晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

今週のkouchaの教え

2012年02月28日 | 
わたしは基本的に落ち着きがありません。会社でも、なんとなく立ったり座ったり、フロアをうろうろしたりしています。自分で言うのもなんですが、まるで「動物園の檻の中を右往左往する神経質な痩せたキツネ」のような感じです。

この前の磯観察も、うろうろして観察にまるで一貫性がありません。ダンゴがいそうなオーバーハングで、ファイバースコープでのぞくのに適度な水深…というのは、あるようでなかなかありません…というのが言い訳ですが、単に日和見主義的なのです。

主義というと、カッコよさげですが、たんにいい加減なだけです。

あっちの水脈筋を見て、こっちの潮だまりを見る、ぼーっと遠くを見ては、GENさんやpawさん&koucha師匠に変化はないか、どこにいるのかとキョロキョロ見たり……。

一方、koucha師匠。動きません。動かざることスナビクニンのごとし(誰にも伝わらない表現)。

ほとんど潮だまりの前で四つん這いで、顔が水面ぎりぎりにあります。今回も、ホントに小さな潮だまりからどんだけのウミウシを発見したか(こっちをご覧ください)。しかも、コマユなんて、2mmとかそんなんですよ!? 「ここにいますよ」と言われたって分からないんですから。老眼のせいだけとは言い切れません。



■今週のkouchaの格言

一 目の前の小宇宙を観察せよ。そこには無限の生命が息づいている。

  by koucha powered by nishimeganezaru



見れば見るほど潮だまりの生物には限りがありません。一度、ひとつの潮だまりで、何種類の生物がどれだけいるかちゃんと数えてみたいです。





ハイエナたちの宴

2012年02月26日 | 
ハイエナはね、本当はちがうんですよ。エサを横取りするっていうけど、それは誤解なんですよ。

なんだっけな、昔書かれたとっても有名な研究本があって、実際は夜のうちにハイエナが狩りをして仕留めた獲物を、明るくなってからライオンが横取りしちゃうんです。逆なんです。

ハイエナは悔しいから、獲物をむさぼるライオンの周りをぐるぐる回って、ちょっかいを出すわけです。それを、見た人間があいつは汚いヤツって誤解しちゃったんですよ。

だからね、「ハイエナのようなヤツ」っていうのはまちがいなんですよ。動物学的に「ハイエナのようなヤツ」っていうのは、器量はパッとしないけれど、夜のうちに一生懸命努力して成功を収めるものの、ライオンとかいう偉そうなヤツに横取りされちゃうという、かわいそうなヤツなんですよ。

あぁ、21世紀がずいぶん過ぎたけど、いまだにハイエナは、ハイエナはねぇ、はぁ、はぁ……。





で、昼の磯のハイエナたち。



koucha師匠の獲物にたかるハイエ…ライオンたち。なんでドライスーツを着た人間が、磯で四つん這いになっているのか??


■koucha師匠ワールドです。



えーと、なんだっけな? フタスジ??



フジタ?



えーと、以下を。

この日のウミウシ記録はこちらへ


■GENさんワールドも炸裂。



白いスナビクニン! どんだけ色彩変異があるんだろう? シロスナビクニンとかモンスナビクニンとか、シマスナビクニンとかはいないのか本当に?


■情けないニシメガネザルワールド……。



ウミフクロウの卵かなあ。



えーと……、なんだっけ。潮上帯に卵産んだら乾いちゃうよ!(ごまかす)



ヒジキにくっついているもの。最初はヒジキの花というか胞子というか、繁殖体のようなものかと思いましたがちょっと謎です。そもそも海藻って、、、藻類って、どうやって繁殖するんだっけ?




