晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

お手軽谷川岳山行

2013年07月21日 | 
土曜日はめずらしく仲間たちと山に行きました。
メンバーは5人。うち2人は登山2回目という初心者なので、
お手軽にロープウェーを使って谷川岳に登りました。



なかなかの人手でしたが、天気もなんとなかって楽しい山行でした。



ウサギギク。



ニッコウキスゲ。



ギボウシは、、、何ギボウシ??



頂上をめざします。



今年は、全国的にコバイケイソウが当たり年のようですね。



ああ、縦走したい!




ああ、縦走したい! ひとりで!!(笑)



トマの耳からの展望。



さすがに登山者でいっぱい。
同行者がきつそうだったので、トマで耳引き返しました。
お手軽な感じですが、登った感があって、いい山ですね。さすが谷川。
今度は縦走したい!!

今日の庭

2013年07月21日 | 


いろいろあって、終齢幼虫が2匹います。家の中から窓越しに撮ってます。
さて、旅立つのか?

そう思っていたら、アゲハじゃないイモムシも発見。



だれ?

ふしぎなことにみんな葉っぱの主脈に鎮座している。





計3匹。擬態??


あと、鉢のサクラの葉っぱにへんなのがいた。



クサギカメムシの2齢幼虫のよう。ダニみたいだけど、まぁ、かわいいかな。

猫の額も許さない…

2013年07月16日 | その他
通勤路の小さな緑地がついに消滅しました。



まぁ、時間の問題とは思っていましたが、コナラにミズキ、ニワトコ、エゴノキ、
あと…常緑カシ、それに…なにがあったけな。ネズミモチもあったかな?

10×20mぐらいの狭い谷戸の斜面。谷戸と言っても谷は狭い住宅がぎっしりで、
この場所もたぶん宅地になる感じ。

最近の多摩界隈の住宅開発圧はすごい。
よくぞこんなところに家を建てる…というのばっかり。

犠牲になるのは緑地とも言えないような狭くて放置された場所。
でも、鳥も昆虫もタヌキも、みんなそんな断片的な場所をつなげてつなげて生きている。

だいたい、そういう場所を無理に開発した宅地は売れ残るんだよね。
この写真左の谷戸の奧もそう。

よくぞこんなところ…というところに5軒の家が密集して建って、案の定一番奥は売れ残った。
そりゃあ、隣の家とコンクリの法面と、もう一方はお墓に囲まれ、
陽もあたりにくく風通しの悪いところなんて、だれも住みたくないよね。

今の川崎市の緑地保全施策ではまったく守れないんだけど。。。



神隠しのユズ

2013年07月15日 | 
着々と増えていくユズのアゲハ幼虫ですが、
今日は終齢幼虫直前なのかかなり気持ち悪いのがいました。



体が緑色っぽくてつやつやしている……。そして、もりもり食べてる。。。



が、このあと2時間後に見ると、もういないのです。
黄泉の国に連れ去られたようです……。だ、だれだ?

生存競争…

2013年07月12日 | 
生存競争などという古い(?)言葉を使ってしまいました。
古くないか。弱肉強食が古いのか。。。

早速、出現していました。



最終的に誰が生き延びるのか?
これまでの感じだと、アゲハの分が悪いのか……。

来た来た来た~! 今晩のお出迎え 2013.7.10

2013年07月10日 | 
昆虫に興味をもつようになって、いろいろ昆虫ブログを拝見するわけですが、
最近気になっている昆虫に「ミミズク」がありました。
鳥のミミズクじゃなくて昆虫のミミズク。
不思議な形でかわいい昆虫なんです。
どっかで見たいな~と思っていたら来てくれました!!







しかもダニつき(笑)!!

突起がミミズクというか、ぬいぐるみの動物の耳のような感じ。猫耳??
平ぺったい顔がまたかわいい!!

うーん、ピントが浅くて、フラッシュでぎらぎらしている…。
このあたりの撮影テクニックをなんとかせねば…。

アゲハ消滅!

