晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

庭の春

2012年03月31日 | 
風が強くて暖かい土曜日の朝。まだ雨は降っていません。

庭の鉢植えの樹木たちに春が来ていました。



ハリギリ。



ウワミズザクラ。

あとは、ガマズミとヤマザクラが芽が膨らんでいます。

ケヤキ、エノキ、ゴンズイ、ヤマフジ、クマノミズキ、アオダモあたりはまだまだのようです。

フジツボその後…

2012年03月30日 | その他
フジツボのガチャガチャですが、駅前の小田急OX(ちょっと高級目のスーパー)前はあっさりなくなってしまいました。まぁ、そうですよね。なんの変哲もない私鉄駅前のスーパー前にある「フジツボ」なんて、誰も買いませんよね。。。



危なかった…。ぎりぎり買った2個目は「ミョウガガイ」。

なんじゃこりゃ?

巻き貝のほうじゃなく、それに付いているカメノテ系のフジツボですね。深海生とのことです。。。巻き貝は精巧にできているんですが、なんかなあ。まじでフジツボ切っちゃおうか思う今日この頃。

もう、どこにもないのかな? フジツボガチャガチャ。どうでもいいんだけど、ちょっと残念なような……。

『お父やんとオジさん』

2012年03月25日 | 
文庫が出ていたので買いました。





『お父やんとオジさん 上・下』(伊集院静/講談社文庫)。

伊集院静の幼年期から青年期をベースにした『海峡』三部作が好きで、これはその続編というか、アナザーストーリーということでした。

いやー、期せずして朝鮮半島の歴史を学びました。『海峡』では、背景というか、うっすらとしたベースとしての“在日”でしたが、今回はガチンコでしたね。

まぁ、おもしろかったですね。いっきに2冊読みました。でも、『海峡』のほうが好きかな。

牡蠣!

2012年03月25日 | その他
昨日は知人宅でパーティあって、夫婦で行ったのですが、とにかく牡蠣です! 知人の結婚パーティだったのですが、三重県の方が、参加できない代わりに伊勢志摩の牡蠣を大量に送ってくれたのです!



もちろん生食用ですが、今回は酒蒸しにして食べました。



いやー、うまいことうまいこと。しかもひとり4、5個も!!
ふっくらとして熱々で潮の香りがたまらなくて、何も付けずにいただきました。



バケツに貝塚が築かれます。超満足。
皆のためにいくつも殻も開けたので、牡蠣の殻開けも習熟して、いつでもこいという感じです。




ああ、取り寄せたい……。

歩いた歩いた

2012年03月20日 | その他
休日の午後、妻と二子玉で夕飯を食べる約束をした。めずらしく妻は午後ちょっと働きに行ったので、その帰りになんか食べようということになったのだ。

二子玉…。車で行くとお酒を飲めないし、電車はめんどくさいし、いっそドタキャンかと思ったのだけれど、そうか!歩いて行けばいいんだ! ということで歩きました。自宅から東生田緑地を抜けて、多摩川を渡って、川沿いにぐんぐん歩くのだ。



