晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

新年仏果山山行

2014年01月02日 | 
お正月は、めずらしく妻が「山に登りたい」というので、
いつもの仏果山に登ってきました。

今日はゆっくり目のバスで、野外センターから登り始めたのですが、
林道で、聞き覚えのある鳥の鳴き声がする。。。

イワヒバリ!? 地鳴きじゃなくて、さえずってる!?
そういうことってあるのかな??
さすがにモズやガビチョウが真似た感じじゃなかったし。。。

そして、双眼鏡を忘れる失態。ああぁ。

 *

登山道に入ると、妻がまず見つけたのがこれ。



なんだっけ?。ガガイモでもキジョランでもないな。。。
えーと、テイカカズラか!


スギ林の下にミヤマシキミの実が付いていました。





つぼみもいっぱい付いていた。花は春には咲くのかな。
仏果山らしい植物ですね。


こちらもいつものコウヤボウキ。



かわいいですよね。

標高がちょっとあがるとカシワバハグマも。



花の跡が…萼が花っぽくてかわいい。




ツルリンドウの実が残っていました。
冬もいろいろありますね。




日陰で発達していた氷。
最初は溶け残った雪が凍ったものかと思ったけど、
なんだか氷が生長したような感じですね。





氷華に近いのかな?




丹沢主稜の方はあいかわらずくっきりだけど、
関東平野側、海側は、霞んでいてあまり展望がよくありませんでした。
暖かかったしな。

いつもの場所で食べた今日のお昼はこれ。

「山のチーズカニ玉風雑炊」。

たまに見ている「山めし」ブログのレシピをいただきました。
山めし礼賛



焼き豚チャーハンおにぎりバージョン。



こちらは、昆布おにぎりバージョン。

めちゃめちゃおいしかったです。
決め手はセブンイレブンの「したらばチーズ」ですね。

バスの時間を見つつ、落ち葉にごろり横になって、のんびりする。
今日は本当に暖かくて、冬の低山歩きには最高の1日でした。




おお!? クマ剥ぎ?

さくっと降りて、帰宅しました。

妻は両膝が痛いと言っています……。。。






年末塔ノ岳点描

2013年12月29日 | 
年末の、穏やかな快晴の日曜日。
丹沢・塔ノ岳に登った。



大倉尾根のエビの尻尾。



地元山岳会も協力して植生復元を図っている。
播種・植えた草は、カモジグサ、マツカゼソウ、チヂミザサ、アザミ。



こいつが食わないのかな?



花立山荘の窓に海が映っていた。



大島が見えた。黙祷。



塔ノ岳山頂。一面の雪。



富士山もばっちり。



営業部長はストーブの前から動かず。

いい一日だった。

出張空撮

2013年12月21日 | 
ここのところ、ご多分に漏れず忙しい日々。
今週は九州出張もあって、かなりぐったり。

でも、出張が飛行機だったので、当然右列の窓側を予約して、
カメラを持って搭乗しました。



宮ヶ瀬湖とその右はいつも登っている仏果山。
→最近の仏果山登山



尾根から頂上が禿げているのは…塔ノ岳かな?
→今年の塔ノ岳山行



左の山中湖に向かって延びる甲相国境尾根。
→楽しかった縦走。2011年の冬か。



富士山はまだ雪が少なかったのですね。

うっすらと雲がかかってきました。



天気は今ひとつですが、いろいろ山が見えて楽しいフライトでした。

いつもの仏果山登山

2013年11月23日 | 
秋も深まってきたので、いつもの仏果山に登ってきました。
毎年何回か登っているのですが…、最後に登ったのは去年の年末ですね。

いつものように本厚木のマックで朝ご飯を食べて、
半原行きのバスに乗って撚糸組合下車。
登山者、まったくおらず。
やっぱり東から登るこっちのルートはマイナーなんだな。
マイナーというか、宮ヶ瀬湖側の仏果山登山口や土山峠の方が標高が高いから、
だいたいそっちから登るんですね、ふつうは。



