晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

え、えらいもん見ちゃいました!

2016年05月29日 | 生き物
今日は、某山に行ったんですがね、山小屋の仙人に「○○尾根を下りてごらん」とささやかれ、
予定を変更して、あるマイナールートを下りたんです。

で、ひどく荒れたヒノキ林で……。



んん?



んんんん?!

登山道脇に、これですわ!!



わわわわっ~!!!

た、托卵、托卵だあ!!!!!!!!


えーと、たぶんオオルリの巣に、ジュウイチが托卵したんですわ!!!!

んーと、青くて大きいのがジュウイチで、
白くて小さめのがオオルリかと。

コルリの巣に産んでいれば、もっと卵は似ているようです。



そそくさと、その場を後にしましたけどね。

いや~、マジとんでもないもの見ましたわ。。。。





仙人がくれた謎の地図。

奥多摩新緑山行

2016年05月29日 | 
5月22日に奥多摩の山に登りました。
取り急ぎタゴガエルの発見をお伝えしましたが、
今回一番気になっていたのはオトシブミです。

登りはじめの標高は1100mぐらい。



新緑真っ盛り。



ギンランが咲いていました。
奥多摩で見るのはじめてかも。

尾根を辿って標高を上げる。



イヌブナ。




けっこういいブナ。




新緑まぶしいホオノキ。

…そこに、いました。



待望のオトシブミ!? 腕がなに?! 力こぶ???



これは…下山後に調べたらオトシブミじゃなくて、リンゴコフキゾウムシかな?


んー、けっこう「落としてない文」はあるんだけどなあ。。。





ご本尊がいないなあ…。


めずらしくマイナーピークを踏む。




尾根道をぐんぐん登って、気持ちのいい広葉樹の緩斜面で昼食。



終わりかけでしたがツツジがきれい。




久しぶりに、アルファ米とスープキーマカレーのレトルトにコンビニゆで卵を入れてリッチなご飯。
食後にはコーヒーまで入れて飲みました。

と、上から落ちてきました。



なんだキミは?

じっと待つこと20分ぐらい?
ようやく死んだふりをやめて動き始めました。





んんー、さっきのとはちょっと違うような。
小さくて、ちょっと下半身ずんぐり…。コブヒゲボソゾウムシかな? 
ちょっと分かんないですね…。

結局、オトシブミを探したものの、全部ゾウムシってことですかね。


それにしてもこの場所、ウワミズザクラが多い。
そして、すべてのウワミズザクラにクマの爪跡が付いてる…。



まじで、全部のウワミズザクラに。



花を食べに登ったのかな???



森はずっとエゾハルゼミの音で満ち、心地のいい尾根道歩きでした。




いい山歩きでした。





ホトトギス初鳴き2016

2016年05月25日 | 生き物
今朝、家を出たときにホトトギスの声が聞こえました。
2016年の私的初鳴きです。
今年は気付くのが遅かったですね。

なんか山に行った22日の明け方にひと声だけ聞いたような気もするけど、
まぁ、寝ぼけていたかもしれないし。

【これまでの記録】
2008年=5月17日
2009年=5月27日
2010年=5月22日
2011年=初鳴きの記録なし。
2012年=5月25日
2013年5月22日
2014年=5月18日
2015年=5月15日


今朝のお客様 2016.5.24 のんびりガビチョウ

2016年05月24日 | 
今朝はガビチョウがやって来ました。



あー、最近暑いし水飲みたいよね~という感じです。



赤茶色のきれいな個体。

最初は、確かに水を飲んでいたのですが、
途中からなんと水浴びをはじめました。

草が生えてちょっと浅くなっているところをうまく使って何度も何度も。



10分ぐらいは水浴びをして毛繕いをして、庭に滞在しました。

多摩の黒豹も釘付けでした。

また来るかな?

タゴガエル見つけた!

