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本所おけら長屋 十三 畠山健二

2025-02-10 14:25:53 | 本 2025年

その壱 とりもち

だるま長屋に住む瓦職人の栄太郎は

万造の幼なじみでありながら

二人は相性が悪く

顔を合わせれば喧嘩が絶えない

 

その栄太郎が

今で言う仲人業みたいな

とりもち屋で

相手を引き合わせてもらうことになった

 

何度か断られ

四度目の相手お夕は

後家で子持ちで歳は上

 

相手はそれを引け目に感じ

断ってきたが

栄太郎は子どもの朝太とも仲良くなり

忘れられなくなってしまう

 

その仲を取り持ったのは

万造

なんだかんだと

からかったりしたが

ほおっておけない心優しい万造さんでした

 

その弐 よみうり

 

大店の隠し事などを

読売に書いて

商売をしている春助

 

おけら長屋の連中が常連にしている

酒場の三祐にその春助がやってくる

 

八五郎は

人は人様には言えない隠し事の

一つや二つあるもんだ

 

汚いまねや、人を陥れたというなら

書いてもいいが

昔のことを暴くのは野暮

知らない方が幸せなこともある

書かれた人の幸せを奪うことができるほど

おまえは偉いのかと

説教する

 

しかし春助は

人は本当のことを知るべきだと

読売が気に入らなければ

買わなければいいと

 

しかしその後

秘密を暴露された

大店の嫁が自害してしまう

 

その参 おいらく

 

おけら長屋の大家 徳兵衛

隠居の与兵衛

薬種問屋木田屋の主 宗右衛門

 

三人はこの世に悔いを残さないために

吉原に繰り出そうと意見が一致

 

しかし精力に自信がない

 

そこで薬種問屋の宗右衛門が

精がつく秘薬をあると

 

蝦夷の海にいる珍獣の

オスのイチモツを煎じて粉にした秘薬

夫の精力を増大させるので

名前は夫精(オットセイ)

笑うわ~~

 

さあて三人は吉原で楽しめたでしょうか

 

その四 ゆうぐれ

 

これは松吉の話

 

松吉は下総国の印旛の出

農家の跡取りの兄が死んだとの知らせ

兄には妻はいるが子がなく

年老いた父親は

松吉に帰ってきてほしいと頼むが

その父親も亡くなってしまう

 

跡取り問題

 

兄の嫁のお律は

早くに母親を亡くした松吉の面倒を

見てくれた

 

そのお律の今後のことも考えなければ

 

おけら長屋の連中の考えで

酒場三祐で働くお栄が

松吉の女房になる予定だという話を作り出す

 

それが瓢箪から駒?

 

 


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