晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

夜中の叫び

2008年10月31日 | その他
深夜12時過ぎ。

帰宅途中、背後で「もー、やだ! やだ、やだ、やだ!」という叫びにも近い声が聞こえた。

やや幼い声。20代か。

酔っぱらっているのか、携帯で話しているのか。

おそらくは独り言。吐露した気持ちの大きさが、夜の闇の深さに増幅されたのか。

たしか自分も同じ場所で、同じような重いが口ででたことがあったのではないか。

小さな雑木林の脇を登る階段を、登り切ったその場所で。

頑張れ……なんて言わない。ただただ、明日の朝が晴れていることを願うばかり。




デジカメの突然死

2008年10月28日 | その他
愛用のデジカメ、「CANON IXY L」が日曜日に突然お亡くなりになりました。撮影モードで液晶が真っ黒なのです。過去に撮影したものは普通に見られるのですが、、、。うう、けっこう気に入ってたのに。



気に入っていた点
①とにかく小さい
②400万画素で扱いやすい
③安くて充分な水中ハウジングがある

ということだったのですが、、、。

しかし、悲しみに暮れるような気配を見せつつ、うきうきと次のデジカメを物色するわたし。オリンパスの防水デジカメにしようか、いっそデジタル一眼のK100Dを売っぱらって、キヤノンのpower shot G10にしようかと思ったり。

G10なら、あんまり使わないデジイチとコンデジの代わりになるし、水中ハウジングもあるし……。


アサガオのつる

2008年10月26日 | 
暖かいと言ってももう10月も終わり。アサガオもすっかり枯れ、あとはタネを取るばかりです。

で、「また、しとしと雨が降ってきたな」と思いつつ、枯れたアサガオのつる越しに外を見ていたら、つるに生える「毛」に気がつきました。

下向きに毛が生えてる!



これは植物に対するわたしの先入観なのだと思いますが、毛にせよ何にせよ、下向きになっているというのは軽い驚きでした(おおげさですが)。だって、なんか植物は上へ上へ伸びようとするんだから、下向きより、上向きだよな…という感じですよね。

で、はたと気づくわけです。

この下向きの毛がつるが上へ伸びるときの足がかりというか、グリップを効かせる役目を担っているんだろうな……と。

となりのゴーヤは「巻きひげ派」。アサガオは「つるグルグル派」。そのまたとなりのカロライナ・ジャスミンは、、、、つるグルグル派だけど、毛は生えていませんね。草と樹木の違いですかね? アサガオは1年草でつるが柔らかいですが、カロライナ・ジャスミンの方は多年生の樹木でつるもしっかり堅い感じがします。毛に頼る登攀方式じゃなくて、上に伸びるしっかりとしたつるで上るのでしょうか。

まぁ、みんないろんな方法を考えてますよね。




生暖かい10月のゴーヤ

2008年10月25日 | 
10月も下旬だというのに生暖かい日が続いています。妙ですね。昨日、関東地方は雨だったのですが、夏の豪雨のように強くなったり急に弱くなったりと、熱帯の陽性のスコールのようでした。

で、ふと気づくとまだゴーヤがなってました。



下の方からひょろんと伸びたつるが隣の水盤のカヤツリグサに絡んでいて、そこに10センチぐらいの小さなやつが。

葉っぱは小さいのが半ば黄色くなったようなものばかりで、もう枯れる一方かと思っていたのですが。食べられるぐらい大きくなるのかどうか。

ゴーヤってこういうものなのか、今年が暖かいからこうなのか? 生暖かい秋の午後にそんな疑問に取り付かれるわけです。


『人体常在菌のはなし』

2008年10月24日 | 
『人体常在菌のはなし』(集英社新書/青木皐)、買ってしまいました。武藤さん(byもやしもん)の帯に誘われたと言っても過言ではありません。



本そのものは04年の出版で少し前なのですが、武藤さんの帯で平積みでした。わたしのような『もやしもん』ファンが買っちゃうのでしょう。集英社も開き直ってますね。講談社のキャラを使うとは。