東京マラソン? …それりゃ、ダンゴなんだけどね

2012年02月26日 | 
大潮を週末のタイミングがとれない今年。2月も終わりになって、昼間の方が潮が引くころになりました。

11時前にひとり海に入る。曇っている。



最近海と言えば夜しか来ていなかったので、久しぶりの昼間……。まだ、あまり潮が引いていない。うーむ、当然なんだけど生きものの気配がとても少ない。夜は、ヨコエビとかプランクトンとか、なにかの稚魚とか、水の中は、とにかく生きものの気配が濃いのだが、昼間はぜんぜんそんな感じがない。



タツナミガイがいっぱい死にかけてるし…。


しばらくしてGENさん登場。気合いのドライスーツ。その後、pawさん、koucha師匠親子も登場。それぞれが、それぞれの探索へ。

わたしも秘密兵器を駆使しつつ、久しぶりの昼間の磯を探索。



夜は、いつもさくっと見つかるダンゴウオも……昼間はまったく見つからない。シュノーケリングのGENさんの方もそんな感じのよう。



昼間改めてみると、磯には大きめのフジツボもある。これならダンゴも入りそうだけど、完全な潮上帯。三陸ではフジツボの殻の中で産卵すると言うけれど、これはないな。

うーむ、あいかわらず呆然と空と潮だまりを見るわたし。薄日が差している。明るくて気持ちがいい。風もなく、潮だまり観察日和だ。pawさん、koucha師匠親子は、いろいろ発見しているようで、ときおりpawさんのいつもの「わははっはははっ」という笑い声が磯に響いている。

こっちはといえば、あいかわらず新兵器は使いこなしているというよりも振り回されている感じ。いろいろ見て回るが、なにも発見できず。



元気に動いているアオウミウシに慰められつつも、当然、ダンゴは発見できず。ひたすら磯を漂って、岩をめくっていたGENさんも同じ。

うーむ、夜はあんなにいるダンゴはどこに隠れたのだ? オーバーハングの奧? もっと深いところ? 2cmほどのダンゴウオならどこにでも隠れてしまう。ウニにブロックされたオーバーハングの奧? 繁茂したヒジキの奧(それはないな)?

うーむ、ただただ海で呆然とする。今年はそんな冬だった。

冬の終わり

2012年02月25日 | 生き物
雨が上がりました。ちょっと近所の雑木林をお散歩しました。

看板の後ろで、クモの巣に引っかかってクルクルと回っていました。



フユシャクガでしょうね。もう、繁殖期が終わったのでしょうか?



なにフユシャクだろう? 薄茶のヤツ。

それはそうと、これは何?



クモの住処? そこにまたヤバイ領域が口を開けている……。


2011年の本代

2012年02月25日 | 
年度末なので、レシートを整理。
2011年の本代は6万622円だった。ちょっと少なかったね。
去年は大物を買ってないからかな…。



第1位 文教堂 
 会社の近所にあるというのが大きいが、いろんな支店で買っているのも特徴。単価は低いが回数が多い。

第2位 BOOK1st
 2011年躍進か。最近新宿にできた大きな所についつい行っちゃうから…。

第3位 ジュンク堂 
 ああ、新宿店がなくなる! 今年の下落は確実か。回数は少ないが1回あたりの単価が高い。


★あっ、amazon分を忘れてた…。

人生最良の日 その1 「クマと昼寝」

2012年02月22日 | 生き物
1990年5月3日。当時、わたしはある大学のクマの研究グループに所属していて、ゴールデンウィークのツキノワグマ調査に参加した。
ブナの新緑がまぶしいころで、森にはいろいろな花が咲いていた。



【当時のフィールドノートから】

 S村A尾根
 メンバー:K、N、S、K
 天気:快晴のち曇り。暑い。

 7:05 麓出発。
      開花:チゴユリ、ヒトリシズカ、オオカメノキ、ラショウモンカズラ、タムシバなど
      つぼみ:ユキザサ、ミヤマガマズミ、ウワミズザクラなど
      終わり:オオバクロモジ、ハウチワカエデ、ブナ(落花)
 8:15 第一定点到着。観察開始。
 8:30 クマ1発見。「ガミちゃん」と命名。距離およそ1500m。
      木(ブナ?)に登って採食。
 8:45 第二定点へ移動
 8:58 第二定点到着。
 8:59 ガミちゃん、再発見。
 9:01 木から降りる。
 9:04 違う木に登る。採食。
 9:20 木から降りる。少しずつ移動。
 9:28 見失う。


 


