銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

梅雨明けのお届け物

2018年06月30日 | のほほん同志Aの日常

日曜日からは、「バルト三国・歌と踊りの祭典」のツアー。

添乗前の最後の出勤日はおそろしくドタバタするものですが、
そんななか、ピンポーン、「お届け物でーす」と。

誰からかと思えば、この春、銀のステッキ旅行を退社し、
いまは新しい職場でがんばっている仲間から。

地震見舞いのお菓子でした。

夏らしい涼やかな便箋に、お手紙も。

細い虫がのたうっているような字は、そのままでした(失礼)。

そして、お菓子に添えて、一束の線香花火が。



事務所の前のアスファルトで、みなでヤンキー座りの車座になって、
花火をした去年の夏を思い出しました。

うちら全員、和式便所いける世代やなぁ、とかなんとか言いながら。

手紙には、東京での研修が終わり、まもなく新しい生活が始まる、とありました。


東京はきのう、梅雨明けの空。

ありがとう。
木曽川の近くでの、新しい生活、がんばってください。

私も明日からバルト、それが終われば花火の夏です。

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近日のツアーのご案内は、コチラ>>
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バス旅行、オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.co.jp

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肉肉しい一日。

2018年06月28日 | T字路をまっすぐ行ってみたら

和牛焼肉店で、“幻”とタグの付いた肉三昧。

ホルモンも合わせてお腹いっぱい頂いてきました。

それぞれ特徴のある部位で、

皆さま一切れ一切れ味わっておられました。

窓の外を見ると、もくもくの煙が排出されていました。

あんなに?

と、皆さまと目配せ。

網の上にある、潜水艦の潜望鏡のような換気扇が大人しそうに、

でも、凄い威力で煙を吸っているのがわかりました。

ホルモンを焼くと、炎が上がり、いい具合に仕上がっていきます。

何種類かお肉が焼かれ、ビールが注がれ、どんどん皆さま上機嫌に饒舌に。

最後のアンケートには、『何を食べたか分かりません』とまで。

あれまぁ!?

でも、お顔は、いい色でしたよ。

足元も右へ左へ…いい具合に千鳥足でしたが、、、、

別れ際には「楽しかった」のひとこともいただきました。

もちろん、その千鳥足のお客様も最後まで

お見送りさせていただきました。

久しぶりの肉肉しい一日、

私も活力をいただき、ありがとうございました。

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七夕便り、お楽しみに!

2018年06月27日 | 見かけだおしNのつぶやき

またまた、毎度の原稿期間に突入。

うーう、と生みの苦しみに喘ぐ日々です。

無い知恵を絞り出すのは、もはや苦行に近いかも。

そんな中、救世主となるのが、やっぱりお客様。

 

「こんなとこ行ってみたい」

「以前行ったとこ(他所の旅行社で!?)が良かったから」

正直言いましょう。

銀のステッキの企画作りに欠かせないのは、

お客様からの情報です。

いつもありがとうございます。

 

最近も、改めて、このことにガッテンすることがありました。

先日、舞鶴の岩牡蠣を食べに行ったツアーでのこと。

発信源は、お客様の「岩牡蠣が食べたい」のひとこと。

行き先は、こちらで提案しました。

でも、売れるかなぁ、がホントのところ。

なぜなら、掘っ建て小屋(失礼、、、)のような場所で

屋外バーベキューです。

 

うーん。

びっくりです。

売れました。

そしてスゴくいい旅でした。

太陽の強い日差しを浴びながら、汗だくでいただいたのに、、、

「こんな大ぶりの岩牡蠣、サイコー!」

「漁師の皆さんの、キビキビお接待に感激!」

赤ら顔で、ふうふう、でも皆さん、確かに笑顔でした。

お水もセルフサービス、トイレの環境も、、、なのにね。

クーラーの効いた、上げ膳据え膳の料亭で、いただくことが一番じゃないですね。

許容範囲の広い、お客様。

まさに旅人です。

 

ぷりぷり、イカも丸かじり。

鯖は、大正確でした。ジューシーで、パリパリの焼き面が美味!

もちろん、旬のとり貝も出ました!

 

意外なツアーが売れるのですから、よくわからない。

そういえば、夜のツアーは、

銀ステ向きでないとこちらが倦厭しがちですが、、、

蛍狩も、実は人気があります。

 

お客様のこと、わかっているつもりが、

案外わかっていないのでしょう。

お客様の発する「もう、歳だから、、、」は、間に受けてはいけないのね。

皆さま、足や腰や、ふしぶし痛いとこだらけ。

でも。

でも、せっかく旅に出るなら「知らなかったことを知る」、

見聞欲を満たす場所でないとダメなんですね。

さすがです。

 

皆さんの経験値に合わせて、企画するのは一苦労。

それでも、いい旅が、出来そうな、、、自己満足まであと少し。

頑張って生み出します!

お知恵を提供くださる方、まだ間に合います!

ぜひ、惜しみなく 、、、お願いします。

次号は、七夕発送です。

お楽しみにお待ちください。

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糸か、綿か、それが問題だ

2018年06月23日 | のほほん同志Aの日常

私事ですが、我が家のかなり大きな冷蔵庫の野菜室は、
つい二週間ほど前まで、桑の葉でいっぱいでした。

そして時が流れ、今は、冷凍庫がいっぱいです。

桑の葉を盛大に食べていた蚕が、すべて繭になったのです。
その数、316個!



