季節がはじまって 髪の色を変えた
真面目な印象の 違う自分を感じて
春の終わりはいつなの 満開のハナミズキ
白い花びらを 雨が打って散らせるの
恋心のイメージそのままの あなたと口づけた
多分 僕は自分と出会ったの
互いの手をほどいて 手を振り合って別れた
あの日のあなたは なにに気づいたの
後悔が やさしい春の雨のように
感傷なんて あなたには必要ないの
僕の背を見送るあなたの視線を感じてた
あなたの「ありがとう」の言葉と笑顔が痛いほど
僕を後押しして 思わず振り返った
遅すぎた愛 あなたはもういなかった
振り返る愛 あなたはもういなかった…