東生田緑地で見つけたブロッコリ=ニワトコ。



イヌシデももうそろそろ芽が吹き、花が咲きそう。

で、歩いて2時間ちょっと。距離にして8、9kmという感じかな。

歩いた歩いた。

夕飯は二子玉のつばめグリルのハンブルグステーキです。ビールもフランクフルトもいただきました。お腹いっぱいです。

雑木林で本を読む

2012年03月20日 | 
天気のよい休日。

あっ、山に行けるかもと思ったのは昨晩の11時過ぎで、丹沢も上はグチャグチャの雪だし、下は花粉地獄だしと、ぐずぐずとして結局山には行かず。

午前中は近所の雑木林で、椅子と本、お菓子と飲み物を持ち込んで読書と決めた。



10時から2時間ぐらい。読んだ本は開高健賞を獲った『日本を捨てた男たち』(集英社/水谷竹秀著)。フィリピンの「困窮邦人」のルポルタージュだ。



昨晩から読み始めて、昼には読了。まぁ、そうだね…。想像していたとおりの本で、その意味では期待通りというか、期待はずれというか。。。



ウグイスが鳴き、エナガやシジュウカラが周りを飛ぶ春の雑木林には似合わない本なのは確かですね。でも、蚊が出るまでの季節は、雑木林で読書は気持ちがいいかも。

人生最良の日 その2 「か、囲まれてる!?」

2012年03月18日 | 生き物
1992年3月7日。パタゴニアを巡る旅はそろそろ中盤にさしかかっていた。その日は、パイネ国立公園を去る日だった。

強い風が吹き抜ける草原をひたすら歩き、南極ブナの森や氷河を見た。そして、なによりグアナコだ。

ラクダの仲間だというグアナコ。まるでテレビで見たサバンナを闊歩するシマウマのように、草原にグアナコの群れがたたずんでいた。ダーウィンレアやクルペオギツネが動き回り、広大な空にはレンズ雲が飛び、コンドルが舞っていた。「大自然」という言葉が、これ以上ぴったりな場所に来たことはなかった。



その日、街に帰る前にちょっと小さな避難小屋の周りを散策。グアナコの群れを発見して、ゆっくりゆっくり近づく。愛機ニコンEMにタムロンの70-210mmズームを付けていた。一匹にターゲットを決め、シャッターを切る。グアナコがちょっと気にしてこっちを見る。

別に君のことは気にしてないよ~と、わざとあさっての方を見る。

再びグアナコが草を食みはじめる。ゆっくりゆっくり近づいて、また写真を撮る。



最終的に、7~8mまで近づいた。ファインダーいっぱいのグアナコ。

(うおー、近い近い! グアナコ近い!!)

岩合光昭にでもなった気分。そのとき、はっと気がつく。

(あれ? か、囲まれてる!?)

目の前にグアナコ、横にもグアナコ、そして後ろにもグアナコ。いつも間にかグアナコも群れの真ん中にいた。こちらを気にしているのは目の前のグアナコだけ。群れは、のんびり草を食みつつゆっくり移動している。

パタゴニアの大自然の中の、グアナコの群れの中の自分。

奇跡的に風はなく、ベッベッベッとグアナコが草をちぎるように食む音に包まれる。

音…。草を食む音。草がちぎれる音。

時間にすればわずか数分だったのかな。1ヶ月の旅で、最高の時だった。




誰が買うんだ、それ? あっ、、わたしか。

2012年03月11日 | その他
最近ガチャガチャが変ですね。まぁ、ウミウシとか、タツノオトシゴは分かりますが、今日、スーパーの前にあったのは、なんと「フジツボ」。

奇譚クラブという会社は何を考えているのか? だれが買うのかフジツボ。「マグネット」「ストラップ」「バッチ」の3種類。で、全16種類のフジツボを網羅。

で、買っちゃいましたよ。



出てきたのは、マグネットの「ミネフジツボ」。超リアル。バカだ。しかも、このバージョンは3種類あって、合体して群落(?)になるらしい。。。あああ、ほしい。

中でダンゴが抱卵してないかな?



ああ、生きている中身が入っているから無理か。。。


特別緑地保全地区だった

2012年03月10日 | その他
いつも散策してフユシャクガなどを観察しいる近所の雑木林ですが、先日の近所の集まりで、管理をどうしていくかが話し合われました。わたしは、現地視察だけ同行して、話し合いには参加しなかったので、その後、どういうことになったかはまったく知りません。

不安だ。。。。

この雑木林、川崎市の特別緑地保全地区ということで、すでに平成12年に指定されていたようです。

この特別緑地保全地区というのは、都市緑地法にもとづく区分で、恒久的な緑地保全を目的にして都市計画に組み込まれたもののようです。「特別」だけに、もっとも保全レベルの高いものです。