登りはじめの人工林の下には、ヤブコウジの実がいっぱいなっていました。
ヤブコウジってクリスマスっぽい感じですよね。


頂上直下でイカルの群れに出会いました。





アカシデで思われるシデ類の果穂をちぎってタネを食べているようです。

ピチピチ、ピチッ、ピチッ、ピチピチッ

力強い嘴が、シデのタネを割る音が密やかに響いています。

ああ、これはいい音だ。
今日の登山はこれだけで満足。






今日もいい天気。
紅葉も上々。

頂上から土山峠に下ります。





これも毎度ですが…リュウノウギク?
稜線の岩場に多いですね。



紅葉の尾根を下り、ヒミツの場所に到着。





早め…というか、まだ10時半過ぎだけどお昼ご飯。



朝、セブンイレブンで買った「蒙古タンメン中本」のカップラーメン。
はじめて食べましたが、なかなかですね。



で、残った汁でおにぎり雑炊。うまし。
お腹いっぱいで、11時56分土山峠発のバスをめざします。



あっという間にバス停に着き、
バスに乗って、うたた寝をしているうちに本厚木駅。
ホームに上がったら、ちょうどロマンスカーが来たので、
さくっと特急券を買って乗車。

いつものようにケーキを2つ買って、13時半過ぎには自宅着。
気持ちのいい山歩きでした。








奥多摩紅葉山行で秘密兵器炸裂!?

2013年11月04日 | 
連休中日は、朝5時前に起きて奥多摩に行ってきました。



紅葉は標高1000mぐらいまで下りてきている感じです。





ミズナラはまだですが、カエデ類、サクラ類の紅葉が始まっていました。

同行の友人はあいかわらずセンサーカメラの回収をしていましたが、当然わたしはこれです!



ファイバースコープで樹洞を探すのだ!



木の割れ目も探すのだ!



木の皮の裏も!

狙いはコウモリ類とかヤマネとか……なのですが。。。



暗い樹洞で出ていた白いキノコ。。。なんじゃこれ。



左のはコウモリではあるまいか。心霊写真だな。
ちがいますな。



樹洞の主役、カマドウマ。
ヤマネもテンも、たぶんツキノワグマもコウモリも食べている感じ。
公開はされていませんが、友人が回収した映像には、さまざまな動物が樹洞に入ってきて、
カマドウマを補食する様子が写っています。

まぁね。あきらめませんよ、わたしは……。





小さなキノコとヤクシソウに癒やされました。

シカが鳴く尾瀬

2013年09月30日 | 
昼間から尾瀬ヶ原周辺の山々から雄ジカのラブコール(ラッティングコール)が聞こえました。
夜になると、本当によく鳴いていました。



今年は、ニッコウキスゲが食べられた…と報道されていましたが、
シカ問題が騒ぎになった10年ぐらい前は、ミツガシワなんかが食害の中心で、
ニッコウキスゲはまったく食べてなかったんですけどね。。。

今回はシカの姿は見えませんでしたが、尾瀬のシカは大きな問題ですね。

尾瀬ヶ原草紅葉山行

2013年09月29日 | 
尾瀬ヶ原に1泊2日で行きました。
鳩待峠から入って竜宮で1泊、白砂峠を越えて尾瀬沼から三平峠、大清水から下山しました。

天気が良くて、ほんとうに気持ちいい山歩きでした。
いろいろ見ましたが、とりあえず風景を。































年に1度は尾瀬ですね。
どの季節に行っても気持ちいいです(ただし平日限定)。

白い虹ははじめて見ました。
天気がいい朝に、朝靄が出ると見られるそうです。

お手軽谷川岳山行

2013年07月21日 | 
土曜日はめずらしく仲間たちと山に行きました。
メンバーは5人。うち2人は登山2回目という初心者なので、
お手軽にロープウェーを使って谷川岳に登りました。



なかなかの人手でしたが、天気もなんとなかって楽しい山行でした。



ウサギギク。



ニッコウキスゲ。



ギボウシは、、、何ギボウシ??



