ボーンコレクター読了。
いつか読もう読もうと思っていた本である。予想通り、面白かった。
犯罪捜査の細部が詳しく書かれていて、その辺に興味のある人は、いいと思う。
私はそこまで興味がないので(笑)、あまりに細かいところは読み飛ばした。
この本も、先が気になって読み出したら止められない系の小説だ。
作品の中に謎と緊迫感がにうまく取り込まれている。
また、個性的なキャラクターがしっかり描かれていて、人間関係・信頼関係の変化も楽しめる。
最後は、あっと驚く展開で、かつホッとするいわゆるハッピーエンド的結末である。
ちょっと前に読んだクリムゾンの迷宮と対照的だなぁと思った。
というのも、クリムゾンの迷宮は、ちょっとだけ胸がしめつけられるような切ない結末だからだ。
この結末は、西洋と日本の昔話に由来するのかもしれない。
西洋の昔話は、最後に王子様をお姫様がくっついて、めでたしめでたしのハッピーエンドの結末が多い。
これに対して、日本の昔話は、雪女や鶴の恩返しみたいに、うまくいっていたのに、結局、別れてしまい、ちょっと切なく哀しい話が多い。
このような昔話の結末の違いが、現代の小説の結末にも影響している。
まぁ、どちらも悪くないが。
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