フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

あなたはあなたのフレームを使いましょう

2021年03月31日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

医者にこんな風に言われました。

「あなたはガンです。治療方法が二つあります。

一つは、一か月以内の生存率が90%です。

もう一つは、一か月以内の死亡率が10%です。

どっちにしますか?」

よく考えるとどっちも同じなんですね。

しかし、前者を選びたくなりませんか。

なぜかというと、言葉のフレームが違うからです。

前者はポジティブフレームで、後者はネガティブフレームです。

そりゃ、病気の時はポジティブのほうがいいでしょう。

このように、言葉の枠組みの違いで、

心理的に影響を受けてしまうことをフレーミング効果といいます。

このような考え方をもっと進めていけば、

同じ出来事について、どのように考えるか(フレームを使うか)で、

出来事の印象がずいぶん変わることになります。

エピクテトス(ストア派の哲学者)は言いました。

「あなたが望まない限り、誰もあなたを傷つけることはできない。あなたが傷つくのは、あなたが傷ついたと認識したときだけである」

「心を乱すのは、出来事ではなく、出来事に対する評価である」

たとえば、旅行に行くからホテルを予約したとします。

現地についたら、ホテルが予約されていなかった。仕方なくラブホテルに泊まった。

非難のフレームですと、ホテルの従業員を非難し、怒り狂うでしょう。

能力不足のフレームだったら、従業員の能力不足を憐れむことになるかもです。

笑いのフレームだったら、ラブホテルに泊まったことを笑いに変えて、楽しく話すでしょう。

逆境フレームは、この困難をどう乗り切っていこうか?と考えます。

僕はこの逆境フレームをよく使いますね。

僕は、よく松本人志さんの話をしますけど、

彼の話の構成でパターン化されている一つは、

怒りを笑いに変えるフレームだと思っています。

彼の話の中には、怒ったエピソードが多い。

彼は怒りの中に滑稽さが含まれているのを、よく知っています。

人ってよく見ると、怒ってるときはバカみたいでしょ。

それを笑いに変えるんですね。

例として、動画を張り付けておきます。

道の真ん中を歩いている人にクラクションを鳴らしたら、逆ギレされた話です。

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