2016年05月22日 | 生き物
五月晴れの日曜日。朝早く起きて奥多摩に行ってきました。

エゾハルゼミの声が心地よい尾根を歩いていると、
ちょっと下の方からカエルの鳴き声がしました。

カラマツの植林地の中に、湿地というか、水がほんの少しだけ流れているようなところから声がする。




最初は、ヒキガエルのリリースコールかと思ったのですが、近づいて気づきました。
これはタゴガエルの声だ。

いつものように土の中から聞こえる。。。
見えないんだよな~これが。

むむー。



この石をひっくり返してみると……。



あががががが! タゴガエルの卵が!
あこがれの…ゼッタイ見れないと思っていたタゴガエルの卵が!!



卵の下には親がいました。



かわいそうなんで、親とかは撮影せず、ゆっくりと石を戻して、
その場を後にしました。

いやー、びっくりしました。

こんなちょっとした湿地の小さな石の下にねえ。。。




山歩きの話はまた今度。

本日のお出迎えと新兵器 2016.5.18 

2016年05月18日 | 
新兵器を買いました。



オリンパスTG-4用の「フラッシュデフューザーFD-1」です。
待望の商品です。メーカーではTG-4用としていますが、まぁ、TG-3でも使えるようなので購入しました。
どうもTG-4には、本体にフラッシュの強さをコントロールするTG-3にはないモードがあるようで、
TG-4用としているようですが。

さて、今晩のお出迎えです。



アシナガオニゾウムシのメスですね!

さて、先日のオスの写真と比べてみましょう。



5月12日に来たオス

これはTG-3のLEDライトガイドLG-1を使い、深度合成モードで撮影したものです。


あああ、これはやっぱりぜんぜん違いますね!
この新兵器はいいかも! 当然、水中でも使えるそうですよ。

分からないオトシブミ

2016年05月16日 | 生き物
先週、奥多摩で大葉味噌巻きを見つけたわけですが、
ネットをウロウロしてもさっぱり分かりませんでした。



明らかに大葉味噌巻き。


で、早速これをゲット。




ページをめくるとこれが近い。



ファウストハマキチョッキリ。ファウストって何?

卵もそっくり。




が…違うのです。揺籃の形も葉っぱの種類もバッチリなのに違うのです。

本書によると、このチョッキリの揺籃は切り落とされないのです。

奥多摩では、明らかに切り落とされたのがいっぱい地面に転がっていたのです。

うーん、難しいなあ~。。

多摩川カルガモ親子

2016年05月15日 | 生き物
快晴の週末。だいたいダラリとしていたのですが、
アユがそろそろ遡上してんのかな…と思って多摩川へ。


ぜんぜん遡上してませんでした。

以上、終わり。




去年は5月10日に見に行ったんだな…。
もう遡上は終わったの?


カルガモの親子を見ました。



ヒナが5羽。



けっこう大きくなっていますね。


親が堰の上からブロックにひょい。







ヒナは誰もついて行けず…。


仕方なく、お母さんが戻りました。



「あんたたちはまだ無理なのねえ…」という感じ。






あそこなら行けるかしら…。






ほいっと下に降りる。



バラバラッとヒナたちも。


ぴょんと渡る → ×
落ちるように降りる → ○

…ということですね。




水に入ると、見違えるようにすいすいと。




一列に。



かたまりに。


かわいいなあ…。いいもの見た。


コアジサシも3羽ほどがぐるぐる飛んでいました。



初夏だなあ。


それにしても…イネ科の花粉がひどくて、
くしゃみ鼻水、目がかゆい…。

昨晩のお客様 待望のオス 2015.5.12

2016年05月11日 | 
春の嵐の余韻が残る昨晩。
こんなのがお出迎え。



これは…アシナガオニゾウムシのオスですね!

昨年の5月にメスが来ていました。

そのとき、「どうせなら脚の長いオスを」と書きましたが、
今年、ちゃんとオスが来てくれました。。。

確かに脚が長いなぁ。しかも、先の方がブラシ状。交尾のときに役立つんだろうか。

その穴には誰が?

