晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

春告魚を探して

2016年03月08日 | 生き物
去年の暮れにダンゴの磯でシロウオを見つけたわけですが
それからシロウオの論文をいろいろ読んで勉強したですよ。

その結果、三浦半島では3月の大潮の満潮時に川を遡上する…というように判断したわけです。

春に川を遡上するシロウオは春告魚とも呼ばれるんですね。

シロウオは三浦半島の小河川でいくつか記録があり、ダンゴの磯に近い川にも記録があったので、
その川に行ったわけです。会社をお休みして。




小さな川の小さな河口。




まぁ、ここですよ。10回以上職務質問というか、制服の方にお声がけいただきました(笑)。





10時20分。

河口からすぐに早瀬があります。
昨日の雨のせいか、けっこう水が濁ってましたね。




最干潮はおおよそ10時半。ゆっくり潮が満ちてくる。

早瀬の下の巻き込みに小魚が溜まっていた。



んー、なんだろう? 川魚じゃないような感じ。



水中にカメラを仕掛けるものの、潮は上がってくるし、
魚は近づいてこないし、早々にあきらめる。

上流の岸近くにはまた別と思われる魚が群れになっている…。



んー、なんだろう? 常に岸際にとろとろ群れている。





12時2分。

潮がどんどん入ってきて、早瀬がなくなっていく。
上流から降りてきたボラが騒がしい。
早瀬にクサフグがいる。上ってきたのか下ってきたのか判然としない。
30cmぐらいのクロダイも!


でも、双眼鏡でじーっと川面を見るものの、シロウオの姿はない。
透明だし見えないだけか???




12時20分。

早瀬がほとんど消えた。



んー、ちょっと飽きたし、産卵場所の目星をつけるために川を上ってみる。




住宅地の川。下には降りられない感じ。
雨のせいか、単に汚れているだけか、かなり水が濁っている。



んー、どうなんだろう?


お、カワセミ。





なんか小魚とって食べてた。





んー、産卵場所は、感潮域の最上部だったと思うので、意外と下の方かも。



もう一度、河口に戻る。



13時36分。
早瀬のかけらもない。




…ということで帰ります。。。

さて……群れで遡上するというシロウオはどこに。

シロウオの記事(論文じゃない)を読んでいたら「水が澄んでいるときに遡上する」とあったので、
もしかしたら今日は条件が悪かったのかも。。。
次の大潮はなあ、、、無理かな。

4月に産卵床を探すかな。