいと思っている人がいたら悪いなぁという気遣いをしているのである。
 どうなんだろう、他の国の人もこのようなことをするだろうか。多分、自分が食べたいのかどうかが基準であって人のことはあまり気にしないのではないかと思う。この自分だけいい思いをしてはいけないという奥ゆかしいものの考え方は日本独特なものではないかと思う。

 

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