黄昏のガンマン

ガンマンはとうにリタイヤ
節々は痛むし物忘れが頻発して今は街外れの小屋で自炊暮らし
ダラダラと過ごす毎日だ。

錠剤をシートから取り出す

2018-01-29 | 日記

寄る年波で冬になると親指の先にアカギレみたいな割れが出来てミカンの皮をむいたり枝豆の皮をピュッと押して口に入れる動作、錠剤シートを破いて1粒取り出す時、、などは痛みを我慢しなくてはならず困りごとの多い季節。
少し前に自分の症状に合性が良い水絆創膏をみつけて回復してよかった と思っていたら最近の寒波で左手の親指の先割れが再発してしまい 頼りの水絆創膏をつけて傷口を塞いでるけど指先を使うと痛みが出てなかなか治らなくて弱ってるところである。

    

    「マリリンモンロー」パソコンから描きました

右手の方はひどくはないのでミカン、枝豆の皮は何とかなってるけど 困るのは朝夕に作業が発生する錠剤のシートからの取り出しだ。
右親指だけで出来そうのものだが この作業 両親指で錠剤の裏を同時に押さえ込んでから 右親指爪先で銀紙を引っ搔いて破って それから左爪先で錠剤を掻きだす。 掻きだす際に左親指の爪を深く突っ込むので傷口に痛みが発生する。 この動作は一回で終わらない事が多くてその度に痛みを感じてかなわない。
何かいい方法はないかと楊枝の先を銀紙に突っ込んでみたら意外と簡単に破けて力も要らい、自分にとっては大きな発見である。
楊枝を使うたび若い頃はこんな事は無かったのに、これからくたびれた体細胞がどうなって行くのか? 考える度に爪楊枝なんか使いたくないんだけどショウガネーなー、 と思うばかりである。


粋な事をする

2018-01-25 | 日記

御徒町のガード下の工事で常連だった居酒屋がなくなってしまい その後に開店した店に仲間と入ってみる。
この店 2階に窮屈なテーブル席があるので狭いらせん階段を登って覗いてみたら満席で賑やかでうるさい。しょうがないので1Fの立ち飲みスペースの端にある止り木に落ち着いて それぞれ好きものを注文、 自分は煮込みとラッキョ、タコの唐揚げを注文した。
生ビールを一本を空けた所で連れのオバサンが 足が短いのでこの椅子では足が地面に付かないで宙ぶらりんであぶなっかしいので疲れてしまう、他の店にしてもらいたい とクレームがつく。 つまみが残ってるのでもう一本空けてからアメ横をブラブラしながら次ぎの店に向う。

     

    デッサン教室でのクロッキー

次に入った店は有名な大統領のすぐ側にある煮込みのうまい店。
この辺の店は戸口から大幅にはみ出してテーブルをが置いてあり 雨除けと防寒のために厚手のビニールで囲ってある。 雪が降った後で寒いのではと思ってたけどエアコンが強いのと飲んでるせいでそれほど寒くはない。
この店に前回寄った時は女性同士の客が頻繁に出入りしていて なかには独りで飲んでる女性もいる。 我々の隣に座ってた客が店員に あの女性に一杯ご馳走してやってくれ と頼んでおいて 女性にビールが届くと 離れた所からありがとうとビールを上げて乾杯をやってる。 粋な事をやるもんだけど下心があるとしたら嫌な奴で許せないところ 女性がありがとうと言って先に店を出たので許すことにした。
今回も女性が大勢寄るのではと思って期待して入ったわけだが見たのは一組だけ、前回は明るいうちの入ったせいかもしれず 今回は勤め帰りの男の連中ばかり。
仕上げは直ぐそこのラーメン屋でビールで乾杯、 今度は明るいうちに来てみることにする。


お引越し

2018-01-22 | 日記

テレビで見たい映画はDVDレコーダーに保存していて 直ぐには見ないので8本も溜まると満杯になってしまう。 だいぶ使い込んでるし容量のあるブルーレイレコーダーを検討。
メーカーでは4kに切り替え時期みたいだけど自分に4kは過剰スペックなので非対応で容量のでかいのを通販で購入。
寄る年波で後面のケーブルがゴチャゴチャして解らくなっちゃう と 買う前から心配していて挑戦してみたら旧機と同じ差込口につなぐだけであっけなくテレビが映る。
旧機に保存してる映像は如何しようかと取り説をみてたら旧機からのお引越し との説明がある。 これは助かると思って早速取り掛かゝろうとしたら 旧機には新機と繋ぐ接続口が付いてない。 こういう場合はDVDデスクにコピーしてそれを新機にダビングしなさいと書いてある。

