予定より1時間早く「萩グランドホテル天空」に到着、ゆっくりできるのでうれしい。割当てられた部屋は2人だけではもったいないくらい広い。寒いのでとにかく温泉へ。ここの大浴場は広くてきれい、窓はガラス張りになっていて外の庭園が見える。その一角に露天風呂があるのだが、お湯はちょっと塩っ辛い透明なアルカリ泉で、熱くもなくぬるくもない温度がまことに心地よかった。
さあお待ち兼ねの夕食だ。「ふぐ会席」とは大げさだが、間違いなく“ふぐ”料理である。
が、ふぐ刺しの皿をみて笑った。よく旅番組で芸能人が「こうやって食べると上手いんだよね」といいながら、豪快にお箸でさあっーとたくさんの身を寄せ集めて食べるが、ここのは“さっ”ともいかないくらいで終ってしまいそう。それに、腕のいい板前ほど薄作りが上手いと言うがここの板前も相当腕がいいのだろう、誠に薄くて皿の模様だけがやけに目立っていた。だが、ふぐ鍋はとてもいい味で、ふぐの身も今が旬だけあって上手い。写真のほかに、ふぐの炊き込みご飯とお吸い物が出た。材料は粗末でも味付けがよければ十分満足できる。よくぞまあ、あの価格で…、文句は言えませんです。ハイ!
部屋に帰ってしばらくすると「お布団を敷きにきました」と、どう見ても後期高齢者に見える女性が2人。半袖の薄いうわっぱり姿に、「寒くないですか?」というと、最初は少し涼しいが、すぐに汗をかくのだと言う。いかに布団敷きが重労働か、見ているだけなのが申し訳ない気がした。
寝る前にもう一度ゆっくりお風呂へ。湯上りの暖まったところで持参のチューハイ、おいしいネエ。
翌朝は小雪がちらついていた。7時50分出発、長門市の角島まで約1時間ちょっとだ。角島大橋が青い海原とマッチして美しい。どこかの大手引越し業者がこの橋をCMに使っているという。
なんてことない小さな島だが、ここには明治9年に日本海側最初の石造り灯台として初点灯した角島灯台がある。だが、現在は修理中だとかで、大掛かりな工事が行われていて近づくことができない。
隣接して「夢崎波の公園」があり、ここはハマユウ、ダルマギク、スイセン、ハマヒルガオなど角島自生の草花が1年を通して咲き競うそうである。今もすでにスイセンがたくさん咲いていた。
後期高齢者の男性7人グループ、最高は82歳とか。この歳になってもツアーに参加できるのはお元気な証拠、こうありたいものだ。中の1人が「おじょうさん、シャッター押してあげようか」、「いいんですよ。有難うございます」と私たち…。あとで、「ねえ、おじょうさんと呼びかけられてすぐ反応して返事を返すなんて、私たち相当あつかましいわね」と、2人で笑った、笑った。
次は、青海島である。入り口の売店にいる看板娘の「ネコちゃん」、首にはエサ代を入れる袋をぶら下げている。御歳60歳とか、テレビに出たこともあるそうだ。周りがどんなに騒がしかろうが我関せず、じっとこの姿勢のまま。どこかの駅長ネコみたい。
対岸の仙崎港からは遊覧船が運行されているが、我々は遊歩道を歩いて展望台へ。今日は風が強くて遊覧船は運航中止だというが、この遊歩道は両脇を樹木にかこまれているせいか小春日和のように温かくて、歩いていると体がポカポカしてくる。展望台から眺める「北長門海岸国定公園」は、侵食して洞窟ができている岸壁や、海面には色々な名前のついた奇岩が林立していて絶景である。
さて、昼食だ。なかなか豪華な献立で、特に、ウニのセイロ蒸し飯・カニの味噌汁がおいしかった。満足、満足。
次は萩蒲鉾店へ、ここのかまぼこは高級品ばかり、高価なので試食だけ。そして最終行程の「西の京山口・瑠璃光寺(曹洞宗)」へ。本尊は薬師如来。国宝の五重塔を中心として、境内は香山公園と呼ばれ、桜や梅の名所にもなっているそうである。
公園の少し奥深いところに「明治維新史跡 枕流亭」があり、説明板には、昨年の大河ドラマ「篤姫」に登場した小松帯刀・西郷隆盛・坂本竜馬など、なじみの深い人たちの名前が見える。
おみくじを買った。おみくじは大概100円が普通だが、ここのおみくじは30円。いい加減な占いではなかろうなあと開いてみると「大吉」で、「あなたの心のままになります」とある。30円でいい気持ちにさせてもらえるなんてちょっとでき過ぎ?
これで全行程が無事終了。復路も予定より1時間くらい早くつきそうだという。さあ、居眠り開始、これだからバスの旅はやめられない。
さあお待ち兼ねの夕食だ。「ふぐ会席」とは大げさだが、間違いなく“ふぐ”料理である。
が、ふぐ刺しの皿をみて笑った。よく旅番組で芸能人が「こうやって食べると上手いんだよね」といいながら、豪快にお箸でさあっーとたくさんの身を寄せ集めて食べるが、ここのは“さっ”ともいかないくらいで終ってしまいそう。それに、腕のいい板前ほど薄作りが上手いと言うがここの板前も相当腕がいいのだろう、誠に薄くて皿の模様だけがやけに目立っていた。だが、ふぐ鍋はとてもいい味で、ふぐの身も今が旬だけあって上手い。写真のほかに、ふぐの炊き込みご飯とお吸い物が出た。材料は粗末でも味付けがよければ十分満足できる。よくぞまあ、あの価格で…、文句は言えませんです。ハイ!