頂上をめざします。



今年は、全国的にコバイケイソウが当たり年のようですね。



ああ、縦走したい!




ああ、縦走したい! ひとりで!!(笑)



トマの耳からの展望。



さすがに登山者でいっぱい。
同行者がきつそうだったので、トマで耳引き返しました。
お手軽な感じですが、登った感があって、いい山ですね。さすが谷川。
今度は縦走したい!!

南アルプス花登山

2013年07月02日 | 
梅雨の晴れ間の週末に南アルプスの仙丈ヶ岳に登りました。
雨に降られず、高山植物いっぱいの楽しい登山になりました。



登山口である標高約2000mの北沢峠周辺は亜高山帯の花が咲いていました。



ツバメオモト。



キバナノコマノツメ…かな。



うん。そうかな?



コイワカガミも亜高山帯から高山帯にいっぱい咲いていました。



高山帯に上がると、それはもう!



大群落!



岩の割れ目からも!



キバナシャクナゲが盛りでした。キバナと言ってもけっこう白かったですね。



きれい。



イワウメ。クッション植物最高!
かわいいなあ。



オヤマノエンドウとか。



黄色いのはミヤマキンバイ。



忘れちゃいけないミヤマハンノキ。

いやー、やっぱり梅雨のころがいちばん高山植物がいいですね。
堪能しました。








山小屋の営業部長ミーちゃん

2013年05月20日 | 
先日、塔ノ岳に登って、山頂の山小屋尊仏山荘の名物営業部長ミーちゃんの写真を撮ってきました。



ミーちゃんです。塔ノ岳の山頂で拾われて(!?)もう13年だそうです。



ストーブの前が好きです。



人のヒザの上も好きです。

オスかメスかは聞くのを忘れました。。。



うるさいジジバ…いや、登山者を見張って…いや、見守っています。



若い男も好きなようです。メスなのか?



どこで寝ているかは謎です。その扉は布団部屋のようです。



山小屋に猫。不思議な取り合わせです。
また会いに行こうっと。


新緑の奥多摩の山でいろいろ見た(超絶長い…)。

2013年05月05日 | 
朝4時過ぎに起きて、
中央道から圏央道に入って日の出で降りて、一路奥多摩へ。
いやー、ずいぶんすいていたね。

7時前には友人と合流し、山に登った。



奥多摩はまさに新緑。



キビタキやヤブサメが鳴き、気持ちいい季節。

尾根筋を歩くと、まだ柔らかい緑色のウンコが。



さて…。
サルならもっと丸くなるしな。クマにしては細いしな。
中身は全部ミドリだしな……。



えーと、この葉っぱは…何スミレ???
この葉脈沿いが白いスミレがけっこうあった。
フモトスミレかなあ。



うーん、これは…。
この、花が咲いたときにくるりと巻いた葉っぱが開きつつあるのを見ると、
いつもスミレサイシンを思い出す。
日本海側の種類だというけれど、一応奥多摩にも記録がある。
ナガバノスミレサイシンにしては葉っぱがなあ……。
わからんなあ。。。




それにしても気持ちはいいけれど、この林床植物のなさは異常だな。
わたしが学生のころ、つまり25年以上前だけど、
そのころは、このあたりもまだササに覆われていたような記憶がある。
この先どうなるんだろう、この森は。




今年はブナの花がよく咲いていた。
秋には豊作になるかな? それだとクマも大喜び。
ブナの花は、各地でクマの好物と聞くけど、
今回、ていねいにブナの木を見ても、どの木も食べてる感じはなかった。
奥多摩のクマたちは食べないのかな?



