アメリカの有名な心理学者で、マーティン・セグリマンという人がいます。
ポジティブ心理学の父と呼ばれている人です。
その人が悲観主義者と楽観主義者のことについて書いています。
悲観主義者は、悪いことは長く続き、自分は何をやってもうまくいかないだろうし、
それは自分が悪いからだと思い込む傾向にあるそうです。
それに対し、楽観主義者は同じような不運に見舞われても、正反対の考え方をします。
悪いことは一時的なもので、その原因もこの場合だけだと考えます。
すべてが自分のせいではなく、その時の状況とか、不運とかによるものだと考えます。
だから、悪いことが起こっても、めげません。
これは試練だと頭を切り替えて、もっと努力します。
悲観主義者の考え方の真ん中にあるのは、無気力感です。
現実を変えられないという気持ちです。
現実を固定的に考えているんですね。
厳しい状況は変わらないと。
しかし、楽観主義の人は、現実を流動的に考えています。
つまり、今は辛いことが続いているが、そのうち良くなると考えます。
状況は変わっていくと。
そして、自分自身でも状況を変えられると考えます。
状況を少しでも変えられる力があると信じているから、無気力になりません。
当たり前ですが、楽観主義はうつになりにくいです。
体も丈夫で、免疫力が高い。そして、なにより人生が楽しい。
いいことばかりですね。
楽観主義者になるポイントは2つあります。
一つは、悪い状況になっても、それは変わると信じることです。
もう一つは、自分には状況を変える力があると信じることです。
それだけです。難しく考える必要はありません。
強く信じてください。信仰のように。
あなたの人生は楽しく有意義になります。必ずね。