部屋に帰ってしばらくすると「お布団を敷きにきました」と、どう見ても後期高齢者に見える女性が2人。半袖の薄いうわっぱり姿に、「寒くないですか?」というと、最初は少し涼しいが、すぐに汗をかくのだと言う。いかに布団敷きが重労働か、見ているだけなのが申し訳ない気がした。
寝る前にもう一度ゆっくりお風呂へ。湯上りの暖まったところで持参のチューハイ、おいしいネエ。
翌朝は小雪がちらついていた。7時50分出発、長門市の角島まで約1時間ちょっとだ。角島大橋が青い海原とマッチして美しい。どこかの大手引越し業者がこの橋をCMに使っているという。
なんてことない小さな島だが、ここには明治9年に日本海側最初の石造り灯台として初点灯した角島灯台がある。だが、現在は修理中だとかで、大掛かりな工事が行われていて近づくことができない。
隣接して「夢崎波の公園」があり、ここはハマユウ、ダルマギク、スイセン、ハマヒルガオなど角島自生の草花が1年を通して咲き競うそうである。今もすでにスイセンがたくさん咲いていた。
後期高齢者の男性7人グループ、最高は82歳とか。この歳になってもツアーに参加できるのはお元気な証拠、こうありたいものだ。中の1人が「おじょうさん、シャッター押してあげようか」、「いいんですよ。有難うございます」と私たち…。あとで、「ねえ、おじょうさんと呼びかけられてすぐ反応して返事を返すなんて、私たち相当あつかましいわね」と、2人で笑った、笑った。
次は、青海島である。入り口の売店にいる看板娘の「ネコちゃん」、首にはエサ代を入れる袋をぶら下げている。御歳60歳とか、テレビに出たこともあるそうだ。周りがどんなに騒がしかろうが我関せず、じっとこの姿勢のまま。どこかの駅長ネコみたい。
対岸の仙崎港からは遊覧船が運行されているが、我々は遊歩道を歩いて展望台へ。今日は風が強くて遊覧船は運航中止だというが、この遊歩道は両脇を樹木にかこまれているせいか小春日和のように温かくて、歩いていると体がポカポカしてくる。展望台から眺める「北長門海岸国定公園」は、侵食して洞窟ができている岸壁や、海面には色々な名前のついた奇岩が林立していて絶景である。
さて、昼食だ。なかなか豪華な献立で、特に、ウニのセイロ蒸し飯・カニの味噌汁がおいしかった。満足、満足。
次は萩蒲鉾店へ、ここのかまぼこは高級品ばかり、高価なので試食だけ。そして最終行程の「西の京山口・瑠璃光寺(曹洞宗)」へ。本尊は薬師如来。国宝の五重塔を中心として、境内は香山公園と呼ばれ、桜や梅の名所にもなっているそうである。
公園の少し奥深いところに「明治維新史跡 枕流亭」があり、説明板には、昨年の大河ドラマ「篤姫」に登場した小松帯刀・西郷隆盛・坂本竜馬など、なじみの深い人たちの名前が見える。
おみくじを買った。おみくじは大概100円が普通だが、ここのおみくじは30円。いい加減な占いではなかろうなあと開いてみると「大吉」で、「あなたの心のままになります」とある。30円でいい気持ちにさせてもらえるなんてちょっとでき過ぎ?
これで全行程が無事終了。復路も予定より1時間くらい早くつきそうだという。さあ、居眠り開始、これだからバスの旅はやめられない。
こちらでは安い「かに道楽」でも7・8000円、割烹だと15000円は覚悟しないとです。
それが旅館で泊まって往復運んでもらってですからね~
バスツアーが人気なのも頷けます。
ところで以前はたまに釣りにでかけまして、といっても砂浜や岸壁からの小物狙いですが草ふぐをよく釣り上げたなぁ。
あと、ふぐといえば猛毒の卵巣を食べたことがあります。
新潟県の佐渡や石川の能登地方独特の「粕漬け」なんですよ。
不思議と漬け込んで2・3年もするとあの猛毒が消えるそうです。
たいしたお味でもありませんが珍味というか文字通りとっても珍しいものだと思います。
バスは、酔う確立が多い事と、多分・眠れないと思うので、私はバスツアーは不向きな気がしますが、安く上がるのには魅力を感じます!少し鍛えたら大丈夫でしょうか?
いずれ大いに満喫できたご様子、何よりでした!
健康様々ですね!
旅番組では、東京から伊豆や熱海などへのバスツアーは1万円以内というのがたくさんありますね。
こちらでも日帰りカニツアーだと5000円くらいであります。
まあ、OPをつけて2万円以内が妥当でしょう。
豪華な旅より、安い料金であっちこっち行って、上げ膳据え膳で温泉に入れてもらえば上等です。
日常を離れてとにかくどこかへ行ければそれで満足します。
ふぐはしびれるくらいがうまいと通の人はいいますが、ちょっと怖いです。まあ、高級料理は普段食べることなどありませんから心配無用ですけど…。
私はバスに乗るとすぐに眠るので、どんな長距離も苦になりません。外の景色などみることはほとんどありません。
最近の不況で、高いツアーは不人気だそうです。このツアーは県北では月に3回、県南では土日以外はほとんど連日催行されています。昨年10月頃から春先まであるようです。ホテルも薄利多売でも休業するよりはいいのでしょうね。
私達には安いツアーは有難いです。