人生で初めてのツキノワグマとの出会いだった。夢にまで見たクマ。あの、小さな小さな黒いごま粒がクマだ。あまりに小さくしか見えないので、思ったより感動はない。木に登ったときに、一瞬白い月輪が見えた。

見失ったクマを再発見したのは9時50分。そして、また見失ったのが10時23分。その後、11時55分に別のクマ2を発見する。三度ガミちゃんを発見したのは午後になってからだ。

 13:15 ガミちゃん、再発見。草本採食。午前と同じ沢沿いの草地。
 13:25 沢を降り水を飲む?
 13:42 沢を渡る。採食。
 13:48 再び沢を渡る。採食
 13:50   〃
 13:51   〃
       沢をゆっくり登っていく。ときどき採食。


そして、運命の14時10分。

 14:10 止まる。動かず。木の裏側でお昼寝。

距離が遠いので、正確には寝ていたかどうかは不明だが、少なくとも動かない。ぜんぜん動かない。

「なあ、ブナの幹の両側に黒くはみ出して見えるのがクマだよな」
「うん、そうだよね…」

1時間経過。あまりの天気の良さに、こちらもウトウト昼寝状態……。プロミナにおでこをぶつけて、目が覚めるぐらい。

「なあ、本当にあれはクマかな?」
「うーん、自信がなくなってきたな…」

あまりに動かず黒いシミにしか見えないものに疑念がわく。みんなで真剣にじーっとブナの根元を見つめる。


ずるっ。ずりり。


「ああっ! 今、クマが寝返りうった!」
「見た見た! 寝返りうった、寝返りうった!!」
「やっぱりクマだ!!」

結局ガミちゃんが活動を再開したのは16時10分。ちょうど2時間は昼寝をしていたわけだ。

その後、16時45分まで観察し、55分には定点を撤退。この日のガミちゃんの観察時間は計4時間38分(うち2時間は昼寝と思われる)だった。後にも先にも、こんなに長くクマを見たことはない。

なにより、尾根の向こうとこっちでクマと一緒に昼寝をしたあのゴールデンウィークの1日が、明るくて穏やかな新緑のブナ林で、クマと仲間たちと過ごした1日が忘れられない。




感動がまったく伝わらないフィールドノート……。でも、これがすべて。


kouchaの教え 2012年冬

2012年02月19日 | 
今回のダンゴ探索は、久しぶりにウミウシマスターのkouchaくんが参加。学校の研修旅行でアルゼンチンとか行って、すっかり大人な感じです。今度はインドネシアの島に行くそうです。若いって、いいなあ…。

これまで何回か夜の磯探索をご一緒して、以下の格言をいただきました。

■kouchaの格言

一 色に惑わされるな! 識別点の本質を捉えよ! (2010年秋
一 疑問に思ったら、ちゃんと調べよ! (2010年秋

 by koucha powered by nishimeganezaru


さて、今回新たな格言をいただきました。わたしたちがダンゴ、ダンゴとうるさくて、しかも、メスだ、オスだ、抱卵だと小生意気なわけですが、さくっとすばらしいものを発見されたのです。

岩盤の上の小さな潮だまりの海藻の下。





魚の卵です! 今にもハッチしそうです! いや~、はじめて見ました!! なんの魚でしょうね?? 潮下帯の最上部で、ここなら大潮の最干潮でもぎりぎり水の中です。こんな場所に魚の卵があるとは!!


■kouchaの格言

一 ひとつの目的にとらわれるな。広い視野で自然を見るのだ。(2012年冬)

 by koucha powered by nishimeganezaru


ありがとうございました。

ダンゴウオ…ラストと思いつつ、まだまだ大丈夫な感じ

2012年02月19日 | 
今週も行ってきました。いつもの三浦の磯。2月18日の最干潮は20時24分、潮位27.8cm(逗子市新宿湾)。

ということで、19時ぐらいに三々五々集合です。メンバーはいつものGENさんに、久しぶりのpawさんkoucha師匠親子、それにははるばる埼玉県から参加のNKさん。

