晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

ダンゴ2017年冬

2017年12月31日 | 
あー、今年はふつうにいました。
何匹かいましたがどれも10~12mmぐらいかな。



昨シーズンはどうしてあんなにいたかったんだろう?


ウミウシ的には、
タツナミガイ、メリベ、フウセンウミウシ、アマクサアメフラシぐらいかな。






シュノーケリング2017_ラウンド2

2017年07月24日 | 
いやー、日曜日は風があって、うねりのせいで海中をチリが舞って悪条件でした。
朝早く起きて頑張ったんですけどね。

5時半自宅出発。6時半ガラガラの駐車場着。
海沿いを散歩後、7時デニーズで朝食。8時海に…という完璧な流れだったのですが…。






大きな潮だまりにイワシ?の群れが入っていて、
ぷかぷか浮いていると後ろからサーッと群れに追い抜かれて、
なかなか感じが良かったです。

これはチョウチョウウオでいいのかな?





ここ数年、ソラスズメは見ませんね。

こちらカエルウオ先輩。いつものように岩をコシコシしていました。





ヘビギンポもいいころのようでしたが、
少し粘ったのですが、産卵行動は見られませんでした。
どういう産卵行動か知りませんが……。




さて、ウミウシ…。



アオウミウシが交接していました。
ちょっと交接部?をアップに。



ここで精子嚢が交換されているんでしたっけ?

クロシタナシウミウシも交接中。そういうシーズンなのかな?



いくつか卵も。






最後に岩の下でツツイシミノウミウシを発見して、11時には海を上がりました。




んー、今年はもう一回ぐらい行きたいなー。

シュノーケルはじめ2017

2017年07月09日 | 
暑いですね。大潮なのでいつもの三浦の磯に行ってきました。
9時過ぎに付いたら駐車場はすでに一杯で、やばかったです。
夏はもっと早く行かないといけないですね。。。

さて、天候もよく、最干潮まで2、3時間はぷかぷかしていました。



キヌバリ。いつも見かけますが、数がかなり多かったですね。



カワハギの幼魚も多めな感じ。



ヘビギンポのメス。けっこうお腹が大きいのがいました。



お約束のナベカ。ともすると寄ってきます。



いちばんきれいだったのは流れ着いたホンダワラに付いていた2匹のイシダイ。










ガンガゼ。




さて、ウミウシ。


ダイダイウミウシかな?



オトメウミウシ


今日のハイライトは極小謎ミノです。

pawさん教えてください!!









(翌日の追記)
pawさんに教えていただきました。
「ユビワミノウミウシ」
…ということで、前にも見たことあった…ことになってるな。
2010年2月。真冬の夜の観察だな…。

(追記以上)

あとは、アオ、メリベ、ミノウミウシ、オカダ、キヌハダあたりと少なめでした。



それにしても磯はけっこう変わってきましたね。。。
ウニが多くて、いわゆる「磯焼け」的な感じです。
今後、どうなっていくんでしょうか?

新年の海

2017年01月03日 | 
新年はのんびり海辺を散歩。
いつもの三浦半島。




いい天気でした。




白黒のネコが新年のあいさつに来ました。




潮だまりにはブドウガイ。


おもしろかったのはこれ…。



いやー、なんだかわかりませんね。
デジイチを持っていけば良かった。コンデジでは遠すぎてなにがなんだか…。

磯で、ユリカモメとおぼしきカモメが騒いでいて、なんだろう?と双眼鏡で覗くと、
どうも、ウミアイサとユリカモメが混じって魚でも追っているみたい。



よくよく見ると、磯にはクロサギ(○の)もくっついていて、
これはまさに「混群」なんですね。
今にして思うと、カンムリカイツブリもいたような気もします。
ああ、本当にデジイチがあったら…。

みんなで磯沿いを移動していきました。



あとはこれ。





ハマボッスかな?
まさにクッション植物。好きなタイプ。
海辺の崖地はひとつの「極地」なんだねえ…。




イソギクの花も。




いいお散歩でした。





no no dango 2016

2016年12月30日 | 
ノー……。

年末の大潮。風は多少ありましたが、潮良し、透明度良し…。

ノー……。




ミドリヒモムシ。






スナビクニン。幼魚かな? どれも3cmぐらい。




フウセンウミウシ。久しぶり。




アカエラミノ。


その他ウミウシはネズミ、クモガタ、マダラ、メリベ、カメノコフシエラガイ、アオ、タツナミガイ。



ウミユスリカ発生。
ハオコゼ、極端にいなくなった。
ヒトデが目立ったなあ。
タコ! タコは10匹以上いた。タコナイトだった。

そして、no dango。まじで2016年は昨冬シーズン含めてno dango。
なぜだ~!

