黄昏のガンマン

ガンマンはとうにリタイヤ
節々は痛むし物忘れが頻発して今は街外れの小屋で自炊暮らし
ダラダラと過ごす毎日だ。

銅メダル位はもらえそうだ

2020-11-24 | 日記

病院の入り口でオデコを差し出すと手に持った非接触の体温計をかざして 36.3度大丈夫ですと言われた。 最近の病院では1mほど離れた線に立って測ってるのに古いやり方だ と 思っていたところ。
先週行ったら 線の前に立ってと言われて前を見るとスマホみたいのに自分の顔が写っていて 画面上方に体温が表示されていた。  最新式にしたみたいだ。 
脇の下で測っていたら長蛇の列が出来そうだ。
手の消毒についても 少し前までは容器の頭をポンポンと叩く方式から足踏み式にそれから自動式に変化している。 この病院では新旧のが置いてあって 足踏み式に手を入れて 出てこないのとぼやいているおばさんがいた。 短時間に改良が加わるので使う方も大変だし買い替えるのも大変みたいだ。

            

               「境内散歩」水彩画教室で描く

病院の休憩所には本が置いてあって背表紙を見ると  在宅ホスピス、モルヒネ緩和ケア、その時側にいて、、、とか深刻なものが多くて 俺もそろそろだと思ってパラパラと拾い読みをした。
その中の 男の孤独死 という本を開いて見る。 死ぬ時はガンがいいですか認知症が良いですかと聞くと ほとんどの人が癌と答えが返ってきて癌のフアンが多いみたい と載っている。
自分もその方が良いと思ってるし今は食道がんの放射線治療中、 望み通りの癌の途中だけど食道は嫌なので早く治って貰って 出来れば下半身でお願いしたいところだ。
老年性痴呆症は長生きしてから発生する。 長生き出来るという事から著者はそちらの方を選んでいた。
もう一つ、 生きてるだけで金メダル という面白い本題。 癌を乗り越えた著者が落語で講演する内容が書いてある。 
寄る年波で散歩で疲れっぽくなったし買い物は忘れが多くなったけど今のとこは何とかなっている、 金メダルでなくても 銅メダル位はもらえそうだ。


店長を呼べ!

2020-11-17 | 日記

駅前で共同募金の募金箱を抱えて立ってる人に捲し立ててる爺さん。
近寄ってみると 公務員の給与と一般人の給与のどこが違うのか と 訳の分からない事を訴えている、  募金箱の若い男は困ったような顔をして黙って立っているのを見かけた。 何が溜まってるのか話したくてしょうがない爺さんみたいだ。
こないだはホームセンターで買った雑貨をエコバッグに入れてるおばさんに近寄って、 入れる順番が逆だ・横でなくて縦に入れなさい など命令調で声を掛けていて 言われたおばさんは困ったような顔をしていた。
最近はこんな爺さんをよく見かけ 今日スーパーに行ったら車椅子の爺さんが店長を呼べ! と大きな声を出していた。 こんなのは爺さが多くて どういうわけかバーサンは見かけないものだ。

         

          テレビ西部劇「ライフルマン」から

おかずを買いに行くスーパー、 何時もの納豆に入れる刻みネギを買おうと棚を見たら 今迄のもと違って厚切りになって良い感じになっている、常々こうなって欲しい思ってたものだ。 しかし残念なのはパックが少し大型に変化して量が多い事だ。
今迄のものでも量が多いので冷奴や蕎麦に使って水っぽくなる前に消化しようと努力してるのに益々持て余す事になる。 店長を呼べ! と云いたいところだけど どうも気が小さくて云う事が出来ない、 云えばサッパリするみたいだけどね。


背中を押してもらう

2020-11-10 | 日記

初めての放射線治療, 待合室に座ると次の部屋にはリニアック室という表示がある。 
名前を呼ばれて 上半身裸になって靴はそのまま 検査室に入るとMRIより背が高いくてデカい立派な装置が見える。 思わずこの器械の値段は幾らするのかと貧乏人の悪い癖、 それなりにという答えが返って来た。
ベッドの高さは胸ぐらいあるので踏み台を登ってから横になる、 落ちたら大怪我をする高さだ。
仰向けに寝ていよいよ照射が始まった、 何か体に感じるのかと構えていたら何事もなしである。 MRI見たく音がするとか注射の様な痛みもないので何か物足りない感じ、 果たして効いてるのかと云う思いだ。

           

             水彩画教室で描く

照射が終わって起き上がってくださいと言われて 上半身を持ち上げようとすると90度の手前であたふたして看護師に背中を押してもらう羽目になってしまった。 今更始まったことではないけどCTとかの検査で仰向きになるとこんな状態になってしまう。 足を上げて反動があれば出来るけどやらしてくれそうもない。
起床の時には足を上げた反動で起き上がって鍛えてる積りだったが 寒くなると布団が邪魔なので今はマットの両端を掴んで起き上がる様にしている。
今日は看護士と技師との二人で背中を押してもらいながら、 腹筋が弱ってるし体が硬くなってしまってね と 話すと、  大体の人は自分ではできないもので出来る人の方が少ないですよ と思いがけない答えが返って来た。
これを聞いて落ち込んだ気分がすっきりと晴れて 俺はまだ大丈夫だ と云う自信が湧いてきた。

2週間ぐらいで副作用が出る事があると言われたけど 今の所は何でもない、 駅までの送迎バスがあるけど健康のために歩くことにしている。


サラリーマン並みに通う事に

2020-11-03 | 日記

胃カメラの検査はキツイので麻酔をお願いしていて、 ガンケン有明では検査の後30分間 別室で横になって休んでから会計に進む事になる。
先月から行き始めた慈恵医大では検査の後も点滴チューブを付けられていてベットで30分∼1時間ばかし安静にした後に会計に進むやり方。
病院を出て歩いてると慈恵の方は全く普段と同じに戻っていて楽な感じでこちらの方が好感の持てる治療だ。 ただし数時間経過するとやはり飲み込みずらい状況になって 夕にビールを飲もうとすると喉につっかえてゴクゴクする快感が味会う事が出来ずに 350ミリの半分を捨てるという羽目になってしまうのだ。

          

         映画「ザ・グレートファイター」から カークダグラス、ジェーズコバーン

5年前に食道と胃の腫瘤を内視鏡で除去してもらって以来 半年ごとに胃カメラの検査を受けていて今回は食道にガンがあるという検査結果が出てしまった。 幸いレベルゼロの軽傷で 放射線治療をやるという事になった。 
この治療は土日を除いて30日間の連続通院で照射をするという事で通いやすい柏の慈恵病院を紹介して頂き 先週末には照射の目印となるクリップというのを食道に付ける作業をして 連休明けから本番の照射行われる。 
この歳になってサラリーマン並みに毎日通うようになるとは思ってもみなかった事だ。
電車賃も馬鹿にならないので定期券を買う事にして 自販機でやってみたら問題なくスイカ定期券を買う事が出来てホッとして。 財布に入れて改札を通ろうとしてセンサーにかざしたとたん 赤ランプが光って、 カードを2枚で使わないで下さい と言われてしまった。
通常のスイカと重ねて使えないみたいで 現役時代の名刺入れを引っ張り出して入れみたらピッタリと収まった。