黄昏のガンマン

ガンマンはとうにリタイヤ
節々は痛むし物忘れが頻発して今は街外れの小屋で自炊暮らし
ダラダラと過ごす毎日だ。

お腹が減った

2020-01-31 | 日記

腹部の超音波検査をやるので朝食抜きで病院へ行く、 今年もこれから医者通いが始まった。
受付を済まして珍しく時間通りに検査室に呼ばれて お腹を出してベッドに横になっ下さいと言われる。  手を万歳の形を取ろうとしたらコロコロと何かが転がる音がしたので ベッドの下を探したけど見つからないので検査に入る。
ヌルヌルしたゼリーを塗られてプローブをぐりぐりと当てられ `息を吸って止めて` の掛け声が普通だけど ここでは `息を吸ってお腹を膨らませて止めて`  で お腹を膨らませてが余計だ。
何回か繰り返してると '息を吸ってお腹が減った` との変な掛け声をかけられた。 12時近いで思わず本音が出たみたいで笑ってしまった。
検査が終わりベッドを降りて部屋の隅を見たら100円玉が転がっているのが見える、先ほどの音はポケットから落ちる硬貨の音だ、拾ってそっとポケットに入れた。 自分の物に間違いないけど何故か見られたらまずい感じがした。

 

   裸婦講座で描く

検査が終わって 診察迄に時間があるので病院食堂へ行ってウィンドウを見たら和風スパゲッティが美味そう、 なのに自販機の前に立ったら習性でざるそばのボタンを押してしまった。
昼時で定食を食べてる看護師と思われる連中と同席、 いつもの様にそばをズズーっと数分で食べ終え カッコいい所を見せて素早く席を立つ。
その後の診察では思った通りで特に異常なし、 二か月後に大腸の内視鏡をやると言われる、 なんか過剰な事をやられてるみたいだけど仲良くしておこうと思って言う通りに予約をした。
 
薬局に寄って待たされていると、 市販薬を買いに来た客がマスクがありますかと尋ねる。 店員が 外人がみな買っていってしまった と答えていた。


歳をとるのは同じだ

2020-01-28 | 日記

ここ数日は雨模様の日ばかり続いて今日の雨は冷たくて大分冷え込んで、家にくすぶってつまみぐいばかり、
こんな事ではいけないのでと図書館にいってみると
空調が快適なのでくたびれたオヤジ達が本棚近くの腰掛に座って居眠りをしている、 本を読んでいて眠くなったのか 眠るために来たのか知れないが寝顔をさらけだしてみっともない光景だ。
俺はこういう連中とは違うんだよねと言い聞かせながら年寄りコーナーを覗いたら 浜美枝の「孤独って素敵なこと」の背表紙が目について手に取るとカバーにはデカい鼻と、唇の彼女の写真が載っていて篠山紀信が撮ったそうだけどチョットという感じ。
その隣には村松友視の「老人流」というのが目についたので 2冊を借りてきた。

  

  映画「007は二度死ぬ」から浜美枝、ショーンコネリー

浜美枝と言えば植木等とのサラリーマンものと007のボンドガール、 で植木等の事はだいぶ字数が多くて新しい事が分かったけど ショーンコネリーについては顔写真は載ってるけど数行しか書かれてなくて英語の勉強と教師の事ばかし、 書けない事情があったのか英語を覚えるのに大変だったのか もう少し書いて欲しかった。
表題で孤独と書いてるけど家族は近くに住むし仕事も持っていて一人を楽しむ時間という意味みたいで 眠狂四郎の孤独とはえらい違いだ

俺の場合は正調の独り暮らしだけど 孤独とか難しい事はどうでもよくて ただ呑気に行ければ幸せ者  と云う考えだ。
村松については洒落たエッセイを食道楽が主体で書かれてたけどモハメドアリと猪木の一戦、紅白歌合戦の水原弘の黒い花びら 黄昏のビギン、 ウエスタンカーニバルのスター なんて出てきて懐かしかった。
浜も村松ともに俺と同世代、 老人コーナーの書棚に並んでるとは思はなかった。
年を取るのは年金暮らしの俺と変わりはないみたいである。


あの匂いに効き目がある

2020-01-24 | 日記

夜中にトイレに起きたら胃がムカムカする。 こんな時は正露丸を飲まなくてはと薬箱のビンを見たら一粒しか入ってない、 一回に3錠必要なのに。 効き目はわずでもと祈りながら一粒を飲む。
翌朝起きてみたら幸いにもムカつきは無くなっていた。 薬が効いたのか飲まなくても治ったのか良く解らない現象だ。
塩分をとり過ぎて胃酸が溜まったと思われるときは太田胃散を飲む事にしていて、胃がムカムカしたり気持ち悪いときは正露丸を飲む、 若い頃は二日酔いにも飲んだものだ。