    

     水元公園の風景です

とは云うものテレビのダビングは一回しか出来ないので新しい機械のHDDにはダビング不可。 しょうがないので気に入ったものだけだをDVDデスクにダビングして残す事にして面倒だけど取り掛かる。
始めてみると「歌伝説・フランク永井の世界」「ちあきなおみの世界」、、など永久保存したいのがいくつか入っていて見ながダビングしてると懐かしくて若い頃が思い起こされる。
気に入ったものは全てダビングし終えて 見直してみたらBSプレミアムから保存した「歌伝説・テレサテンの世界 アジアが生んだ歌姫」 が見つからないではないか。 どこかで消し込んだみたいで何度も見直したけど見つからない。 お気に入りをなくしてしまいすごーく残念。
なんとか使いこなせそうで一生もの。 これから生涯最後のパソコンを と 買い替えを考えてるけど お引越しが心配でなかなかその気にならないでいるところである。


元を取った気分

2018-01-19 | 日記

上野駅不忍口を出て京成電鉄脇にある公園入り口の階段を登っていく。
この階段 似顔絵書きのオジサンと作品が石段の下からてっぺんまで並んでいたものだが 今は上り口に見える独りだけ。 自分は何度も通ってるけどマズくてどうでもいい顔をしてるので描いて貰いたいと思ったためしがない。 描いて貰いたい人が減ったのか規制がかかってるのか解らないけど昔の独特な雰囲気が上野にお似合なので寂しくなったものだ。 
登りきってから休まないで西郷像に向う階段にとりかかる、 階段の奥行きが広いので大股で登っていくと結構疲れるもので なんとかノンストップで頂上にたどり着く。
西郷さんを横に見ながら少し先を歩いてると梅の花が開いている、 寒い中に趣のあるもので日本酒で一杯やりたくなるものである。

  

  上野公園の梅と 展示会場入り口

階段登りを楽しんでから辿りついたのは西洋美術館の「北斎とジャポニスム」展。 平日なのに入場券売り場では15分位い並んで券を買う。 残念ながら65才以上の割引はなくて一般料金の千6百円を支払う。
混んでるので人の頭の後ろから隙間を探しながら鑑賞、空いてる箇所があると素早く入り込んで近で見る。
300点の展示だそうで 何時も思うに絵は瞬間芸的。 映画、小説を300点みたら一週間でも終わらない、此処では一点で家が建つような絵ばかりを1時間ちょっとで見終わってしまい とりあえずは見たという実績が出来る事にはなる。
相変わらずオバサン連中が多くて 思ったより良かったわ の声が聞こえる。たしかに北斎にはゴッホの他 モネ、ドガ、セザンヌ、ロートレック、、が傾倒してたみたいで 彼らの絵がここで見られて千6百円、充分に元を取った気分だ。


ハッカの味

2018-01-15 | 日記

100円均一店をブラついていたら懐かしいサクマのドロップが置いてあるではないか。缶の表示をみたら「サクマ式ドロップス」となっていて100均で売るために安くした商品名だと勝手に考えてしまった。
家で調べたらドロップには「サクマドロップス」と「サクマ式ドロップス」があって本家の番頭が興した会社のが前者で本家の社長の息子が興した会社で売ってるのが後者だそうだ。 ややこしので仲良くして一本化出来ないものかと思うけど世の中そう簡単にはいかないみたいだ。

     

      安井曽太郎「金蓉」をスケッチ

家に帰って早速フタを開けようとしたらキツくて指では空かないので10円玉でこじ開ける。子供の頃はそれほど苦労せず空けられたと思ったけど もう一方の会社がその頃のものではと考えこむ。
ドロップといえばハッカ、白い雪みたいな色のハッカはないかと缶を掻き廻して出てきたのは他より少し小粒のやつ。 口の入れてみると子供の頃しゃぶったのに比べて刺激が弱くて物足りない。 もう一方の会社の味がその頃のものではと考え込む。
そんなわけで比較しなくてはと「サクマドロップス」をスーパーに探しに行ったけど置いてない。 100均にあった式のほうは置いてあって190円の定価が付いていた。
我々の子供の頃には甘いものを食べるのは贅沢で飴玉をしゃぶるのはすごく楽しみなもので 缶に入ったドロップは高級品。 今のスーパーの飴玉コーナーには色んなのがわんさと置いてあって 自分はノドにたんが絡むので ノドスッキリ飴とかビタミンC入りとか刺激のあるのを始終口に入れていてる。 子供の頃に味わったハッカの味が解らなくなってしまったみたいだ。