野菜売り場で大きく陣取っていたミカンのコーナーがだいぶ淋しくなって ポンカンとかオレンジが巾を利かせる季節になって来た。
少し高値だけど終わりに近づいて今しか食べられないと一袋をレジ籠に入れる。
早速食べようと一個取り出して表面を見るとシラクモみたいな痣が大きくかぶさっている。皮を剥こうと指を立てるとビクともしない コンチクショウと思い切り親指に力を入れても反応がないのだ、
諦めて包丁で二つに切り分け。別れた物に薄く包丁を入れ皮を剥いだ。 現れた房は思いのほか光沢が良くて甘味があって行ける味でだった、次の一個からは何とか親指が入って皮がむけ 上手く食べる事が出来たが 疲れが出るミカンであった。
映画「ハリウッド的殺人事件」からハリソンフォード、ジョシュハーネット
何時もの習慣で昨日もミカン売り場を見たら4個入りで760円と全盛期と比べ倍近くの単価、 如何しようかと思ったけど今季の最後にしようと思い切ってレジ籠に入れた。
実食で表面を眺めるとオレンジ色の奇麗な表面をして 前回と違い柔らかそうな感じだ。
指を入れると皮が柔らかすぎて中身との張り付きが強いので数センチ剝がれただけで千切れてしまうのだ。 普通は4回位い剥げば奇麗に終わるものだけど こいつの場合10か所ぐらい剥いでその上途中の剥ぎ残しがまだらに付着してしまうという状況となってしまった。
いよいよ口に入れようと房を千切ると 薄皮が柔らかいせいで隣同士の接着が激しく薄皮が剝がれてしまう、仕方ないので3房ごとに分割して口に入れる作業となって指先がずぶ濡れになると云う憂き目になってしまった。 但し甘味は十分で不味くはない これでシーズンは終わったのである。
ミカンの事を言ってる場合でない、 気が付けば自分の季節もそろそろ終盤だ。 固いミカンのようになるか柔らかくなるのか、 甘い干し柿みたくなってポトリと落ちるのが良いと思ってるんだけどね。