終わった雄花が、風に吹かれて、
ぼたん雪のように、いくつもいくつも降ってくるのが印象的だった。
(写真はクモの巣に引っかかっていたもの)

 *

森の中で休憩をすると林床に目がいく。




ベニボタルの1種のよう。
オオクシヒゲベニボタルとかカクムネベニボタルかね。
櫛の歯状の触角はオスだそう。



でかいアリ。ムネアカオオアリかなあ……。





実生がいっぱい生えていた。
全部なくなっちゃうだろうけど。



おおっ、アミガサタケ!
食べないけど。


見上げると青い空。





なにやらチクチクチュクチュク鳴いている鳥がいる。
同行の友人が「コサメビタキとかエゾビタキじゃないかなあ」と。
おお、そんなの見たことない。
ようやく双眼鏡に入れると、白い腹はコサメビタキのよう。
おお、はじめて見た!

その後も何度か見かけ、ようやく写真に撮る。





小さくて、枝から枝へスイッて飛び回るので、
ピントを合わせるどころじゃない。
いや、~満足、満足。こんな鳥に出会えるなんて。


おっと、タヌキのため糞が。



友人が自動カメラを仕掛けていたので
いつかウンコをするタヌキの姿が見えるかも!?

おっ、このカエデの木のコブもね。



1997年3月29日の朝に、
ここにシュタッとモモンガが入ったのを観察して以来……16年!?


(当時のフィールドノート)

ずっと使っているかは謎だけど、少なくとも2007年以降は、
知人が押さえているので(リンクの下の方)、確かに長く巣穴として使っているみたい。



残念ながら最近は使っていないようだった。


ツツドリが近くにいて、すごい音量で鳴いた。おお、近い。
ああ、ビューンと飛んでいく。はじめて姿を見たよ。大きいね。



もう花が終わって、翼が発達しながらも、
まだ萼片も柱頭(?)も残っている不思議なカエデ。
見上げると……。



アサノハカエデかな。

ああ、それにしても盛りだくさん。エントリーも長すぎ。



意外と道がすいていて、帰りもすっきり。
いろいろ見て、友人といろいろ話して、いい1日だった。








風邪っ引き山行…

2013年04月30日 | 
確かに前日からちょっと調子が悪かったのです。
連休をよいことに、昼間っから缶ビールを飲んで、
いい気持ちでうたた寝をしたのが原因だったんだと思います。

翌朝、4時半に起きたときは、まぁ、朝も早いしな…と思っただけで、
とくに気にもせず、始発の小田急線に乗って、山へ行きました。

丹沢塔ノ岳。大倉尾根からさくっと登ってさくっと降りるつもりでした。

なんとか普通に登って、早めのお昼ご飯を食べて下山にかかったのですが、
なんか調子が悪い。脚ががくがくする感じで、だるくてふわーっとする。

最初は、脚力が落ちたのかと思ったですが、先週も先々週も登ったし、
そんな急激端に衰えるはずもないしな…。

帰りの電車に乗って気づきました。

あ、、これは熱があって、風邪を引いてるんだ…。たしかにそれだ。

ううう、危ないですね。
そういう体調の悪いときに登ったことはなかったのですが、
呆然として、判断力も落ち、ちょっとしたことでケガをしそうでした。。。
気をつけねば。





いっぱい生えていたナツトウダイ。
名前が分からず、トウダイグサ科のあれだよね…とずっと考えていて、
下山後に秦野ビジターセンターの展示で確認しました。
シカが食べないんでしょうね。群生という感じでした。



マメザクラ?は満開ちょい過ぎの風情でした。



富士山はつねに頂上の…上端だけが薄ぼんやりしている状況でした。



海を背に登る表丹沢は気持ちがいいですね。
登りでは、そんなに体調不良を感じなかったのですが…。



山頂。さくっと降りてしまいました。


お昼は、おにぎりはコンビニで買って、
おかずは前日の晩ご飯の残りを詰めてお弁当にしました。
妻が街に出たお土産に買ってきたまい泉のキャベツメンチカツと
ゆで卵、ブロッコリの茹でたの、青梗菜と油揚げの煮浸し、それにキムチ。
うん。なかなか楽しい。
日曜の山行ならではかな(土曜日だと、金曜日のおかずの残りというのが難しいのです)。



