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本所おけら長屋 十四 畠山健二

2025-02-10 15:20:38 | 本 2025年

 

その壱 まつあね

松吉の姉だからまつあね

そのまつあねことお律

 

夫に死なれ江戸へ出てきて

聖庵堂で働く身

 

そこへ全身傷だらけの男が担ぎ込まれてくる

その男新吉は

斬られて持っていた二十両を奪われた

大恩ある人に恩返しをするため

どうしてもいるお金だったと

 

その話を聞いたお律は

持っていた二十両を渡してしまう

 

それは亡き夫が持っていた田畑を

売ったお金だった

 

松吉たちは騙されたと言うが

お律は彼を信じる

 

その弐 かたまゆ

 

お里と一緒に成戸屋に奉公しているお多喜

彼の亭主竹五郎は酒乱気味で

お多喜や娘のお智を困らせていた

 

そしてもう一人の酒乱の男が登場

阿波国徳島藩の藩士 若芽錦之助

彼は以前酒で失敗しているので

今は禁酒の身

 

貧乏旗本の三男坊と称して

長屋にやってきている

黒石藩藩主 津軽甲斐守高宗と

遭遇

その場で錦之助は

長屋の連中に酒を飲まされ

剃刀で高宗の片方の眉を剃り落してしまった

 

おけら長屋の万造と松吉は

錦之助と高宗を利用して

竹五郎を改心させようとする

 

その参 きれかけ

 

おけら長屋の裏手にある

金閣長屋

 

そこに住む権三郎とお清夫婦の娘

お菜美は権三郎と口論し

家を出ていた

 

そのお菜美が二年ぶりに

お腹を大きくして戻ってきた

 

どこで何をしていたのか

お腹の子の父親は誰なのか

何も話さない

 

そこでおけら長屋の連中が

動き出す

 

お腹の子の父親は

お店(たな)に奉公していた佐久助

 

今で言うパワハラにあい

店に行けなくなってしまった

 

佐久助に新しい仕事を見つけてきたのは

お菜美と幼なじみの

八五郎の娘お糸

お糸もまもなく子が産まれる予定

 

はたして佐久助は新しい仕事がうまくいくか

佐久助とお菜美は一緒になれるか

無事子は産まれるか・・・

 

その四 おみくじ

 

この話はお糸の子が産まれるまでの話

長屋の連中が本人たちより

浮足立つ

 

そんな中何かをしてあげたいと

辰次や金太が神社に安産祈願に行き

おみくじを引いて

お守りの中に

大吉のおみくじを入れてあげようとするが

なんと入っていたのは大凶のおみくじだった

 

そこには出産難ありと書かれているではないか

もらって落ち込むお糸・・・

 

そして子どもは逆子

 

さて無事産まれるか

これは少しファンタジー的要素あり

 

 

 


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