近所の雑木林の土地を「市が買ったかどうか」はよくわかりません。

いずれにしても、昨年の11月にわずかだけ区域が広がったようで、市のサイトに情報が載っていました。



はす向かいの奥さんに言わせると「男どもだけが盛り上がっているみたい…」。たしかに。木を伐るって男のマロンか(甘くて、甘美な感じ)。

樹洞探索……

2012年03月04日 | 生き物
週末は久しぶりに奥多摩に行きました。夜は、仲間と借りている家でブリしゃぶを堪能し、日曜日にちょっと山歩きに行きました。もちろん狙いは、新兵器で樹洞をのぞいて、冬眠中のヤマネとか……。無理だとは思いますが。

夜、新兵器を見た友人の感想。

「こういうのなんだ…」
(がっかり感、露わ)
「アーム(?)が太いね」
「自在に動かないの?」
「解像度は?」

ううう、9800円だしさ、そんなもんだよと言いつつも、友人もわたしの購入前の高揚感や期待感と同じようなものを持っていたようで、かなり期待はずれな感じに……。

ううう。

ま、気を取り直して日曜日に森に入る。



当然だけど、そうそういい場所に手頃な樹洞はない。うーむ。いかにもムササビとか入っていそうな樹洞もあるけど、高いところにあってぜんぜん届かないし。



樹洞だけではなく、キツネ穴(昨年は使わなかったみたい)も新兵器でのぞいてみました。まぁ、なんというか太刀打ちできず。。

海と同じく、なにやら呆然と木々を見上げ、
「うまくいかないねえ」
「まぁ、こういう試行錯誤も楽しいんだよ」と海と同じように慰められてしまいました。



先週の大雪はすっかり溶けていてちょっと残念な感じ。しかも、日曜日なのに有害鳥獣駆除のハンターさんが山に入っていて、近くから銃声が聞こえるし、タッタッタッてシカが走っていくし、そのあとを猟犬がトットットッて追いかけていったりして、全体にかなり不穏な感じ。



かわいいビーグルの猟犬。

歩いて行こうとする先にハンターさんもいて、ちょっとこれはお邪魔だな…ということで1時間ぐらい歩いて早々に戻ってしまいました。


家の近くにケヤキの老木があって、いろいろのぞいてみる。





この2カ所のスリットはなかなか。コウモリとかが入りそうですが、今回は何もいませんでした。



ここも樹皮と樹幹に隙間が空き、いい感じでした。


海に続いて森でも新兵器を使ったわけですが、「ま、こんなもんだよね」と思えばいろいろ楽しいかも。観察に適した樹洞の数は少なく、その上、そこになんかおもしろい生きものがいるかというと、そうはうまくいかず……。

ま、あまり期待をせずに使っていきます。

近所の雑木林をどうするか?

2012年03月04日 | 生き物
土曜日は、近所の集まりがあって、みなで雑木林を歩きました。もともとこの林は個人の持ち物だったのを市が借り上げて「ふれあいの森」として解放されていました。それが最近、市が買い上げて、緑地保全地区なったそうで、これで林の保存が保証されたようでひと安心です。

で、地域住民が管理をどうするか?ということになったようです。(財)川崎市公園緑地協会から里山のプロが来て、現地を見ながらいろいろ話し合いました。



「お花をいっぱい植えたい」
「シバザクラはどうだろう?」
「常緑樹はみんな伐採しちゃおう」
「一回自分で木を切りたいんだよね!」
「孫と遊ぶときに水道がほしいんだけど」

まぁ、いろんな価値観にもとづいて、いろいろな意見があります。

「まず、スギから伐採しませんか?」
「常緑でもカシとかはちょっと残しときませんか?」
と、距離感をはかりつつ提案をしました。

市もいろいろバックアップしてくれる制度があるようで、至れり尽くせりの感。ありがたいなあ。




モミジイチゴの芽が開きかけてる? いつもこんな感じだっけ?




タマキクラゲかな? おばさんに「食べられるんじゃないですね~」というとけっこう食いついていた。



雑木林の端っこにふきのとうが出ていました。春ですね。

地域の林の里山管理。期待70%、不安30%ですね。ま、うまくやっていきたいと思います。