中身は、新書だけに一般向けなのでしょうか。わたしにはちょうど良いレベルで、自分の身体にいる菌のことが分かりやすく書かれています。ちょうど半分ぐらいまで読んだのですが、腸内細菌の話で、ヨーグルトと消化とか免疫との関係とかがそれなりにクリアに解説されています。

わたしは、花粉症で、すぐ下痢をするタイプなので、数年前からヨーグルトを食べているのですが、その意味とか摂り方に関して、きちんと知識を持っていませんでした。知ってる人には常識なのでしょうが、わたしには目からウロコの話ばかりです。

来年は花粉が多めという情報もあるので、この本を読んで、もうちょっとうまくヨーグルトを摂って、来るべき季節に備えることができそうです。


また教えたもらっちゃいました

2008年10月22日 | 生き物
クモの巣の中の巣??がなにか判明しました。またまたクモ蟲画像掲示板さんに教えていただきました。

ナガコガネグモの卵嚢(らんのう)だそうです。卵嚢……。中ぎっしり、ということです。

種名だけでなく、昆虫写真家の海野和男さんのすばらしい写真も教えていただきました。

ナガコガネグモって、これまでは「うーん、ジョロウグモかな~」なんて思っていた、黄色と黒のよく見かけるクモですね。

今回も勉強になりました。なにかどんどんクモが気になっていきます。

『パレオマニア』その2

2008年10月21日 | 
池澤夏樹さんの『パレオマニア』(集英社文庫)、ゆっくりですが読み進んでいて、なかなかおもしろくなってきました。

“おもしろくなってきた”といっても話が盛り上がってくると言うことではなく、池澤さんの意図するところが分かってきて、それでおもしろくなってきた…という感じですね。あいかわらず、どうして「男」が語る小説のかたちになっているのかは、まだちょっと分かりませんが。

大英博物館で見た収蔵品のもともとあった場所を訪ねる旅。文明を大上段に語るのではなく、ひとりの人間として等身大の興味をたずさえ、現地の遺跡などを通じて当時の人に思いをはせる……。

ギリシャ、インドの次は、イラン、カナダ、イギリス、カンボディア(「ディ」らしいです)と読み進み、とりあえずイラクまで来ました。全体の3分の2ぐらいでしょうか。

ときおり池澤さんらしい鋭い言葉が光る。

「文明は滅びれば遺跡しか残さない。しかし文化はその土地の環境に合わせてしなやかに変わり、それによって生きる人々とともに生き延びる。」(176頁)

これから旅はトルコ、韓国、メキシコと続きます。寝る前のひとときの楽しみになってます。



クモの巣の中の巣??

2008年10月19日 | 生き物
久しぶりに自宅からよみうりランドを経由して稲城の雑木林に行きました。ここは緩やかな谷沿いに畑が広がる谷戸地形。

秋なのでモズの「はやにえ」でも探そうかと、畑周りを丹念に見ました。もう数年前ですが、ずいぶんと「はやにえ探し」に凝って、ずいぶんと見にいったものです。残念ながら、はやにえは見つかりませんでしたが、こんなものがありました。



クモの巣の中に壺状の巣?? おそらくというか、よくわかりませんが、卵嚢なのかな? 上部に口が開いていて、ここから子グモが出て行ったのでしょうか?