新緑がじわじわ登ってる感じが素敵。



これ! このテンナンショウ類!
じつは登りのときは、葉っぱがほんのちょっとしか出ていなくて、
ほぼ、縞々のキモイ状態だったのですが、3時間後の下山時には、
写真のようにすっかり葉が全部出ていました。
ああ、登りのときもちゃんと写真を撮れば良かった!
こんなにスピードが速いなんて!!



下の方でイカリソウも一輪だけ咲いていました。

【鳴き声を聞いた鳥】
アオバト(好き)、ツツドリ、センダイムシクイ、キビタキ、ヤブサメ、コガラ、ヤマガラなど


結局、帰ってきてお風呂入って、夕方の4時半には寝て、
寝たり起きたりしながらもずっと寝続け、今日に至りました。
熱は7度台ですが、なかなか下がりませんでした…。

今日も1日仕事で、夕方になってなんとなく熱は下がった印象です。。。




だれもいない山

2013年04月13日 | 
金曜日の午後からいつもの櫛形山に登りました。

春は、林道が開いていないので、
けっこう下の櫛形山森林科学館から登ることになりました。
普段より1時間半はプラスですね…。



アブラチャンが盛りでした。



バイケイソウが顔を出していました。
シカが食べないので増えているそうです。

途中、ふと見上げたら大型の猛禽2羽が舞っていました。
けっこう低い場所。白くて大きい。クマタカ??

日が傾いてきたのでサクサク登る。



すばらしき櫛形山ほこら小屋。
またごやっかいになります。
スタートの森林科学館から約2時間半ぐらいかな。
16時過ぎの到着です。



周りを散歩していたらシカの角を発見。
ちょうど今頃落ちるんですね。
いいもの拾った!



小屋でバーボンを飲みながら、
iPhoneに入れたkindleアプリで今西錦司を読む。



夕食はいつもの感じ。
アルファ米の牛丼とスープ。つまみ牡蠣の燻製の缶詰。

夜は7時過ぎにシュラフに入ってしまうが、
あいかわらず腰が痛いなあ。
タオルを丸めて腰に入れたりしたけど、あまり改善せず。。。
なにか根本的な対策が必要ですね。



翌朝は5時前に目が覚める。



今日もいい天気。静かな朝。

朝食は、参鶏湯のフリーズドライスープにおにぎりと
昨晩のつまみの残りの牡蠣を入れて雑炊にする。
うまいです。

荷物をまとめ小屋にデポして、さくっと櫛形山をピストン。





天然のカラマツ。台スギみたいになってます。

この山はサルオガセが多いですね。
盆地からいっきに上がるせいで、霧が多いのかな?





いつも食べられるんじゃないかと思うのですが。



山頂からは、今日も富士山がきれい。

7時半過ぎには小屋に戻ってくる。早々にお腹がすいたので、パンと野菜ジュースで2度目の朝食。

シカの角をもう一本拾って、ザックにセット。
かっこいい。



最初はもしかしたら昨日拾ったのとペアかと思ったけど、
両方とも右(?)の角。同じ4尖だけど、全長がちがう。

ふむ。

シカの角って、なんか片方ずつ落ちる印象がありますね。
昔、片角の個体を見たような。。。



登りでは気づかなかったところで富士山の展望が。
凛々しいなあ。。。



ツノハシバミの雄花が盛りでした。

何度も何度もカラ類の混群とすれ違い、
結局、9時過ぎに下山。

天気も良く、思ったより花粉もひどくなく、
そしてなにより誰にも会いませんでした。

1泊2日で誰にも会わない山。。。最高です。
この山は、原生的な自然が残る山…というわけでもないのですが、
動物は多いし、人は少ないし、いい無人小屋があるし、
ほんとうに最高です。楽しい山行でした。






