今日は冷たい雪の日
なにもせずに部屋にいる
僕もいい年になって
いまだにひとりでいる
あなたは素敵になって
いまはきっと幸せ
何年も開かずにいる卒業アルバム
本棚の片隅に古ぼけた住所録
いまでも覚えてるだろうか
若い日々の僕等を
感傷にふけるなんて僕らしくないから
それでも想い出される あなたのあのころが揺れて
それでも忘れられない あなたの面影が揺られて
いまも胸の中にいる女性（ひと）
学生だった 懐かしいころ
冬にぬくもりが恋しくて
若すぎた日を想い出す
あのころの流行りの髪型の彼女
気づけば遥か 美しい日々
彼女を笑わせようとして
顔を崩しておどけたら
彼女がくすくす笑ってくれた
帰れない青春
口ずさんだメロディー
彼女がハモって歌った
笑顔が似合う彼女だった
可愛い笑った顔を見たくて
なにが僕等を別れさせたの
自由だった青春
忘れられない青春…
