14・15日と1泊で、萩・津和野方面へ。この地方への旅は今回で3回目、以前の2回は今から10何年も昔のプライベート旅行である。
「日帰り料金感覚でのご案内“びっくり! 萩・津和野 ふぐ会席”」というパンフレットの宣伝文句に惹かれて、昨年11月頃に申し込んでいたのだが、例によって超格安バスツアーである。夕食・朝食付き1泊2日、2人参加で11000円、OPは当日の昼食1000円、翌日の角島・青海島観光(昼食付き)4980円、それと損害保険1000円で、合計17980円というお手ごろ価格。
でも、この値段で本当に“ふぐ会席”を食べさせてくれるのか、半信半疑。岸壁で糸をたらせばすぐに食いついてくる小さなふぐがいるが、その手のふぐかもしれないねと覚悟はしていた。値段が値段だ、まあふぐ中毒にならない程度のふぐなら我慢しなきゃあー。
朝7時出発、中国縦貫道も広島県・庄原あたりに来ると、この辺は標高が高いのか一面の雪景色が続く。最初の目的地、山陰の小京都と言われる島根県・津和野へ12時少し前に到着。この街は年末からずっと雪の日が続いているそうで、小雪の中傘をさして街並を歩く。
古い歴史をもつ城下町・津和野の中でも殿町通りが最も古いたたずまいを残している。カトリック教会、藩校養老館跡、郡役所跡など史跡が集中している。
養老館は文豪・森鴎外も学んだ藩校で、現在は民俗資料館となっている。
土塀に面した通りの長さ200mほどの掘割には大小様々の鯉が700匹余り放流されている。
掘割は、どのくらいだろうか一定間隔をおいて格子柵で区切られていて、その中にいる鯉は泳いでいるというよりひとかたまりになってその場に留まっているという状態である。掘割りには6月上旬~中旬頃に約3000本もの花菖蒲が咲くそうだが、あいにくその季節に来たことがない。
鯉には一切エサはやらないそうだが、観光客がエサを買って与えるのでどの鯉もメタボばっかり、こうなると大きな黒い鯉などはグロテスクで、優雅というにはほど遠い。寒い時期には藩校養老館入口の橋の下に集まってくるそうで、もうウジャウジャ固まっている様は圧巻である。
この黄金の鯉は一番古い鯉で70歳だとか、ここを占領して動かないそうである。鯉も歳をとると骨が弱るのか、背中の辺りが歪んでいるのがわかる。
この掘割のはずれに津和野大橋があり、そのたもとには「鷺舞い」の像が建っている。鷺舞いは、7月20日と27日の例祭に舞う神事だそうで、この両日には鷺舞が優雅に練り歩くそうである。
次は萩の地ビール工場へ。ビールの試飲、夏みかんジュースや夏みかんを使ったお菓子などの試食をさせてくれた。そして、今日の最終観光地である萩・武家屋敷自由散策である。四百年前に毛利家によって作られた三十万石の城下町で、その武家屋敷と商人の住まいが残っている町並みは、長い白壁と夏みかんが塀の外にまでたわわに垂れ下がっている景色は情緒があっていい。
この萩市は吉田松陰、高杉晋作を始め、木戸孝允、伊藤博文、山県有朋、桂太郎など、幕末から明治にかけて活躍した人たちの旧宅跡やゆかりの碑があちこちに見られる。また、昭和2年に総理大臣を務めた田中義一の大きな銅像が建っていた。歴史に興味のある人には魅力のあるところだろう。つづく。
「日帰り料金感覚でのご案内“びっくり! 萩・津和野 ふぐ会席”」というパンフレットの宣伝文句に惹かれて、昨年11月頃に申し込んでいたのだが、例によって超格安バスツアーである。夕食・朝食付き1泊2日、2人参加で11000円、OPは当日の昼食1000円、翌日の角島・青海島観光(昼食付き)4980円、それと損害保険1000円で、合計17980円というお手ごろ価格。
でも、この値段で本当に“ふぐ会席”を食べさせてくれるのか、半信半疑。岸壁で糸をたらせばすぐに食いついてくる小さなふぐがいるが、その手のふぐかもしれないねと覚悟はしていた。値段が値段だ、まあふぐ中毒にならない程度のふぐなら我慢しなきゃあー。
朝7時出発、中国縦貫道も広島県・庄原あたりに来ると、この辺は標高が高いのか一面の雪景色が続く。最初の目的地、山陰の小京都と言われる島根県・津和野へ12時少し前に到着。この街は年末からずっと雪の日が続いているそうで、小雪の中傘をさして街並を歩く。
古い歴史をもつ城下町・津和野の中でも殿町通りが最も古いたたずまいを残している。カトリック教会、藩校養老館跡、郡役所跡など史跡が集中している。
養老館は文豪・森鴎外も学んだ藩校で、現在は民俗資料館となっている。
土塀に面した通りの長さ200mほどの掘割には大小様々の鯉が700匹余り放流されている。
掘割は、どのくらいだろうか一定間隔をおいて格子柵で区切られていて、その中にいる鯉は泳いでいるというよりひとかたまりになってその場に留まっているという状態である。掘割りには6月上旬~中旬頃に約3000本もの花菖蒲が咲くそうだが、あいにくその季節に来たことがない。
鯉には一切エサはやらないそうだが、観光客がエサを買って与えるのでどの鯉もメタボばっかり、こうなると大きな黒い鯉などはグロテスクで、優雅というにはほど遠い。寒い時期には藩校養老館入口の橋の下に集まってくるそうで、もうウジャウジャ固まっている様は圧巻である。
この黄金の鯉は一番古い鯉で70歳だとか、ここを占領して動かないそうである。鯉も歳をとると骨が弱るのか、背中の辺りが歪んでいるのがわかる。
この掘割のはずれに津和野大橋があり、そのたもとには「鷺舞い」の像が建っている。鷺舞いは、7月20日と27日の例祭に舞う神事だそうで、この両日には鷺舞が優雅に練り歩くそうである。
次は萩の地ビール工場へ。ビールの試飲、夏みかんジュースや夏みかんを使ったお菓子などの試食をさせてくれた。そして、今日の最終観光地である萩・武家屋敷自由散策である。四百年前に毛利家によって作られた三十万石の城下町で、その武家屋敷と商人の住まいが残っている町並みは、長い白壁と夏みかんが塀の外にまでたわわに垂れ下がっている景色は情緒があっていい。
この萩市は吉田松陰、高杉晋作を始め、木戸孝允、伊藤博文、山県有朋、桂太郎など、幕末から明治にかけて活躍した人たちの旧宅跡やゆかりの碑があちこちに見られる。また、昭和2年に総理大臣を務めた田中義一の大きな銅像が建っていた。歴史に興味のある人には魅力のあるところだろう。つづく。
そして、鍋がおいしくなります。(笑)
観光用の写真などで見ると広い街並を想像しますが、この白壁の街並はほんの200mだけなので、ちょっと物足りません。
津和野は観光シーズンになると、石炭で走るD51ですか、あの汽車が運行されて大勢の人が写真を撮りに来るそうです。
花の季節がいいようですね。
もっともお鍋は今の時期ですが…。
鷺舞いの像は、一風変わっていて目を惹きますね!
(コメントも2に続きます・笑)
掘割りは短くてちょっと期待はずれに感じられると思います。
私も最初はゆっくり散策できると期待して行ったのですが、ちょっと歩くだけでがっかりでした。
どこの観光地もこんなものでしょう。ポスターを見ただけでは実際はわかりませんね。