わたしは一足先に現地入りし、夕方、港でちょっとだけ釣りをする。



美しい夕日を眺めながらルアーを引く。50cmクラスのワ★メの愚鈍な引きを楽しんで、早々に終了。いい型でした。なかなかの好敵手ですよ、ワ★メ。おすすめはワームでボトムを攻めることですかね。

磯には18時半過ぎに入る。まずはひとりです。いつもの水脈筋はGENさんに取っておくとして(いっそ「GENさんの水脈筋と命名」)、ちょっといつもとちがうラインを攻めてみる。尚さんにアドバイスをもらったので、磯の北のエッジから切れ込む短いけれど深めの水脈筋。

まだ波が入って探しづらいが、早々に赤い個体を発見。メスっぽい……かな?



そこにはどかんと大きめの岩が2個並んでいて、ここの下で抱卵しているにちがいない!と確信し(この思い込みが重要)、新兵器で攻める。今回は意外とうまく扱える。岩の下はウニや貝がいる。んんっ、魚がいる…顔つきからするとナベカかな?

そうこうしているうちにGENさんがドライスーツで登場。

「今ここに赤いのがいたんですよ」
「へえ、そうですか。あれっ、緑のがいますよ」

早っ!さすがGENさん。ここに2匹いるんだから、なおさらこの岩の下で!とリキが入る。四方から攻めるがそれらしいものは発見できない。うーむ、ダメなのか。。。

隣の深くて狭い水脈筋に入る。



スナビクニン発見。深くて近づけずズームで引っ張る。おおっ、斑点バージョンか。はじめて見たような。。。

NKさん登場。

「今年、江ノ島あたりで探したんですが見つからなくて、どうしても見たくて…」ということでGENさんのブログにアクセスして、今回合流ということになりました。

「GENさんの水脈筋」で、さくっと「そこにいますよ」とGENさん。「おおっ!」とお喜びのNKさん。なによりです。(若いんだからもっと苦労しなきゃ)とどうでもいいこと思いつつ、各自それぞれの探索へもどる。

最初の岩に戻ると、潮が引いて岩がほぼむき出しに。「こりゃ、産卵しないな…」と自分の暗い目を呪う…。もっと深いところじゃなくちゃ。積極的に磯のエッジを攻めるが、波にやや翻弄ぎみ……。

pawさんkoucha師匠親子登場。「いやー、都内が激混みで…」、ということでメンバー勢揃い。しかし、それぞれがそれぞれの探索へ。

GENさんの水脈筋の比較的長めのオーバーハングの下を、新兵器をのぞきながらカニ歩き移動で攻める。ウニが邪魔、ウニが! なかなか難しいが、こういうことか。こうやって探し続けるしかないか……。

結局、この晩はわたしは計4個体発見で、だいたい新しい場所なので、はじめて見る個体なのかも。21時半過ぎ、みんなで集合して磯を上がるとき、浅瀬のフウセンウミウシ祭りで盛り上がる。



「こんなにフウセンがいるのはじめてですよね」と5人で輪になってフウセンウミウシを見る。
「膨らんでる、膨らんでる!」とか「ちょっと触ってみますか」などとまさに祭り。

「だいたいこういうときに、誰かが『あっ、足下にダンゴ!』って発見するんだよね」と言っていると、NKさんが、
「あれっ? これ、ダンゴじゃないですか?」
「おおっ~!!」、NKさん自力発見です!

遠くにお帰りのNKさんがいなくなったあと、GENさんが「はじめての探索で自力で発見とは見所ありますね!(脚色あり…)」とお墨付き。今後、新たな戦力(なんの?)として期待したいと思います。



必要がないのに、無理に新兵器で撮影したダンゴ……。ま、そういうことで。

4人で、長柄のあじ平でラーメンを食べることに。はじめて明るい光の下で各位のご尊顔を拝見しました。。。不思議なもんですよね。お目にかかるのは夜の磯のみというへんな仲間ですから。

そんときの話で、GENさんがなんと週5で磯に通っていたという驚愕の事実も判明。。。どんだけ!?

楽しい探索でした。

抱卵は?

まだ粘りますよ!