2013年07月09日 | 
手品のようでした。→のtwitterでつぶやいたとおり、
今朝、ユズを見たら4頭いたアゲハの終齢幼虫がどこにも見当たらないのです。



蛹になったのかと思ってよく見たのですが、発見できず。

最近、家の周りにいる巣立ちびなを連れたシジュウカラかあるいは狩りバチの餌食か。

いやー、今年はイモムシがシュッといなくなります。


追記 久しぶりにハキリバチが来訪。写真には撮れなかったけど、キリキリと葉を切る音が聞こえてなんか幸せ。

蛾親子との出会い

2013年07月09日 | その他
ひょんなことで、若い蛾の研究者と話をする機会があった。
30代半ばの気鋭の分類学者だ。

最近、蛾が気になっていた。
冬に活動するフユシャクガは、ここ数年観察をしているし、例のボクトウガも気になる…。

その研究者との出会いはちょっとしたことがきっかけだったが、その名前には覚えがあった。


 *


1990年1月14日。八王子で「冬芽」の観察会があった日だ。
当時、代表的な冬芽図鑑だった信濃毎日新聞社発行『冬芽でわかる落葉樹』の馬場先生が講師だった。

友人と二人で参加したのだが、顔見知りのおばさんから
「今晩、フユシャクガを見せてもらうんだけど、行かない?」と誘われたのだ。


ふゆしゃくが!?


「冬に活動する蛾がいるのよ。蛾の先生がいっしょだから勉強になるわよ」とおばさん。

蛾にはまったく興味はなかったのだが、こういう機会を逃すと二度とないと思い、
友人も誘って、そのまま冬の夜のプライベート蛾観察会に行ったのだ。


その中年の“先生”に連れられて多摩丘陵に広がる大学に敷地内の雑木林に入った。
ちゃんと覚えていないのだが、その先生は、学校の先生だったかで、昆虫の研究は趣味だったような記憶がある。
研究家というか、まぁ、いわゆるハイアマチュアの昆虫愛好家という人だったのだろう。


懐中電灯を照らしながら木々を見る。
コナラの幹に特製の蜜が塗ってあるという。

ええ!? 冬に樹液をなめるの?


フユシャクって、雌は羽がなくてね。

ええ!? 羽がないんですか!?


めくるめく蛾の世界の一端をのぞいた夜だった。




その日のフィールドノート

蜜に来る蛾
ヨコスジノコメキリガ ♂
ホシオビキリガ ♀

冬尺蛾
ウスモンフユシャク ♂ 15


いろいろ見せて貰ったんだ。あんまり覚えてなかったけど。


 *

そして、彼だ。

あいさつを交わすと、蛾のことよりも先に矢継ぎ早に質問する。
お父さんも蛾の研究をしていました? 多摩丘陵に住んでました?


「ええ。それは父ですね。蛾を研究していて同じ名前なんてそうないですよ」


ええ~!! やっぱり!?


あの日、観察が終わってからお宅にお邪魔して、カレーライスをごちそうになって、
ちょっと標本を見せて戴いたり、パプアニューギニアのクモを捕獲する話を聞いたりして、
楽しいひとときを過ごした。

たしか、男の子もいっしょにいたような。
75年生まれの彼は、当時15歳。

いたような。いなかったような。いや、いたはず。

当然、彼は覚えていなかった。


あれから23年たって、在野の昆虫愛好家の息子はりっぱな蛾の分類学者になっていた!
親子二代で蛾の研究とは!

そして、こういう出会いがあるというのはほんとうに不思議だ。
自分自身、もうちょっとだけ蛾の世界に入るしかないような気がしてきた…。

日本産6000種という蛾の宇宙。

「身近な種類なら500種類で大丈夫ですよ」

彼はうれしそうに言った。

ヤマユリ開花

2013年07月07日 | 生き物
梅雨が明けてのいきなりの猛暑。ぐったりです。。。
義務感のように近所の雑木林へ。



ニイニイゼミが鳴き始めた雑木林。すっかり夏模様。
咲いてました! ヤマユリ!!



最初、林にコンビニ袋が落ちているかのような感じで、
その白さが、一面の緑の中で違和感というか目立っていました。



このトゲトゲはなんだろう?



