フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

酉谷山から日原へ

2010年12月05日 21時50分22秒 | 登山

 今朝、一杯水避難小屋を出て、酉谷山に向かった。よく寝たのだが、寒くて寒くてなかなか起きれなかった。そして、頭がボーっとしていて午前中のことはよく覚えていない。

  

 

  

 

 

 


 昭文社の2010年度版の奥多摩の地図では、酉谷山避難小屋は使用できないと記載されている。てっきり、ボロボロの小屋で使えないんだろうなぁと思っていたのだが、行ってみるとなかなか素晴らしい避難小屋だった。なんといっても、すぐ近くに水場があるのが良い。水は重くてかさばるが、持たないわけにはいかない。大体3リットルくらいは持ち歩いているのだが、水場があることが分かっているなら、一リットルで十分だ。そうすれば歩くのがずいぶん楽になる。今度、ここの避難小屋に泊まってみたいと思う。

 



 カップラーメンを食べるとき割り箸を忘れてきているのに気づいた。別にどうということはない。箸になりそうな木はたくさんある。まっすぐで箸になりそうな木を取ってナイフでシャカシャカと削って箸を作った。削っていくと、小さい芋虫みたいな虫が出てきた。アボリジニーなんかは喜んで食べるらしい。私も山に二日もいるとかなり野生化しているので、食べてみようかと口に持っていってみる。しかし、生で食べる勇気がない。そこで、沸かしたお湯の中にサッと湯通しして食べてみた。味はないが十分食べれる。今度遭難した場合、虫を食って生き延びれる勇気が出てきた。何でもやってみるものである。



  


 酉谷山の下りは、ミズナラの木が多く景色が他の場所と違っている。枯葉も多くて歩きにくい。しかし、水が豊富で本当に美しい。



  


 



 日原付近に来ると、大きな滝があった。小川の大滝というらしい。下の記述が読みにくいのでちょっと紹介する。


 地元では大昔から、男釜、女釜と呼称し、昼なお暗く渕の奥深く龍神が棲むといわれ、大昔奥山から伐木搬出に河川が利用された当時この渕に伐木が流れ着くと雨が降ると言い伝えられた。


 なるほど、龍がいてもおかしくないくらいの迫力のある滝だった。

 

コメント
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