土曜日は、家の窓を拭いたり、妻の実家に行ったり、
もろもろそつなくこなし、日曜はひとりで山へ。
どこに行こうかと思ったのですが、今年はなんとなく東丹沢を攻めているので、
大山(1252m)へ。
春に隣の三峰山に登ったのですが、どうせならそれをつなげるようにと思い、広沢寺温泉から不動尻、
唐沢峠から大山を目指しました(いや、正確にはつながってないんですけどね。三峰山と唐沢峠間が)。
7時前の小田急線に乗って、本厚木まで。駅の近くの吉牛で豚丼を食べて、8時のバスで広沢寺温泉へ。
全部、パスネットで行けるのが、なんだか不思議な感じです。
広沢寺温泉からは、誰もいない林道をひたすら不動尻へ。誰ひとりいませんでしたね。
ひとり黙々と林道を歩きました。
フィ、フィ…と鳴くウソを見て、お腹がちょっと赤くて、もしかして山から下りてくるウソじゃなくて、
シベリアから渡ってくる亜種アカウソかな、、、と思いつつ、
ああ、シベリアかシベリアかと、ひとり歩きの妄想がはじまります。
数年前に奥多摩でアカウソの死体を拾ったことがあって、
一緒だった人が、「鳥インフルのことがあるから、触らない方がいいよ」みたいな話があって、
ああ、鳥インフル、鳥インフル。
鳥インフルといえば、出水のツルたちは大変なことになるかも、、、そもそもシベリアで繁殖するツルたちが、
環境収容力の足りない日本で越冬するのに、餌付けという手法に頼ってしまったために、
一段と鳥インフルの感染と拡大が危惧されるわけで、、、。
ああ、そういえば、カモしろハクチョウにせよ、同じだよな。
瓢湖とか、鳥インフルがはやったら地獄だな。。。絶滅だ絶滅だ。
ああ、渡り鳥と環境収容力といえば、今年、三峰登山で見たサンコウチョウとかの夏鳥は、
東南アジアの熱帯雨林の伐採で減っているという説があったな。
ああ、でも
『捕食者なき世界』を読むと、ちがう要因の可能性だってあるよな。そもそも日本の生態系もいびつなんだし。
ああ、そう考えたらソウシチョウとかガビチョウとかの外来鳥類だって、
単に移入されただけじゃなく、それを受け入れるような生態系があったわけで、
それは、あるいびつさが前提だった可能性だって、、、否定できないよな……。
……と、連想ゲームのような妄想が炸裂しているうちに不動尻に到着。
そそくさと登山道に入り、結局、唐沢峠まで、誰にも会いませんでした。
登山道には霜柱がいっぱい立っていました。
春に登った三峰山が目の前に見えました。
大山の手前でお昼ご飯。
いつものようにお湯を沸かして、どん兵衛のリフィルにサトウの切り餅を加えて、
いつものように満足満足な感じ。
稜線にでると展望がよく、左には江ノ島、三浦半島が見え、
右には真鶴半島や雲のかかった伊豆半島が見えました。
大山の山頂は、さすがに人がけっこういました。
奥の院でお参りをして、見晴らし、日向薬師経由でそそくさと下りました。
よく歩きました。