今回は、かなり広域に探したんですけどね。

砂が多い。ウニも多い。磯が変わっているのか!?

ダンゴと海水温2016

2016年12月11日 | 
ということで、11月下旬、12月10日とダンゴを発見できなかったわけですが、
「今年は暖かいし、海水温も高いんじゃないかな…」などと、
発見できないことをそれっぽく言い訳しておりました。。。。

で、いつもの海水温。

いつもの「神奈川県水産技術センター海況図データベース東京湾口海況図」で荒崎の海水温をチェックしました。

で、いつものこれ。



はい。ま、例年通りの感じでしょうか?
赤くて太い線が2016年です。ほぼ、2015年と同じ推移ですね。

さて。。。


①発見できないだけ。←いや、かなりねっちり探していて、それはない(…と信じている)
②環境が変わって、微妙に別の場所にいる。
③環境が変わって、この磯にはいない。
④荒崎の海水温とここの海水温は連動していない。

んー、②かな。


感覚的ですが、

①砂がかなり入っている
②それによって生物相も微妙に変わっている

というあたりが状況証拠です。
さて。。。

no dango

2016年12月11日 | 
忘年会続きでぐったりで、二度寝、三度寝の土曜日。
でも、12月も10日だし、そろそろじゃね? ということで重い体を引きずっていつもの三浦の磯。

風が強い。中潮の磯。




妻が発見。マメダコ。かわいい。見るのは2回目かな。


今回、ちょっと気にしていた小さくてふわふわしたもの。





んー、これは目的のじゃなくてヒドロ虫かな。


前回と同じくミスガイが多い。



2匹くっついている…。交接??



眼点が見えるきれいな個体。




ちんちくりんだけどツヅレ?

その他のウミウシは前回と変わらず。
タツナミガイ、クモガタウミウシ、クロシタナシウミウシ(マダラタイプも)、ネズミウミウシ。

noアメフラシ系、noブドウガイ、noウミユスリカ、no dango……。
計5人でかなりねっちりねっちり探したんだけどね。

とにかくハオコゼが多く、あとミスガイも多いな。やっぱり環境が変化しているのかな?
この冬の海水温をあとで調べてみます。




イソギンポに慰められました。

ダンゴはまだか~2016年冬

2016年11月27日 | 
昨日は潮もそこそこだったので海に行きました。
ダンゴはいませんでした。以上(笑)。


多く見かけたのはクモガタウミウシ。



しかも、みんなでかい。




ミスガイもけっこういたなあ。


これはなんだ!? ホンクロシタナシでもないし…と、妻を呼んだら「ヒラムシじゃね?」。



あー、たしかに。



ヒラムシだね。。。




久しぶりに見た「乾いたミカンの皮」。ネズミウミウシ。

あとは、クロシタナシ、アオウミウシ、タツナミガイ多数、ツヅレウミウシぐらいかな。




いつものように、ハオコゼが死ぬほど多い。なんでこんなに多いのか?






ドロメかな?





ガンガゼの肛門って不思議ですよね?


なんか磯は、孵化したばかりの何かの稚魚とか、エビも小さいのがいっぱいいて、
生き物で満ちあふれている感じでしたよ。

ダンゴはまだかなあ…。。。



久しぶりの海と久しぶりのブログ

2016年08月21日 | 
いやー、この夏は体調も悪く、仕事も忙しくてなんだかひどい感じです。
お盆も過ぎて、ようやく海に行けました!

意外と天気も良く、台風接近中の割にはたいして波もなかったですね。




これ、中の人ははじめて見ました。
エゾカサネカンザシでしょうか?




砂地で妻が発見。ツベタガイの卵。




今回はあんまり近寄れなかったカエルウオ。






一方、妙に近寄ってくるヘビギンポのメス。
なんだろう? グローブの赤と黒の白のストライプだったので、
それがライバルのメスに見えたのかな?




ウミグモ??



