やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

ふたりのスニーカー

2023-02-09 20:25:17 | ポエム
あのころは 若いキミが
白いシャツ着てブルージーンズ

あのころは 可愛いキミと
色違いのスニーカーを揃いで履いた

ペアルックは恥ずかしいからと
僕の希望で叶ったペアのスニーカー

「あなたも速く走れるわ」と
先に坂道を駆け上げるキミのショートヘア

あのころから いくつもの時を超えて
あのころのキミにまた 夢の中

あのころから わがままだった僕
別れたあの瞬間 キミはスニーカーで駆けて行った

涙を見せなかった あのころの無邪気さのまま
いま キミは別の誰かと幸せかい



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月光

2023-02-09 15:07:39 | ポエム
都会も月はとても美しい
夏に見た避暑地の綺麗な星々

あなたと見上げた満天の星空
僕が死ぬ間際まで忘れることはない

明日は気温も最低の落ち込み
雪から雨の予報は道を凍らすかも

ひとり歩きの街の風景
今夜の月は冷気で綺麗に輝くだろう
月のしずくが明日になれば雪になる
悲しい冬の情景 こころさみしさに
ささやいて 月光

気づけば息も白く小声になって
わびしい冬の情感 こころ虚しさに
照らし出して 月光


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機関車

2023-02-09 04:50:52 | ポエム
今日も真夜中 
僕を悩ます夢
起きても 
イヤなことに目をつぶって

僕は頭から怒りの煙を上げて
レールが無くなるまで 
無くなっても走り続ける
草原をひた走る
機関車

僕は頭から怒りの煙を上げて
レールが終わってしまうまで
終わってしまっても走り続ける
草原で走るのをやめる
機関車

誰もいない草原で 
ささやかな解放感
元来た道を戻るか戻らないか
僕の勝手

僕は頭から怒りの煙を上げて
レールが無くなるまで 
無くなっても走り続ける
草原をひた走る
機関車



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