正直、中からわらわら子グモがいっぱい出てきたらどうしようとか、なかに巨大グモいたらどうしようとか、そんなことが頭を渦巻き、写真を撮ってさっさとその場を離れたわたしでした。

最近、クモに目がいきますが、けっして好きというわけではない…ということでしょうか。でも、目がいっちゃうんですよね。まさに怖いもの見たさ、、、か。

ジョロウグモ

2008年10月18日 | 
近所の雑木林周りはジョロウグモが大繁殖です。
ま、大繁殖というか、今の時期多いんでしょうね、そもそも。

みんな大きい巣を作って、なんかこうお腹がプリプリというかぽってりというか、よく太っています。正直、ちょっと怖いですね。うちのチリグモとはえらい違いです。



たしか小さな雄が巣に居候(?)してるんですよね。さがしてみると、なんだか小さいクモはいるけれど、抜け殻のようで、生きてるんだか、死んでるんだか良くわかんない感じでした。写真の上に写っているのが雄なんでしょうね。

京極夏彦の『絡新婦の理』という本を思い出しました。女郎蜘蛛って、こうも書くんですね。京極らしいこだわりなのか。中身は、、、あいかわらずさっぱり覚えていません。やっぱり居候的雄の話だったでしょうか……。

『検索バカ』

2008年10月18日 | 
『検索バカ』(朝日新書/藤原智美)。タイトルとはじめにを読んで買いました。



WEBを検索することでものが分かったようになる感じ。外部脳化というかグーグルの全能感といか、そういうことへの批判と自分の頭で考えることの大切さをきちんと捉えようとする本だと思ったのですが……。

実際、本書の大部分は「クウキ」の話。「空気読めよ!」のクウキです。そういうもので今の日本の社会が作られているというような話です。前に読んだ『「関係の空気」「場の空気」』(講談社現代新書/冷泉彰彦)を思い出しました。内容はさっぱり覚えていませんが、その本はクウキの問題は、「日本語」の問題として書かれていたような気がします。



で、『検索バカ』ですが、そのクウキの話がおもしろくないわけではないのですが、本として腑に落ちません。タイトルとはじめにとちがいすぎるから。

著者が主張しているのは「生きることは考えること」ということ。だからWEBを検索ばかりして、考えたような気になっているのはやばいんじゃないの?という意味では、たしかに伝えたいテーマとタイトルは一致しているようですが、とにかく本の大部分はクウキの話ですから。

最後の方で、「検索でクウキを読む日常」ということで、検索とクウキをつなげようとしているのですが、なんか無理があるような気がします。

『検索によって「全体の指向」=「みんなの動向」=「クウキ」をさぐり、知らずしらずのうちにネット上にも「クウキ読みの日常」をつくろうとしてます』とありますが、うーん、検索によってかあ…。

WEBで検索する→自分の頭で考えなくなる→バカになる

…という「はじめに」で、それは納得できるのですが、なんだろう、結局本書では

世の中「クウキ読み」が跋扈している→検索がそれを後押ししている

…ということを言っているのでしょうか? 

正確には、「検索」という行為は、とくにクウキとは関係ない気がするのですが。WEBがクウキを作っている部分はあるし、それがWEB内のクウキだけでなく、外に漏れだしている部分もあるでしょう。

でも、「検索」が「クウキ」をなあ……。それでバカねえ…。どこかで論理の飛躍があって、それにわたしがついていけてないのかな?

繰り返しますが、本書のクウキの話はなかなかおもしろくて、それなりに読ませる内容だっただけに、やや腑に落ちないわけです。



山は Light & Fast ?

2008年10月18日 | 
今、登山の世界は Light & Fast がキーワードになっています。「軽く、そして速く」という感じでしょうか。各登山用具メーカーはこぞってこれか、これに類したキャッチフレーズを使っています。

装備を軽くして、短期間で登る。

おそらく近年のヒマラヤ登山の戦略から来ているのでしょう。昔の大登山隊を組んで多量の物資を投入して登ることから、少人数で少ない物資で速攻で攻めるスタイル…。

それを日本の山に導入するのはどうなんだろう? ま、週末1泊2日の山行は、fast登山といえばそうだけど。

わたしも、サポートタイツをはいて、身につけるもののほとんどは化繊で、コンロはチタン製、ストックついて、あげくにはアミノサプリを飲みつつさくっと行きます。

たしかにLightは重要。とくにわたしは体力がないので、装備は軽いにこしたことはありません。でも、それはゆっくり楽しく登りたいためなのです。つまり…

Light for Slow

それがわたしの登山スタイルです。軽量で快適な装備は、山をゆっくり楽しむためのもの。

ま、そんなに言うほど登ってないのですが…。

エビフライと呼ばれるもの

2008年10月16日 | 
奥多摩ネタ続きます。

鳥屋戸尾根の稜線近くは一部にアカマツ林が続きます。おそらく人工林だと思います。乾燥した稜線近くに植える樹木としては悪くない選択ですが、実際これももう利用されないでしょうね。