最近の読書 2012年2月13日

2012年02月13日 | 
最近のお風呂本。



『世界を騙しつづける科学者たち 下』(楽工社/ナオミ・オレスケス+エリック・M・コンウェイ)。上巻も適当にはしょってしまいましたが、ようやく「下」です。タバコの副流煙、核心の地球温暖化の話です。人の名前とかアルファベットの組織名とか、読みづらいのですが、まぁ、読んどいた方がいいですね。今、気がつきましたが、タイトルが現在進行形ですね(怖っ)。


ソファー&寝床本。



『牡蠣と紐育』(扶桑社/マーク・カーランスキー)。紐育=ニューヨーク……読めん。。。

これは拾いものです! まだ読み始めですが、けっこうおもしろい感じです。人と自然の関係を、ひとつの都市の開拓と繁栄、そして人々に愛され続け、最後にはいなくなってしまった牡蠣から見る…という内容でしょうか? 本がソフトカバーだけどA5判と大きいので自宅で読んでます。

続いて電車本。



『ハチはなぜ大量死したのか』(文春文庫/ローワン・ジェイコブセン)。

有名なサイエンス・ノンフィクションですが、単行本の時はなんとなく買わずじまいでした。文庫になったので買ってみました。2006年からはじまった謎のハチの大量失踪話です。農薬なんだっけ? これも、案の定おもしろい感じです。とくに福岡伸一には興味がありません。

奇しくも3冊ともアメリカのノンフィクションですね。こういう本がどんどん出るのがすごいなあ…。


インターバル撮影 ~それなりに完成編~

2012年02月12日 | その他
今日は天気がよかったのでよい夕暮れになりそう。昨日の失敗をへて、ちょっと設定を変更しました。

カメラ:PENTAX Optio W90
撮影間隔:30秒
撮影枚数:設定は500枚(暗くなって適当に回収)
撮影モード:夜景モード
WB:太陽光
露出補正:-0.7
コマスピード:0.3秒/1コマ
ソフト:Windows Liveムービーメーカー
音楽:Windowsにプレインストールされていたヤツ








youtubeへGO!

それなり? それっぽい? 今日も天気がよすぎて、雲がまったくないのが残念ですが……。

俺たちの意地(長い。そして写真もなし…)

2012年02月12日 | 
土曜日の夕方、近所の雑木林でインターバル撮影をしているときに、スマホの潮時表アプリ「携帯潮汐」をにらんでいた。そもそも金曜の夜に今後のダンゴ計画を練って、GENさんpawさんにメールしていた。そして、土曜の午後にGENさんから思いがけない返信があった。

「今晩も潮位40cmですがちょっと覗いてくる予定です」

えっ!? そうか、今晩か……。

「2月12日。中潮、最干潮午前1時33分、潮位41.2cm(新宿湾)」

ふむ。

今週は、何度か夢を見た。もちろん「新兵器SNAKE-09」というファイバースコープが大活躍する夢だ。本屋のように本棚が列になった場所。腰程度の低い本棚で、3列か4列並んでいる。その周り、とくに角にわずかに潮だまりができていて、そこを新兵器でのぞくのだ。なぜ本棚なのか、夢はそういうものなので気にしないでいただきたい。場面が変わると、ちゃんとふつうの磯になったりもしたし。いずれにせよ何人かで楽しく生き物を観察してる。ダンゴウオの抱卵が発見できたわけではないが、新兵器とともに楽しそうなわたし。そんなにも舞い上がっているわたし。

行くか。行くしかないな。

GENさんから「抱卵個体発見しましたよ~」なんてメールが来たらくやしいし(ここポイント)。

そもそも、ダンゴウオシーズン末期で、来週あたりが最後の観察になりそうだし、新兵器のテストとしても行かなきゃと(大義名分)。

さて、いつもの海。早く着きすぎて、磯に入る前にちょっと釣りでもと港でルアーを引くが、フックがジャケットにざっくり刺さり、にっちもさっちもいかなかったり、港のスロープでこけたりと、ままならない。当然、魚なんて釣れるわけもない。憮然として、そそくさと釣りを終了。この段階でなにか暗示されいるような気もする。。。