さて、ウミウシ。




夏の定番ヤツミノウミウシ。小さいよ。






これも夏の定番かな。ハクセンミノウミウシ。小さいよ。




サイズがまともでうれしいイロミノウミウシ。


で、妻が「これウミウシかな?」と小さくて茶色の物体を発見。



写真を撮って、帰ってから確認すると…。
あれ、確かに茶色のはウミウシだけど、左にもいる!?
あれれれ! 左のはゴマフミノウミウシ!?
あれれ? これって私的初確認種かな!!!

で、右のは? クロシタナシの小さいの?? うーん、わかんないな。




ミヤコウミウシ。





あぁ、こういうドーリスって分かんないよな?
pawさん!!!! なんですか?


きた~!!!!





ニシキツバメガイ!!
久しぶりに発見しました。昔見たのよりずいぶんと小さいな。
記録を遡ると、2003年~2005年の3年間、だいたい9月、10月に見てますね。
じつに10年ぶりということか?

【その他のウミウシ】
キヌハダウミウシ、オカダウミウシ、シロウミウシ
あいかわらず、ムカデミノとアオウミウシがいない。。。。


おまけ。



カゴカキダイの縞々って真上から見るとこうなんだ…。


ヤバい…

2015年12月28日 | 
うーん、確かに土曜の夜中、海でダンゴを見ていたときに胸のポケットに入れていたiPhoneがブルブル言ってたんだよな。

東京湾を震源とする地震だったんだ…。



揺れを感じなかったし、まぁ小さい地震だったみたいだけど、ヤバいなぁ。夜の海で地震は…。




ダンゴウオとシロウオの夜 ←アユと判明…

2015年12月27日 | 
12月末。満月、大潮の週末。
当然、ダンゴだーと妻とその友人の3人で磯に行きました。

ちょっと早めに海に着いたのですが、かなり波がある…。
潮もそれほど引いてなさそうだったので、下見がてら海岸に歩いて行くと…


ゴーーーーーー!!


風が! 風が!! 前に進めないほどの爆風が吹いている。



ぎゃははははは!! 前に、前に進めない!!!


…どういうわけか大爆笑。。。



いや~、これはしんどいから、ちょっとコーヒーでも、ということでデニーズへ退散。。。



21時半ぐらいまでデニーズでグダグダして、再び海へ。
あいかわらず風は強いものの、潮は充分に引いていたので磯に降りる。


海面にさざ波がたって、潮だまりもなかなかうまく見えない…。
先月ダンゴを見つけたいつもの潮だまりも、丹念に探すものの発見できず。


んー、厳しいなあ。


少し深めの水路に入って探してみると、ライトの明かりにちょろちょろ寄ってくる細長い魚が。

イワシじゃない。前にもなんか見たあるな……。

箱メガネでちょっとすくってみる。





ちょろちょろとしてまったく写真は撮れず。。。
ウナギの幼魚、、なんだっけ? シラスウナギとか思ったのですが、これはシロウオかな? シラウオじゃない方。

いや、これはアユだな!(笑 ) 3年後の追記





家に帰って、最新の図鑑を見ると、たしかにシロウオのよう。


だからアユだな!



ええ、淡水魚の図鑑で調べました。この図鑑、最高ですよ。


シロウオはハゼ科なんですね。


海岸線が入り組んだ、波の穏やかな透明度の高い沿岸部に生息する。

(中略)

遡河回遊魚で、1~5月頃、河川に遡上して石の下に巣を作り産卵する。



おおおおっ、川を上るんだ! んー、この透明なまま石の下で産卵するのかな?
ちょっと見てみたいな。やばい、次のテーマかも…。


そうこうしているうちに、忘年会でのアルコールを拒否してまで夜の磯に飛んできた友人も合流。


その直後、妻が「いた~」とダンゴを発見。ということで、その友人がダンゴを連れてきた感じです。

今回もまた浅い潮だまり。




赤いの。岩とそっくりな色。大きさは、それほど先月とは変わらない印象で、12mmぐらいの感じ。


4人で観察していると、「あ、もう1匹いる!」と遅れてきた友人が発見。






今度は緑。




かわいいなあ。


友人は、自ら「おれはダンゴウオの天使だな。ダンゴに好かれてるんだよ」と訳の分からないことを言い始めました。
中年のくせに~(笑)。
まぁ、先月、初の11月のダンゴ発見もその友人がいっしょだったので、“持ってる”のかもしれません。




結局、23時半過ぎまで観察して引きあげました。









(その他)

