12月に入って、寒波襲来でグッと寒くなりました。
ここ数年、いつからダンゴウオが浅瀬に上がってくるかに興味があって、
昨年あたりから早い時期の観察を試みてきました。
→これまでの観察記録
で、昨晩。
12月6日。大潮。最干潮は22時42分。潮位9cm。
いつもの三浦の磯に行ってきました。
20時過ぎに夫婦で磯に入りました。
最干潮には時間がありましたが、けっこう潮が引く日だったので、
この段階でけっこう引いてました。
まず、いつもの通称「GENさんの水脈筋」にチラリと入ると、
さすがにまだ潮位が高くて、かつ、潮の関係か、水脈筋に砂が入ったようで、
けっこう濁っていて、ちょっと観察には厳しい感じでした。
これまで、シーズン始めは浅い潮だまりでの観察が多く、
今回も、そういう場所を重点的に探しました。
が、なかなかいない…。
大きく場所を変えて、浅くて広い水脈筋に入る。
妻が、早々に「あれ? ミミイカ?」と大物(小さいけど)を発見。
ミミイカ~!
かわいい。
色がクルクル変わってきれい。
おっ、今度はタコ!
しかも2匹も。
いやー、いいもの見た…ということでほぼ満足して、
最初に探索したあたりにゆっくりもどることに。
まぁまぁ、ダンゴは見られなかったけれど、
ミミイカが見れたから満足だよね~と思っていたら、
再び妻が「いた~!」と声を上げる。
おおおおおおっ!!!
ダンゴだ! 小さい!!
ダンゴ玉径(分かる人には分かる特殊造語)で10mmぐらい。いや~小さいな。
深さ10cm程度の浅い潮だまり。
「わたしは岩!」状態。
表情があって最高!
ちょっと背びれが大きくてオスかも…と思いましたが、微妙な感じ。
さて、シーズン始めはこのサイズか!と見る目を新たにして探索再開です。
と、向こうからドライスーツの人がやってくる。
「GENさん! やっぱり来ましたね! 今シーズンもよろしくお願いします」
ダンゴ仲間のGENさんが登場です。
いつもの水脈筋が砂に覆われていて、濁っているので、
さてどうしたものか…とご思案中のよう。
あいさつはそこそこに、それぞれの探索を再開。
で、わたしも自力で発見。やっぱりかなり浅い潮だまり。
さっきのよりはちょっとだけ大きい感じ。
それでも12mmぐらいかな。
これもちょっと背びれが大きい感じがして、
オスかもしれないとは思ったのですが、確証はありません。
去年もそうでしたが、シーズン始めは小さい個体ばかりですね。
当然、今年の春に産まれたやつらだと思います。
これが、年明け、早春には倍ぐらいに大きくなるということ!?
それとも…。
いずれにしても、これまでの観察の中ではいちばん早いダンゴウオの発見でした。
来年は、やっぱり11月からかな?
幸先いいシーズンインでした。
あ、小さなスナビクニンもいました。
お、ウミウシたちは以下の通り。
アオウミウシが縮こまっていた。
カメノコフシエラガイかな。
あとは、マダラウミウシ、クモガタウミウシ、
ヤマトウミウシ、ミスガイ、タツナミガイとか…。