2016年05月10日 | 生き物

「4月に行ったときにさ、30センチぐらいの黒い動物が穴の奥に消えていったんだよ…。
子グマかもしれなくて、母グマが近くにいる可能性もあるから、ちょっとやばいんだよね。
いっしょに行かない?」


先日の奥多摩は、友人にこう誘われたのです。
その穴は、かねてからセンサーカメラを仕掛けている岩穴のこと。

どうもそこに何かがいるらしいのだ。


その穴。






クマスプレーを手に、腰が引けてる友人。わたしは高みの見物…。

なにもいない……。まぁ、そうですよね。



で、カメラのデータをチェックするとどうもアナグマ先輩のようです。





これが! なぜか後ろ向きに、お尻から穴に入っていくのです。
上の画像は動画から切り出したのですが、すべて後ろ向きにノコノコ歩いてるのです。

現場で、小さいモニターで見たときはよく分からなかったのですが、
あとでPCでちゃんと見てみると、
落葉を前脚で集めて、それをそのままお腹の下に溜めて、
ザザーっと移動させて穴に入れているのです!

11月末と12月末のデータをいただいたのですが、多いときで4頭のアナグマが写っていました。
2頭はちょっと小さくて、子どもかもしれません。


穴の中はこんな感じです。



たしかに妙に葉っぱが溜まってるなあ…と思ったのですが、
アナグマ先輩が冬越しのために集めていたんですね。

いや~動画で見るとかわいいんです!!!



早くサイトを更新していただけないでしょうか?
というか、2015年は1年間更新してないじゃん。。。。

奥多摩けもの道



そういえば、近くには生々しいクマ剥ぎも。。。





この木にはカメラは仕掛けてなかったのですが、周囲には何台か仕掛けてあって、
その撮影データからすると、どうも5月に入ってからのクマ剥ぎのようです。
剥かれたばかりの生々しい材が印象的でした。



新緑の奥多摩散歩

2016年05月08日 | 
GW最終日の今日、友人の誘いがあって奥多摩某所に行ってきました。
いつものようにピークには登らず、新緑の森でだらりとしてきました。






新緑真っ盛り。
開葉は標高1500mぐらいまでですかね?



けっこうブナのいいのがあるのです。




まだ、開きはじめの葉っぱの隙間から林床に光が届いています。




チゴユリが咲いていました。




樹木の実生も多数。



足元を見ていたら、大葉味噌巻き(知らない?)が落ちていました(笑)。



オトシブミ類の揺籃ですかね。
なんか、折り返しがなくてただ丸めてある感じ。



中には当然卵が。2つありますね。
葉っぱはサクラかシデかという感じ。


もう少し登ると別な感じのも。



これはオーソドックスな感じですね。折り返しがあって、コロンとしている。
ブナの葉っぱかな?

うーん。なんだろう? 揺籃だけでは、当然同定ができない?



これもけっこう落ちていました。ブナの葉っぱが丸く切られているのです。



オトシブミの失敗作??? ちがうな。なんかの食痕かな???


見晴らしのいい場所でお昼ご飯を食べていたらいろいろ猛禽が飛びました。

が、さっぱり分かりません。








クマタカではないか…という案も出ましたが…。
2枚目は首が長いし、ハチクマ?

さて…。



行きには気づかなかったのですが、湿った場所で咲いていました。



うーん、葉っぱの切れ込みの感じはクワガタソウではなく、ヤマクワガタかな?


アオダモ…。何アオダモだろう?