   

    「安曇野」写真からスケッチ

近くのスーパーの薬売り場で正露丸を探したけど見当たらない、 キャベジン パンシロンとかコマーシャルで有名になったものや初めて見るものが置いてあるのに最も歴史があるラッパのマークは見かけなかった。
黒て鼻くそのような形状 あの匂いに効き目があると思ってるんだけど時代とともにダサくみえる様になって後発物に変わってしまたみたいだ。
仕方がないので他のスーパーの売り場に行くと大、中、小がキチンと置いてあった。シッカリした売り場ではまだ健在みたいだ。 エビオスも置いて有った。


みかん

2020-01-21 | 日記

野菜売り場ではミカンの隣にポンカンとか言うのが置かれてるけど ♪ミカンの花が咲く頃は~ の我々の世代はやはりミカンでポンカンとか言うのは食べた事がない。
ミカンは包丁を使わないで皮を剥けるのでたやすく食べられる便利な食べ物、 それに最近のミカンの皮は柔らかくて剥き易く 実の薄皮も柔らかいので筋を取らないで口に入れられるし それに甘くて近年は当たりはずれがなくなっている。
昔は酸っぱいのや皮が固いのがあって当たりはずれがあったものでたまに甘いミカンに当たると とても嬉しくなって今以上に美味く食べたものだ。 今は均一化されてどれを掴んでも同じ味、 たまには酸っぱいのが食べたくなったくなってきた。 

   

    正月番組から 北島三郎、二葉百合子

冬の果物ミカンにはビタミンCなどの栄養が豊富なので一日2・3個は食べようと思ってるのに食べるのを忘れてしまい 床に入る前に気が付いて寝間着姿で食べだすという事が頻繁に発生。
今の時代 おやつ用に買い置きした煎餅、甘納豆、カリントウ、、とかの菓子は常備在庫していて 引き出しを引っ張ればすぐに取り出せて簡単につまみ食いが出来る状況。 
そこにいくと我が家でのミカンは冷蔵庫の一番下の野菜室に入ってるため 気付かずについ食べるのを忘れてしまう事になる。
対策として籠に入れて目立つところに置けばよいものだが狭い棚にミカンのための置き場所を作るのは難しく 野菜室が保管場所という事になってしまい これからも食べ忘れが頻発するみたいだ。


最後部の席は初めて

2020-01-17 | 日記

帝釈天に行った際、おばさん連中から寅さんだ々々だ と指さされてなんだか嬉しい気持ちになった事があり、以前に増して寅のフアン。 昨年末に封切られた「お帰り寅さん」を見たくて行って来た。
何時もはすいている前の方の席を予約するものだが今回は足元が通路になってる最後部の席を予約する。 もしトイレに行きたくなったら出やすいと思ったからである。
最後部の席は初めてで 長い距離の階段を歩かされて次回はやめだと思いながら辿り着くとこの列は満席、 良かったのは前が通路になってるのでスミマセンの挨拶が要らないで座れた事だ。
見渡して見ると観客は自分より年上の人たちが半数以上、 このシリーズが始まったのは50年以上も前、その当時50才の人は100才、20才でも今は70を超えている。 自分の両隣も爺さんバーさんだ。もちろん俺もだけどね。

   

   寅次郎夢枕 から八千草薫、渥美清

寅さんの甥っ子 今は50才位になった満男が昔を回想する事で進められ 今まで撮られた寅さんシリーズの画像が流れて数々のマドンナが映し出される。
吉永小百合、栗原小巻、、当時人気NO1の美人女優達と時間を過ごす事が出来た役者はいただろうか、 鶴田浩二や中村錦之も叶わない、男は顔ではないという事を見事に証明した寅さんだ。 自分は寅さんに似てるみいだけど そうはモテた事がなし、 現実は厳しいものだ。
昔の画像ばかしで余り面白味がないと見ていて半分ぐらい進んだのかと思ったらラストの字幕が現れた、 飽きなくて良い映画なのかも知れない。
オープニングの桑田佳祐が歌う♪俺がいたんじゃお嫁にゃいけぬ~ の歌唱シーンが渥美清と重なってとても良かった。
映画が終わると年寄りが多くて杖を持った人 背もたれに掴まりながら階段を降りる人 手摺を握る人が目立つ、
しかし年は取っても映画館に行く気力は若者より強い、 認知症が少しぐらい混じっていても まだまだ人生落ち込まない人達みたいだ。