森戸川源流遡行

2013年02月11日 | 
連休最終日、
どこへ行こうかいろいろ悩んだ挙げ句チョイスしたのは、
葉山の森戸川源流遡行。

森戸川は、葉山町の桜山あたり……横須賀横浜道路あたりを水源とする小河川です。
森戸海岸に流れ込んでいる川ですね。

源流遡行というとかっこいい感じですが、
まぁ、ハイキングですね。

山の世界には「ハイグレード・ハイキング」なる世界がありますが、
ここは……ミドルグレード・ハイキングという感じでしょうか?

細流を遡上して、藪を抜け、けっこう歩きました。





林道終点に車を止め、歩き始めます。なかなか雰囲気のいいところです。

川をのぞき込んでも魚とかは見えませんが、
暖かくなったら、水遊びがてらにいいかもしれません。

基本、スギの人工林と雑木林、シロダモなんかの照葉樹林ですね。
林床はシダとアオキが優占している感じです。
いずれも荒れた感じの林で、夏はサンコウチョウが来るそうです。
たしかにそういう感じの林ですね。



今回は、ふいに思いついたので地図を準備する余裕がなく、
iPhoneの電子国土活用アプリFieldAccessを使いました。
GPSもばっちり入ってなかなか頼りになりました。



途中から川を遡上しました。
水量が少なくて、ゴアのトレッキングブーツで充分です。





照葉樹林の小渓流というのは、なかなかこちらにはありませんが、
ボルネオとか対馬とか、そんなあたりの川を歩いている感じです。
右岸から左岸へ、左岸から右岸へ。なかなか楽しいです。



最後は川沿いではなく、急登の小径を辿って、ポンッと尾根道に出ました。
ここまで、歩き始めて2時間かかりました。



尾根筋に通る安心のハイキング道です。
ここからすれ違うハイカーが多くなりました。



木々の向こうに横須賀の港と海が見えました。



鉄塔のところでちょっと休憩して、アップダウンの続く尾根道を戻ります。



これは…タイワンリスの食痕ですね。
姿も2頭ほど見ました。



この写真の真ん中にフサフサの尻尾が見えるんですけどね……。
この個体は、ずーっとカッカッカッ…というかキャッキャッキャと鳴いていました。
警戒音でしょうか?



細かいアップダウンが続くなかなかの稜線です。
なかなか汗をかきましたよ。

林道終点に戻るのに、スマホの地図を見ながら下降点を探しました。
国土地理院の2万5000分の1地形図にはルートは載っていません。



かわいい手製の道標がありました。ここから谷沢尾根を下降です。
「17」番の番号看板が目印です。



これが、ちょっとひどいルートでした。。。



倒木の嵐です(涙)。
乗り越えて、くぐって、腐りかけの丸太橋を渡って、林道に戻りました。

結局、車に戻ったのは12時半過ぎでした。
行動時間約4時間で、ハイキングとしてはなかなか手強い感じでした。



林道にあった味のあるルート図に、
赤い線で今日歩いたルートを落としてみました。

稜線の乳頭山も地蔵山も、きれいにピークをはずしたコースでした。
また暖かくなったら行こうと思います。










丹沢のphotobookを作りました

2013年01月19日 | 
正月に西丹沢・檜洞丸に登ったのことで、
丹沢の主要な山にはほぼほぼ登ったことになりました。

再び丹沢に登り始めたのは2009年で、
3年ぐらいで10回か20回か登ったのかな。

まだまだ山はあるし、歩きたい尾根・稜線があるので、
丹沢行は続きますが、でも、ちょっと終わった感もあります。

記念にフォトブックを作りました。
写真をモノクロにして、おしゃれ系フォトブックにしてみました。









下手な写真でも、モノクロにすると、
それっぽく見えるから不思議です。