久しぶりの本です。
【ここ数ヶ月でようやく読了したもの】
『北の無人駅から』(渡辺一史/北海道新聞社)
んー、あんまり無人駅が関係ない章もあったね。
あとがきによると、一般的なテーマにしたくて、わざとそうしたみたい。
たしかに、漁業、農業、自然保護、地方自治など、話題が分散して、
北海道の歴史と今が分かるようにはなっている。
でも、ちょっと残念かな。まぁ、おもしろかったけど。
あとがきまで読んで、作者が『こんな夜更けにバナナかよ』と人だと気づく。
★★★
『コケの自然誌』(ロビン・ウォール・キマラー/築地書館)
なかなかいい本だった!
ネイティブアメリカンで科学者、そして母という人が書いた本。
ややエキセントリックなところがあるけれど、
なかなかこう書ける人は少ないな。
コケに一段と興味がわいてきた。
★★★★★
【最近読んだ本】
『火星ダーク・バラード』(上田早夕里/角川春樹事務所)
妻が図書館で借りてきた単行本。
kindleで読んだ『華竜の宮』に引き続きこの作者を読む。
なかなかおもしろかったけど、文庫版は全面改稿でラストもちがうと知って驚愕。
忘れたころに文庫を読むか。
★★★
『知の逆転』(吉成真由美ほか/NHK出版)
ジャレド・ダイアモンドなど知の巨人6人のインタビューもの。
人によって、おもしろさがぜんぜん違う。
というか、ノーム・チョムスキー以外はあんまりおもしろくなかった。
なぜ売れているのか、よくわかんない。
★★
『標本の本 -京都大学総合博物館の収蔵室から』(青幻舎)
京大の博物館の収蔵品を使った標本の本。
当然、東大に負けてないんだね。
ま、それっぽい写真集かな。
アカネズミの剥製づくりを鉛筆のスケッチで逃げやがって。
もうちょっとちゃんと文章があって、深みがあるといいのに。
人にプレゼントをするにはちょうどいいかな。別にプレゼントしないけど。
★★★
【kindleで読んだものたち】
『そして誰もいなくなった』(アガサ・クリスティー/クリスティー文庫)
妻がDLしたもの。
登場人物が、本が3分の2ぐらい進んでも覚えられなかった…。
たまにはおもしろいね。アガサ・クリスティーも。
★★★
『海へ降る』(朱野帰子/幻冬舎)
しんかい6500というかJAMSTEC(海洋研究開発機構)を舞台にしたSFファンタジー。
ま、JAMSTECものだからね。青春もの?
★★★
『華竜の宮 上・下』(上田早夕里/早川書房)
kindleにはSFとかがぴったりだなあ。
暇つぶしだけど、読書スピードは速くなるし、
買っても、かさばらないしねえ。
海洋SFもの。なかなかおもしろかった。
★★★★
【今、読んでるもの】
『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』(川上和人/技術評論社)
書評サイトHONZなどで大好評の科学本。
でも、いまところ半分ぐらいまで読んだけど、いまいち。
著者のキャラクターというか、表現や言い回しがおもしろいことと、
科学本としておもしろいことはまったく意味が違うと思う。
ただの土屋賢二だな。それはそれで希有な書き手と言うことか。。。
★★★
『人類の祖先を探る 京大アフリカ調査隊の記録』(今西錦司/講談社現代新書)
kindleの新刊だった。即買い。
すぐ買っちゃうよな、kindleだと。。。
この時代のこういう人の本はいいよなあ。
どんどん電子書籍にして欲しい。