つぼみも見つけました。象牙のような白。怪しげなオーラが出ています。





足元にミズイロオナガシジミがいました。
ちょっと擦れているのでしょうか? ややすすけた感じです。

これからの真夏は…なにか発見があるかな。。。
暑いし、蚊はいるし、花たちは終わりのような気もするし…。
カブトムシ系かな。樹液場は見当たらんな…。


iBats 2013 in Okutama, Tokyo_Yamanashi

2013年07月07日 | 生き物
今年もグローバル「コウモリ」センサスである「iBats」の調査をおこないました。
iBatsとはなにか? 以下のリンクをご覧ください。

2011年の様子
2012年の様子

これまでは、9月に調査をすることが多かったのですが、今年は7月にやってみました。
去年は「i」らしくiPhoneで調査をしたのですが、結局どうやってもデータをアップロードできず、
1年目と同じ、GPS、録音機をバットディテクターにつないで調査をしました。

今年はFMトランスミッターを用意して、ラジオからバットディテクターの音を流そうと思ったのですが…。





コードが届かないという失態…。



あいかわらずの夕暮れの奥多摩湖。貯水率は65.9%だそうです。
イワツバメが盛んに飛んでいました。

足元にシジミチョウがいました。



白い破線がありませんが、ミヤマカラスシジミでしょうか?
表面は黒かったし。。。

 *

日が落ちて30分たって、19時半スタートです。

今回は、記録するバットディテクターのほかに、
自前のPetterssonのバットディテクターを用意しました。


FMトランスミッターで音を飛ばそうと思っていたのですが、
そういうことで、もう1台用意してきて正解でした。

調査中のBDはイヤホンでしか音声が聞けないので、運転手は超つまんないのです。
今回は、別のBDからの音声で飽きずに調査ができます。



2011年に設定したルートは奥多摩湖から柳沢峠までの約35km。
BDの音声を録音しながら時速25~30キロで車を走らせます。

結果は、、、まぁ、いろいろ鳴いてましたよ。これまでの中では最高に。
毎度のことで、その音声が何コウモリか、わかんないのがミソですね。
2~3種類は鳴いていたような?

オヒキ? ヒナ? モモジロ?

妻は、また8月にやりたいと言っています。

タマムシ~!!!

2013年07月06日 | 生き物
去年も見たのです。通勤途中のお寺の近くの住宅街上空で。
エメラルドに輝く飛翔物体を。あれはぜったいタマムシだと思っていました。

で、今年もお寺の近くで発見。羽を広げて飛んでいく!
おお、木の葉っぱの上にとまった!!
しかも、今日は奇跡的にカメラを持ってる!!!



近づけないんだけど!



ズームとトリミングで!!

たしかに……タマムシですよね!!

近所にもいるんだなあ。びっくりしました。

今日の庭

2013年07月06日 | 
あっという間に終齢幼虫に。





1日で緑になりましたよ。
これならユズも絶滅しないかな?



クワの木にカミキリが4匹も!
ヒゲが長い!!

これはキボシカミキリですね。クワの葉を食べるそうです。


南アルプス花登山

2013年07月02日 | 
梅雨の晴れ間の週末に南アルプスの仙丈ヶ岳に登りました。
雨に降られず、高山植物いっぱいの楽しい登山になりました。



登山口である標高約2000mの北沢峠周辺は亜高山帯の花が咲いていました。



ツバメオモト。



キバナノコマノツメ…かな。



うん。そうかな?



コイワカガミも亜高山帯から高山帯にいっぱい咲いていました。



高山帯に上がると、それはもう!



大群落!



岩の割れ目からも!



キバナシャクナゲが盛りでした。キバナと言ってもけっこう白かったですね。



きれい。



イワウメ。クッション植物最高!
かわいいなあ。



オヤマノエンドウとか。



黄色いのはミヤマキンバイ。



忘れちゃいけないミヤマハンノキ。

いやー、やっぱり梅雨のころがいちばん高山植物がいいですね。
堪能しました。