(ある日の収穫)



(サイズもいろいろ)


ということで、私の専らの関心は、この冷凍庫のなかの300あまりの繭をどうするか。

繭の行く末は、二つあると聞きました。
生糸。または、真綿。

生糸にするべきか、真綿にするべきか。
それが問題だ。

ハムレットのように悶々としていた私に、うってつけのツアーが巡ってきました。

「大音の糸取り」

滋賀県湖北に今なお残る、繭の糸取り工房の見学です。



こちら、賤ヶ岳のふもとにある大音は昔、いかごの里と呼ばれ、
ほとんどの家で、豊かな湧き水を使った糸取りが行われていたのだそうです。

今では昔ながらの製法で糸取りをしているのは、こちらの佃工房さんのみ。



70~80度のお湯で繭を煮ながら、わらで素早くなでて繭の端の糸をたぐり、
それを20~25本ほど束ねて、一本の糸につむいでいきます。

こちらの繭は、岐阜県の美濃から取り寄せた春蚕(はるこ)。

蚕が桑の春先の新芽を食べて育つので、糸が丈夫なのだそうです。





まるで手品のような手の動き。

この糸はすべて、琴や三味線など、和楽器の糸になるそうです。

この日のお客様の大半は、お琴の先生とそのお弟子さん。
この大音の糸を用いてお琴の糸をつくっておられる工場が近所にあると伺い、
飛びこみでお願いしたところ、快く受けて下さり、作業を見学させていただくことができました。

「琴には30年間お世話になってきたから、一度見ておきたかったのよ~」

と先生、感無量の様子。

ということで、午前中は生糸でした。


さて午後からは、真綿を使って真綿布団を作っておられるお店へ。



原料となる繭。

繭は1000m以上の一本の糸からなっており、
それを切れないように慎重に、くるくると湯の中でまわしながら糸を取るのが先の「糸取り」でしたが、
真綿の場合は、それを一本の糸にするのではなく、繭をふやかしてそのまま四角く引き伸ばします。

そのため、多少、不揃いな繭でも使えるのだとか。



糸取りに比べると簡単そう!
と思えたのは、職人さんの手つきを見ているときだけで、
いざ体験させていただくと、なかなかこんなふうにきれいにはなりません。

こうして何枚か重ねたものを、天日で乾かして、
さらにこうして二人で引き伸ばします。

その作業を繰りかえして、「真綿布団」ができあがります。

さわらせていただきましたが、軽くて、暖かくて、やさしくて、気持ちがいい!



こちらの真綿布団のお店でも、年々、繭不足に悩んでいるそうです。
養蚕農家が減り、九州や四国から繭を取り寄せていますが、
後継者不足でそれもいつまでもつだろうか、と。

そこで、自分のところでも繭を取ろうと、
三年前から、まずは桑の木を育て始めたのだそうです。



この秋から本格的に蚕を育ててみるとのことで、
今は、春の蚕で準備中。



この繭が、十日あまりもすれば、カイコガになって、卵を生んでくれるのですね。


さて、ここ最近の懸案だった、生糸にするべきか、真綿にするべきか。
この日のツアーで心は決まりました。

糸取りは、とても無理。
くわえて繭も不揃いですから、真綿にします。

最後に訊いてみました。

「この真綿布団、一枚つくるのに、どれぐらい繭がいるんですか?」

答えは、…なんと3000個!

「300個ぐらいやったら、なあんもできひんで」と。

いいのです。

ハンテン(片腕だけ?)とか、首巻き、とか、何か作って、ときどき触ってみたい。


つやつやと優しい手触りが、蚕をなでていたときの感触にそっくりでした。



(最後の最後、316個めの繭になった蚕。一番ちびちゃんで心配しましたが、がんばりました)


さて、そんな繭ツアーを終えての帰り道。
すっかり影響を受けやすい私の目は、途中で立ち寄ったサービスエリアでも。



「あ、こんなとこにも繭が…!」と、一瞬、立ち止ってしまったのでした。


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上高地は神降地だった

2018年06月20日 | Hの生きる喜び、それは

シーズン中はずっと観光客があふれているイメージの上高地ですが、
実は6月のこの時期、一瞬の静寂に包まれます

アルプスを目指す登山客のピークは7月から、
観光客は梅雨である6月はあまり来ません

だからこそ、人が少なく穴場のシーズンでおすすめなのです
雨にぬれた艶やかな緑のどれだけ美しいことか
もやがかった森の中の散策路が、どれだけ神秘的か

(明神池)

私はひそかに、雨を期待し
お客様にも、雨の素晴らしさを過剰なほどにピーアール

予報も雨、よし予想どおりの雨!・・と向かったところ

(大正池)

あら、、、快晴・・

雨のすばらしさをあんなに力説していたのは、どこへやら

なんだかんだ言って、やっぱりお日様の光は偉大です

(梓川と穂高)

(神秘的な岳沢湿原)

(早朝の梓川右岸の散策路)

皆さんの気持ちも一気にアップ、アップ!木道の散策路を軽やかに歩く皆さん

今回、銀ステらしく、ご参加の方は下は30代から、上は80代まで
50代、60代、70代、とすべての世代の方がそろいました

上高地が素晴らしいのは、どの世代の方も一緒に楽しめるということ

歩いてよし、休んでよし、眺めてよし、何もしないでもよし、と
その日の気分や天候で、思い思いの楽しみ方ができます

(ギンリョウソウ↓)

(タガソデソウ↓珍しい花です)

(ショウキラン↓)

(ベニバナイチヤクソウの群落↓)

(ヒメシジミ↓)

 

(せっせと巣作り シジュウカラ)

(高らかにさえずるアオジ)

(カルガモのお母さんと赤ちゃん)

上高地のシンボル、赤い屋根の帝国ホテルに連泊しました

アルプスの山小屋をイメージした斜めの屋根が可愛いお部屋。
細やかな心遣いであふれていて、快適に過ごせます。

梅雨の最中でも、晴れることはあるのですね
雨の後は必ず晴れる

明日への活力をたっぷりといただいてきました

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