アカマツといえば、在来工法の日本家屋で「梁」(はり)に使う木材ですが、まぁ、今更奥多摩のはねえ……。

間伐されているのか、そもそもそうなのか、見晴らしが良く、川乗山(川苔山)がよく見えました。足元も見るとこれ。



エビフライと呼ばれるニホンリスの食痕。アカマツの種鱗をもいで根元にある種子を食べた跡ですね。

リスはドングリとかを食べそうですが、まったく食べないそうです。おもにオニグルミ、アカマツのタネなどを食べるそうです。乱暴に言うと……人間がそのまま食べられないものは食べない…ということですね。

悪くない感じ

2008年10月15日 | 
奥多摩ネタの続きです。

長沢背稜の蕎麦粒山の手前にこんなのがありました。カラマツ材で作られた土留め。



長沢背稜の東京都側は狭い幅でカラマツ林が続きます。その下はヒノキかな。実際、このカラマツは施業されることはなく、結局利用しようがないんだろうと思います。まぁ、しょうがないのかな、今となっては。植林当時はカラマツがブームだったんだと思いますが。

で、この土留めです。悪くないですよね。現地調達で何段もの堰堤というか、土留めが続いていました。

奥多摩は地形がもともと急峻で、シカの増加もありササが後退し、斜面が不安定な場所が多いのですが、こういう管理なら歓迎です。実際、何年もつかは分かりませんが、コンクリより百倍ましですね。

施工主体はおそらく東京都水道局(おそらくです)。じつは奥多摩は水源林として水道局が管理しているのです。山はどこも水源地ですが、水道局が積極的に山を管理しているのは東京都ぐらいではないでしょうか?(ほかの県のことはよく知りませんが) 山梨県まで、東京都の水源林がけっこう幅をきかせていますから…。


ザトウムシLOVE

2008年10月14日 | 
ザトウムシはいいですよね。はじめて見たときの衝撃は忘れられません。おおげさですが。

あきらかに、、、地球のものとは思えない宇宙生物的なフォルム(人間も宇宙生物ですが)。キュートな動き。いつもいつも手に乗せて遊んでしまいます。なんか前から2本目の脚が触覚のようにさわさわ動いて進むんですよね。

ザトウムシはクモ綱ザトウムシ目ということで、クモ目ではないようで、ま、クモの兄弟ということでしょうか。文献も少なく、分類も進んでいないようです。WEBでは虫なびさんが詳しかったのですが、そこでも「なかなか難しい」とのコメントがついています。

今回奥多摩で見たのは、虫なびさんのを見たりすると、オオナミザトウムシではないかと思います。ザトウムシの中では普通種ということです。

とにかく山小屋周辺にいっぱいいたのですが、身体の周りがオレンジ色のものと白色のものがいたのです。雌雄の違いか、種類の違いか。

 ←身体の周りが白っぽい。服面から続くのか。

 ←身体の周りがオレンジ色。よく見ると第1関節(?)のところもオレンジ色だ。

昔、同じ奥多摩で、カマドウマの死体をめぐって、クロスズメバチとバトルをするザトウムシを見たことがあって、「こいつら肉食なんだ!」と驚いたことがあります。ま、バトルとは言っても、カマドウマの死体を運ぶザトウムシにクロスズメバチがちょっかいを出していただけですが、、、。

ザトウムシ。興味津々です。いい図鑑なり生態を解説したような本ががないものか? ないか……。