23時を過ぎた。GENさんは現れないのでひとりで磯へ。

最干潮で40cmという条件で磯観察をした記憶はない。さすがに潮が高い。新兵器の防水性能は連続30分までと明記されている。そのため、ここぞというとき以外は使わない。デジカメもウェストバックに入れ、写真を撮る気はまったくない。潮が高いと、ダンゴも分散するというか、こちらの意識も分散するせいか、いつものようには見つからない。

GENさん、登場。いつもの水脈筋で、1匹、2匹。腹パンなのかな? 水深が深めだし、岩の上やカジメに乗ったダンゴには用はない。抱卵だ。どこかの穴で大きな背びれをぴんと立てたオスが卵を守っているはずなのだ。潮だまりや水脈筋の側壁をたどるが、ここを新兵器攻めればいけそう!という場所もなく、改めて呆然とする。

穴…。いっぱいあるはずだが、ぜんぜんない。

矛盾するようだが、そういう感じ。オトメカンザシの穴かウニの穴か。はたまた岩の下とかオーバーハングの奧か。腰が痛い。中腰は腰にくる。新兵器もなかなかうまく扱えない。ファイバースコープのアームの長さは1m。狙ったところをうまくのぞけないし、小さな液晶画面で、右とか左とか、上とか下とか、うろうろするけど、うまく制御できない感じ。当然だが、まだ自分の手足になってないのだ。

時間だけが刻々と過ぎ、足下をちょろちょろするミミイカにも目もくれず、頑張るというかやはり全体的にはやはり呆然とした感じ。なにか根本的にまちがってないか。ダイビングではすでに稚魚が観察されている。浅瀬ではそんな稚魚は気づいていない。気づいていないのか、いないのか?? 浅瀬はメスたちの餌場になってるだけじゃないのか? もしかして、潮下帯上部(つまり大潮最干潮の磯観察でぎりぎり)よりもずっと下で抱卵してるんじゃないか? 疑念が心を揺さぶる。

欠けていく月が雲の隙間から見え隠れする。深夜1時半過ぎ。寒さはまったく感じない。

「そろそろ上がりますか?」
「そうっすね…」

自然はそういうもので、釈然としないということじゃなく、うまくいかないということじゃなく、ただただそれが自然を見るということで、そこがおもしろいところ。そのおもしろさをどうおもしろがるか。

俺たちの意地。それはどこへいくのか?

 意地(い-じ)
 1 気だて。心根。根性。「―が悪い」
 2 自分の思うことを無理に押し通そうとする心。「―を通す」「―を折る」
 3 物をむやみにほしがる気持ち。特に、食べ物に執着する心。「―が汚い」「食い―」
 (goo辞書より)


だいたい悪い意味じゃん!(笑)。妻は「邪念があると生き物とのラッキーな出会いはない」と断言。ダメじゃん。

新兵器で撮影した画像・動画はお見せできるものはありません。デジカメでもほとんど撮影しませんでした。うまくいかないなあ。あげくにはじめて見たタカラガイの貝殻もどこかで落としちゃうし。GENさんも「ずるっ、バシャ!」とこけて水没していたし(音を聞き逃しませんでした)。

来週、ラストチャンス。久しぶりにpawさん、koucha師匠親子も参戦予定。熱い冬が終わります。


■2012年2月12日のウミウシとか
タツナミガイ(けっこう大きいのは死にそう)
アメフラシ
ミドリアメフラシ
ウミフクロウ
ミスガイ
アオウミウシ(寒いせいか岩に埋まるようにしていた)
アカエラウミウシ
ヤマトウミウシ
ネコジタウミウシ(GENさんが「いますね~」と言っていた)

その他
ミミイカ(写真も撮らなかった。前と同じ個体!?)
ウミユスリカ(少ない。というかほとんどいなかった。シーズンが終わった?)




待ち時間

2012年02月11日 | その他
インターバル撮影をしているあいだ、雑木林でスマホを見たり、呆然と空を見ていました。



日暮れ直前、ちょっとだけガビチョウが鳴きました。モズも鳴きました。



家々の明かりが星のようでした。