『メインの森をめざして』(平凡社/加藤則芳著)
加藤さんがアパラチアン・トレイル3500キロを歩いた日記。
分厚い。とにかく分厚い。
個人的には『雪豹』(めるくまーる社)とか、『富士日記』とか、ただひたすら歩く本とか、ずばり日記本とかけっこう好きです。
なので、この本もいいですね。著者が1日1日歩いて行くのと同じように、ゆっくり1日1日大切に読んでいます。
ぼくがメインの森を歩いたのは、もう23年も前。アメリカ東海岸のブナを見たくて旅しました。
なつかしい。。。
でも、本がそこまで到達するのは、、、メイン州がアパラチアン・トレイルのゴールだから、まだまだかかりそう。
著者の加藤さんは難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)を発病し、今は車椅子の生活だそうです。
そういう話を聞くと、1日1日大切に生きなきゃと思います。。。
昔読んだ、ジョン・ミューアを描いた加藤さんの『森の聖者』(山と溪谷社)もいい本だったなあ。