黄昏のガンマン

ガンマンはとうにリタイヤ
節々は痛むし物忘れが頻発して今は街外れの小屋で自炊暮らし
ダラダラと過ごす毎日だ。

里芋

2017-04-01 | 日記

芸大卒でも絵描きは安定しない職業、水彩画の先生が大学の講師に呼ばれたというわけで昨日は最後の教室。
最後の教室なので何を描くのだろうかと教室に入ると受講生の机の上に黒っぽいものが乗っていて何だろうと掴んでみたらだいぶ変形した里芋である。 もうちょいとシッカリしたのを描きたいところだけど細密画とかもあると云う解説、 だがそういうのは描きたくないし描ける訳でもない。 
途中講師が廻ってきてこの種のモチーフはあなたに向いていると云われてしまった。 どうもこんな野暮ったいのが向いてるとは、 リンゴとは言わないけどせめてカボチャとか言ってくれるとありがたいんだけどね。

  

    水彩画教室で里芋を描きました

最近見た宮沢賢治の番組で 芸術家ではなくとも人は誰でも労働の中にも芸術を描いてきたものである、と云う解説。 大分長いこと生きてきて恥ずることも良かったことも幾度も描いてきて 寅さんではないけど今は反省の日々を過ごしてるところ。 絵に描くと明るい色 暗い色が総天然色で交じり合って結構サイケアートっぽい感じではないか てな事を思ってたらまずそうな里芋が出来上がってしまった。
里芋の茹でたのを指先で掴んでチュルリと皮を剥くのは楽しくて旨いもである。 明日は上野の花見がある、持ち込んでやろうと総菜屋で買い込みました。


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