あれは8月でした。
集合場所で、いつものように検温しながら、
そこは北新地のど真ん中。
「夜の街関連」なる言葉がすでに巷を賑わしていました。
「皆さん、今から例の夜の街関連にお連れしますよ。
しかも5人以上、これって世の中的にあきません。
だからSNSでぜーたい公にしないでくださいよ」
そんなことを笑いながら言っていたと思います。
ご案内したのは、確かに夜の街関連のお店でしたが、
ご時世で、どこも大変、お昼に貸切で開けていただきました。
ちなみに、夜でも昼でも同じと思っているので、
昨今流行りの、コンプライアーンス「〇〇の場合」なる先手必勝の言い訳ではなく、
北新地に65歳以上で行った、が全てです。
そこで、お客様が、
「春先はお弁当届けくれてありがとう。
変化に富んでいて結構楽しかったわ。あてにしだしたのもほんまやで。
ところで、おせちはせんの?」
その頃も、コロナ禍ではあったものの、夏にはなんとなーく
なんとなくですが、ちょっとづつ好転する兆しを信じる気運。
なので、一蹴しました。
「もう、やめてください、、、と言いながら案外やってたりしてェーー(笑)」
もちろんその場は、思いのツボ通りに?笑いに包まれました。
そして今日、迎えた大晦日。
確かに、仰せの通りおせちの配達をしていました。
笑っちゃいますよね。
あ、自暴自棄ではなく、本当にクスクスという感じ。
楽しい。予言通りの今日を粛々と、ううん違うな。
嬉々とやっていた自分たちが、自画自賛で愛おしくさえ思えたのです。
大雪の予報が数日前から出ていました。
これは、まさに今年のファイナルにふさわしいのかもと覚悟してのぞみました。
でも。
晴れた。青空だった。
お客様が旅先では見せない田舎の母とおんなじ毛玉の普段着だった。
飛行機がその青空に向かって伊丹から沖縄へ飛び立った。
大好きなかわりばえのない紅白を今見ている。
いつものフリをするのも、大事だと知りました。
恐ろしい速さで、ホロホロとこぼれ落ちる時間。
せめてその一粒に価値を見出して、掬い上げていきたいと思います。
2020年、銀のステッキに関わっていただいた皆さま、
今日の日をありがとうございます。
明日という日はコロナの下、
立場・性別・年齢・国籍・民族諸々をひょいと簡単に乗り越え、
なんと、世界が平等の下、スタートです!
これって、すごいことかもしれないじゃないですか。
12月29日(火)〜1月3日(日)までお休みをいただきます。
新年1月4日(月)9:00より通常営業となります。
お急ぎのご用件は、メールにてお願いします。
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