ウミウシはさっぱりおらず。タツナミガイと小さなアメフラシぐらい。




そういえば、ウミユスリカもいなかったなぁ。
















わかった! シロウミウシヒラムシ

2015年12月02日 | 
今日、本屋でヒラムシの図鑑を買いました。



まぁ、中を開くとほとんどが◯◯属の1種となっていて、さすがにどうかと思いつつ、それがいまのヒラムシ分類の現状で、撮れちゃったからまとめました…ということなんで、しょうがないなあ…という感じ。


でも、買っちゃうよね? すぐ絶版になっちゃうかもしれないし。

それでもおめあてのものが、ちゃんと載ってました!
2010年に見つけてシロウミウシヒラムシと勝手に命名したやつです。



これ。


ニッポンニセツノヒラムシだそうです。

これがわかっただけでも3200円の価値がありました!

名前がわかるってすばらしい! じつに5年目の同定です。


それにしても…これに限らずウミウシに似たヒラムシが結構いますね。そのことに気づいたことも、この本を買った意味がありました。

それにしてもどうしてなんだろう?

ダンゴと海水温

2015年11月30日 | 
11月にはじめてダンゴウオを見たわけですが、
10月、11月は、陸上は記録的な暖かさだったというけれど、
海水温はどうだったのか? 

いつもの神奈川県水産技術センターの東京湾口海況図でチェックしました。
近くの荒崎の水温です。




赤が今年です。11月1日から12月15日までがグラフになっています。
まぁ、べつに特に水温が高いわけではないのですね。

海水温は、、、陸上の気温だけじゃなくて、黒潮なんかの影響を強く受けるんだろうから、
どういう動きになっているんでしょうね?

ちなみに赤丸がダンゴ発見日。

過去の「ダンゴウオと海水温」の整理はこちら。

今回は「18度でダンゴが浅瀬にいた」ということになります。
ま、一例なんでなにがどう言えるものではありませんが…。


11月の海、いろいろ。

2015年11月29日 | 
11月の初ダンゴにヒョウモンダコと興奮の一夜でしたが、
ほかにもいろいろ見えました。



クロシタナシウミウシ。




いっぱいいたのは、カメノコフシエラガイ。
こんなに見たのははじめてですね。10匹や20匹はいたような。




最初なんだろうと思ったけど、
写真も撮ったらミドリアメフラシかな。

ほかのウミウシは…タツナミガイ多数、メリベにクモガタ、あとは、、、ヤマト的なにかぐらいでした。


季節柄タカラガイもいました。





この貝殻の模様からすると…ハナビラタカラガイ?


ふつうのマダコも4~5匹はいました。
みんな小さかったですね。



行動的にも魔王とはずいぶん違うことが分かりました。
マダコくんたちは、人に見つかるとサーッと逃げていくのですが、魔王は逃げないのです。

んー、どうかな? 単に泳いで逃げないだけなのか、でも、逃げなかったかな。



逃げない魔王。



これもはじめて見た。



ミドリヒモムシ。
長くて緑。50~60cmはあったかな。

紐形動物門無針綱リネウス科…。なんじゃそりゃ!?





あと、ハオコゼがいっぱいいました。


今シーズンはいい滑り出しです!

速報! 11月の初ダンゴと驚愕の魔王降臨!!

2015年11月29日 | 
いやー、ここ数年課題だった「ダンゴウオがいつ浅瀬に上がってくるか」問題ですが、
今年、新たな扉を開けました!!


いたのです。11月28日、大潮の真夜中!









ダンゴ玉径が約1cmとさすがにこの時期は小さいです。


去年は12月6日が最初の発見でした

発見できたのはこの1匹でしたが、大満足です。

今回は水温計を忘れたので、実際の海水温を測りませんでしたが、
手を突っ込んだ感じだとけっこう温かくて、どうなんだろう?
また、いつもの海水温データを見てみるか






そして…そして、その後、なんと驚愕の磯の魔王が降臨しました!!




妻が、「あ、タコ…。何ダコ??? あれ、これって!?」と声を上げました。






ええええ! まさか、これって、ヒョウモンダコ!?







ぎゃー!!! 確かにこれはヒョウモンダコだ!!
このコバルトブルーの模様はなに!!! 

すげえ!

こんな時期の夜の磯で!!

真夜中の磯に驚愕の叫びが響きました。



いやー、今晩はすごかった。

その他の生き物はまた今度…。