生きものの調べ物があるときに、
たまにJST(独立行政法人科学技術振興機構)の
J-GLOBALで検索して論文複写サービスを使います。
なかなか便利です。
以前はダンゴウオの産卵生態についての論文もここを通じて購入しました。
今回は多摩丘陵のタヌキの論文を手に入れました。
題名=
多摩丘陵におけるホンドタヌキの
下層植生構造に対する環境選択制に関する研究
研究者=
園田陽一・倉本宣(明治大学農学部)
掲載資料=
環境システム研究論文集32
料金=
910円(税抜き)/A4サイズのコピー8枚/送料込み
ということで、中身は端的に言うと……
多摩丘陵の雑木林で、タヌキがどういう下層植生の場所を使っているかを、
タヌキに発信器をつけて調査したものです。
ちなみに下層植生の調査は、GIS(Geographic Information Systems)を活用して、
電子地図っぽいことでデータ解析したようです。
結果は、タヌキはアズマネザサが茂った場所で休息し、
林縁などの藪や林内で餌を採っていることが分かりました。
当然のようで、でも、なかなか興味深いですね。
雑木林の管理放棄地の昆虫相・クモ類の多様性は、管理地より高く、
斜面放棄地は冬季も種の多様性が減少しない…という報告もあり、
タヌキの採餌場所として価値が高いのでは…という推定もしています。
ほほう。やみくもにササを刈ることが、
タヌキにとってどうなのか? そういう話ですね。
おもしろい!
たまにJST(独立行政法人科学技術振興機構)の
J-GLOBALで検索して論文複写サービスを使います。
なかなか便利です。
以前はダンゴウオの産卵生態についての論文もここを通じて購入しました。
今回は多摩丘陵のタヌキの論文を手に入れました。
題名=
多摩丘陵におけるホンドタヌキの
下層植生構造に対する環境選択制に関する研究
研究者=
園田陽一・倉本宣(明治大学農学部)
掲載資料=
環境システム研究論文集32
料金=
910円(税抜き)/A4サイズのコピー8枚/送料込み
ということで、中身は端的に言うと……
多摩丘陵の雑木林で、タヌキがどういう下層植生の場所を使っているかを、
タヌキに発信器をつけて調査したものです。
ちなみに下層植生の調査は、GIS(Geographic Information Systems)を活用して、
電子地図っぽいことでデータ解析したようです。
結果は、タヌキはアズマネザサが茂った場所で休息し、
林縁などの藪や林内で餌を採っていることが分かりました。
当然のようで、でも、なかなか興味深いですね。
雑木林の管理放棄地の昆虫相・クモ類の多様性は、管理地より高く、
斜面放棄地は冬季も種の多様性が減少しない…という報告もあり、
タヌキの採餌場所として価値が高いのでは…という推定もしています。
ほほう。やみくもにササを刈ることが、
タヌキにとってどうなのか? そういう話ですね。
おもしろい!