んー、いつもに増して全体的に同定があいまい過ぎて未消化な感じですね。




おまけ。



顔の周りをしつこく飛ぶメマトイ(眼纏)をつかみました!
クロメマトイですかね? 涙をなめるそうですよ。




その他

エゾハルゼミ鳴き始め。
ウワミズザクラ開花



春はもう過ぎたのだ…。

2016年05月02日 | 生き物
2週間前に三浦半島の小河川に、ガサ隊の出撃を要請してシロウオを探しにいったのですが
いろいろ出たものの、シロウオは発見できませんでした。

2週間後のGW初日、再びガサ隊に出撃を要請して、
隣の川に行ったのですが、川への下降ポイントを発見できずまさかの敗退。なにそれ……。


結局、2週間前の川に移動。さて…2週間で何か変わるでしょうか?


えーと、デジカメのメモリカードを忘れた以外全体的に異常ありませんでした。
(以下の写真は本体メモリに…)


見られた魚

ヌマチチブ
シマヨシノボリ
スミウキゴリ
ミミズハゼ
クーちゃんにサイズが近いシーちゃん(あるいは色が付いたシーちゃん)がちょっと
ボラの幼魚




体側にクロオビがあるのですが、胸びれに燈色の帯があるので…ヌマチチブかな。




別の個体。うん、ヌマチチブはもう覚えたぞ。


おもしろかったのは、ウーちゃんサイズ、クーちゃんサイズがまったくおらず、
色が付きつつあるシーちゃんのみが少数いるだけでした。
みんな遡上したのでしょうか??


ガサ隊の1名が前よりも下流を攻めてきて、新しいのをゲット。



ヒナハゼ。




ゴクラクハゼだそうです。

うーん、シロウオはなあ…。
どの川に登り、どこで産卵するんだろうなあ…。
また来年かな。



お昼は海岸沿いの芝生でおにぎりを食べました。




みんなで河口の流れを覗いているとでかいカニが川を上っていきます。

早速ゲット!



おお、モクズガニですね。



腕の毛!






なんと卵を持っていました。

が…、が…モクズガニは海に降りて卵を産んで稚ガニが川を遡上するという
ウナギ型の「降河回遊」。

さて、この子は何しに川を上っていたのでしょうか?

汽水域をウロウロしてんのかな?


さて、シロウオ探索はまた来年ですね。







尾瀬クマ調査2016

2016年05月01日 | 生き物
全国的に記録的な小雪の今年。
尾瀬もその例外ではなく、例年よりも雪が1m以上少ない…という異例な事態です。

そのため、いつもはGWに行っていたクマ調査が前倒しになり、4月23日からになりました。


で……こんな感じですわ。



尾瀬ヶ原にまったく雪がない。。。


ちなみに去年のGWはこう。



いやー、どうなんってんの?
じつに62年ぶりの小雪だそうです。




当然池塘もマル開きです。
ゲンゴロウも泳ぎ、イモリも起きて(1匹だけ)、モリアオガエルが鳴いていました。




ヤマアカの卵も。







木道のウンコ(キツネ?)にはシータテハさんが。





確かに「C」。




いやー、秋みたい。


ミズバショウで有名な下ノ大堀もミズバショウが咲き始めていました。









ワタスゲの花も。




ニッコウキスゲかなあ?




ノビタキが来ていました。




これじゃあ、クマも見つからないなあ…。

わたしは、土日月と計12時間、みっちり、ねっちり定点をしたのですが、クマは発見できず。
去年は計17頭も見えたのに…。
シカやカモシカは普通に発見できたんですけどね~。

麓の季節も早く、山菜などが出始めているので、早々に移動したのではないか…ということに。

わたしは月曜の午後に降りてしまったのですが、
調査自体は、水曜までも続けられ、5日目にしてようやくデカイのが1頭発見されたようです。

いやー、難しいですね。


それにしても、この異常気象は、クマだけでなく尾瀬全体に今後どう影響が出るのかは要観察ですね。

去年、数多く見た1歳子が、二歳になっているので、傍若無人系のお年頃になります。
何もないといいなあ。。。。。


あ、土曜日には環水平アークが見られましたよ。






3日間で春が一段と進みましたよ。