本を読んでいたら、「共感と同感は違う」と書いてあった。
同感は他人の考え方に対して自分も同じように感じることである。
これに対して、共感は他人の考え方や感じ方を理解しようとすることであるという。
共感は必ずしも他人の考えと同じように感じなくてもいいし、他人の考えを正しいものと認めなくてもよい。単に、他人の考えを理解することでいい。
なるほど。
共感であれば、敵対する相手に対しても、その立場になって何を考えているか理解することはできる。また、変わった文化を持つ人たちに対しても理解することは可能である。
違うものは違うものとして。
このような「共感」は敵対する相手とも和解が可能になるし、敵対していない相手の場合には共存が可能になる。
このような共感能力は、差別のない平和な社会をつくるために必要な能力である。