昨日、新潟から中学の同級生が東京に来ていて、うちに泊まっていった。
最近一年に一回くらい定期的に会う。
彼と話しているとなんとなく子供の時に戻ったような気分になる。
不思議な感じだ。
ダウンタウンもそうだし、ほかの芸人も学生時代の同級生が多い。それはスーッと童心に戻れるからだろう。
だいたい、若いころは馬鹿みたいなことばかりやっているから、歳をとってもその延長でやっていける。
ただ、単に仲の良かった古い友人に会って話しをしていても、昔話ばかりでつまらないときがある。
だから、今、その人がどのように考え、行動し、生きているのかということも重要なのだと思う。
会話が楽しいというのは、彼自身が充実した人生を歩んでいて、魅力のある人間になったということなのだから。
私の考えていることをぶつけてみる。
そうすると同じように考えていることもあるし、意表をついたことを言うこともある。
自分の意見と違った場合、なるほどそういう考えもあるのかと思うのか、こいつぜんぜん分かっていないなあと思うのか、その差はその人間に対する信頼なのだろう。
借り物でないその人自身で考え抜いたその答えは、自分の意見と違っていても、力があるし納得させられる。
経験を通した独自の考え方を個性というのだし、それはその人が自分の人生を生き抜いた結果、生まれたものである。
ずーっと夜遅くまでしゃべりっぱなしで楽しかった。
そういう時間はなかなか持てるものではない。
ありがとう。