風になりたい

自作の小説とエッセイをアップしています。テーマは「個人」としてどう生きるか。純文学風の作品が好みです。

雲南の旅2011 福貢

2011年10月13日 06時47分28秒 | フォト日記








 六庫からバスで四時間ほど怒江を遡って福貢へ。町のつくりは基本的に六庫と同じ。怒江のほとりの小さな平地に建物が並んでいる。










 こじんまりしているぶんだけ、なじみやすかった。吊り橋を渡って、川辺でぼんやり景色を眺めていると、なんだか気分が落ち着いた。川は名前のとおりと言うべきか、怒濤のように流れていた。




 少数民族の布をかぶった女性たちが露店を出していた。民族衣装を着た人たちがもっといるのかと思っていたけど、案外少ない。二〇〇一年にバックパックを背負って雲南を旅した時は、田舎町に行けば民族衣装を着た女性がけっこういたものだけど。時の流れだろうか。




 右はリス族、左は怒族の女の子。
 ふたりはホテルの喫茶室の服務員だ。
 コーヒーを飲みたいなと思って喫茶室へ行ったのだけど、あいにく缶コーヒーしかなかった。
 リス族は怒江で最大の少数民族。中国国内には約六十万人が住んでいる。クリスチャンが多く、ラテン文字をもとにして作ったリス文字を持っている。彼女もクリスチャンなのだとか。クリスマスを新年として祝うそうだ。
 怒族は人口約三万人。おおかたの怒族はリス族の言葉を理解するそうだ。宗教は精霊信仰。彼女は、怒語、リス語、漢語の六庫弁(雲南弁の一種)、北京標準語を話す。
 
コメント
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