「今から行っていいですか？」
銀のステッキは店舗営業をしていません。
ですから、毎度お客様にはお気遣いいただき、
来店前に、こんなお電話をいただきます。
すみません。
本当に長い旅でした。
「個人旅行に添乗員同行の旅」
じつに5年ぶりの復活でした。
驚くことに体調が戻るのにひと月もかかりました。
ううっ、自分の衰えに驚愕しつつ、ありあり思い出します。
「あなた、ちゃんと後輩育てないと、自分に降りかかるよ」
ああー本当でした！
10年ちょい前にドイツでお客様に言われたこと、今さらしみじみ。
ちなみにお客様の意図は、大きなスーツケースの上げ下げは、
元気でないとねーー(若い添乗員さんでないとねーー)
だったはず。。。
久しぶりで、しかも長いヨーロッパからの旅を終えて、
ご一緒したお客様から事務所に訪問したい旨の電話がありました。
少なからずドキドキしてお迎えしたところ…
不思議です。
ついこの前までご一緒していたお客様。
なのに、数日ぶりにお会いしたらちょっと照れ臭く。
考えたら、家族より、事務所のスタッフより、
もしかすると一番長く寝食を共にした仲かも？
家族といえども日中は会いませんし、
日々スタッフも入れ替わりが激しく、ずーと一緒はありえません。
となると、10日間、
ましてや異国の地で、
びっちり時間を共有してきたその間柄は、唯一無二。
お客様としか分かり合えないあの日々の関係性かもしれません。
だって色々ありましたからねーー本当に。
すでに懐かしい。
あれだけ濃密な日々？を送ってきたのに！
例えばランチタイムに飲まない私に
「あなた具合が悪いの？」とまでおっしゃっていたのに！
ここ逆瀬川の事務所でお会いすると、
すっかり他人行儀。
当たり前か！！
たった数日で、すっかり互いにぎこちなく？
「あのーこれ」
綺麗にアイロン掛けされたバンダナを手渡されました。
「え？」
それだけですか、の言葉を飲み込む私を背に
ヒラヒラ手を振り、事務所を後にされました。
さっさと。
ローマ、そしてパリ、
フライトスケジュールが突如変更になってフィレンツェにも。
あらためて整合性ないなぁ…でも、これぞ自由旅行…ですね？！
いやはや楽しい旅でした。
「個人旅行に添乗員同行の旅」
ー気ままな自由旅行に添乗員同行の安心感ー
アルザス地方、スイス、台湾、ラスベガス、これからも旅は続きます。
ご興味のある方は、ぜひ、お問い合わせください。
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