銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

まさかの!!!

2014年07月29日 | 見かけだおしNのつぶやき
「あ、Nさん、よかった、実は今日・・・」


毎年、もはや銀ステ夏のイベントとして開催している
設立記念のお食事会

今年はおかげさまで5周年を迎えました

5年となると、少しはハクがつきますか?
でも、このお食事会は毎年の定例行事として
銀ステでは位置づけています

勝手に自分たちで盛り上がって、
お客様を巻きこんで、
そんな手前みその企画になっているのかもしれませんが・・・

でも、一年一年、私たちにとっても
濃い時間の経過がありますが、
会員の皆さまにとってもいろんなことがあった月日だと思います

一年とは、やはり大きい

そんな風に思ったのは、・・・・

その朝、一本の電話が鳴りました


「楽しみにしていたけど、今日は無理みたい」

―いつものお声とは何だか違います

今日の食事会のキャンセルのお電話です

「なんだか頭がぼぉーとして、ぐったりしているの」

―え!熱中症ではないですか??

こちらの質問とは別に

「ごめんね、今日の会費はちゃんと請求してよ」

―もう!人の心配ですか?それよりクーラーつけていまか?

「ううん、昨夜しっかり戸締りして寝たの」
 
ーえ~すぐに玄関開けて、風通してください!
 
「クーラーは身体に悪いから・・・」

―ちょっと、何言ってんですか!!早くつけて!!
 お水は飲みましたか?

「朝から何もする気がなくて、頭にからまった電線が・・・」

―ひぃぇ~


で、その方のご自宅へ赤チャリを飛ばしました


玄関先でぐったり、うつむかれる姿

「大丈夫ですか?」

この方、見聞欲旺盛で、学びの旅がお好き
いつも私たちに多くのことを教えてくださいます
旅の中でも、皆さんから頼りにされるあねご肌
添乗員が旅先で、困ったら、真っ先に
「すみません、旗を持って、他の皆さんを
まとめておいてください」とお願いをしてしまう


そんな方です


「まさか、私が熱中症になるなんて思ってもみなかった」


クーラーをつけず家の中で
蒸し風呂状態で亡くなる方、
最近のニュースでショッチュウ流れています

それなのに、まさか
「自分は違う」
他人ごとと思っていたと・・・

なんで~!!!???

水を飲む気力、そのものが失せてしまったのだとか
危ない、危ない

風にあたられ、水を飲んで、少し楽になられたら
気も緩んでか、こんなことを仰いました


「私、夜が怖いのよ、だからしっかり戸締りして寝るの」


旅先で知る、スマートなお客さま
なんでも一人でこなされるお客様
困った人には手をさし述べられるお客様
添乗員が困った時、頼みの綱のお客様

こんな一面があったのですね

ちょっとほろり

いやいや
「とにかくクーラーが身体に悪い神話は忘れて
日本は、もう昔と気候が違うんですから」

だんだん、キツイ口調の私

「でも、私が熱中症になるなんて~」
まだ納得いかない様子のお客様に向かって

「あきません!これってオレオレ詐欺の被害者の
常套句ですよ!!!」

さらに怒声の私

「大丈夫それは、絶対自信あるから」

―あかん、それが・・・

これは定期的見回りが必要のようです

って、銀ステはどこへ行くんでしょうか~~


5年の月日が確かに流れたことを感じる出来事でした


■皆さん!私も初めて知りました
 これだけ連日話題になっていても他人ごとなんて!!
 あきません、家の中でこそ危険です
 水分をしっかりとって
 我慢せずクーラーは悪ではありません
 日本の夏は、もう昔と違いますよ~

 ~熱中症にはどうかお気をつけください~

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生きてみます

2014年07月28日 | Hの生きる喜び、それは
7月10日~20日、ご家族の自由旅行の添乗として、
スイスへご一緒してきました
連日、見事なまでの快晴
マッターホルン、モンブラン、ユングフラウなどの
名峰が軒並み見られ大満足
そして、自由旅行ならではの楽しみ
その日の気分次第で行きたい場所やアクティビティ、レストランを決め、
食べたいものを食べ、寝たい時に寝て、出発したい時に出発する

何とも自由気ままな旅を楽しんできました

…と言っても、私は連日、“明日はどうする!?”の軽いパニック状態
そんな中、現地のガイドさんがいる時はひと安心
色々と相談できるからです

旅の後半、モンブランを抱く町、シャモニに滞在した時のこと
1日ハイキングの日、現地ガイドさんを手配していました

通常、前日にガイドさんの携帯に確認で電話を入れ
当日の流れを相談するのですが、
この日の手配書のガイドさんは No Phone(電話なし)
ガイドさんなのに、携帯電話なし!?
あわてて日本の手配会社に確認すると
「あ、彼、携帯電話持ってないんですよ。山男ですからね・・・
普段からモンブランとかグランドジョラスなんかの
ハードな山を案内する国際山岳ガイドなんです」
何それ?
すごい人なのは分かりますが、私たちは単なる観光&軽ハイキング
なんで?
基本的に私たちは自由旅行のため行程がないので、
打ち合わせなしで当日を迎えるのは怖いのですが・・・仕方ありません

腹をくくって迎えた当日

早めにロビーで待っていると、
薄黒く日焼けしたいかにも山男が入ってきました
中年風で下向き加減の仏頂面、
着たおしたアウトドアウェアに、ザック
恐らく彼にしたら控え気味にしたであろう、軽ハイキングシューズ

「おはようございます」
「おはようございます」

「今日よろしく御願いします」
「よろしく」

会話が…全然弾みません
打ち合わせをしようとしても
「はい」「難しいですね」
即答で簡潔な返事

悪い方ではないのは分かりますが、愛想がないのはガイドさんとしてはチョット…

そうこうしているうちにお客様がロビーに集合
この日の観光が始まりました

口数が少なく愛想がないと思っていたガイドさん
お客さんとなら、何と会話が成立しています!(当たり前か)
単に私とあわなかっただけか…

聞き耳を立てていると、ガイドさんに少しずつ笑顔も生まれ
皆さんとの会話も弾んできました
お昼には、お客様とガイドさんがお互いのプロフィールを語りあうほど

ここに至るまで、ヨーロッパ各地を転々とし
苦労を重ねてこられたガイドさん
生きるために必死になって仕事をし、お金を稼ぎ、家族を養い、
そしてここシャモニでようやく落ち着き、40年になるそうです

私の田舎で田んぼを耕していそうな中年のおじさん(失礼!)が
フランス語(シャモニの公用語)を流ちょうに話されるのは
どことなく違和感がありましたが、それも彼の努力の証
フランス語は全然分かりませんが、人なつこいしゃべり方から
性格が伝わってきます

この頃には、私はこのガイドさんがなぜか好きになっていました

午後のハイキングは、楽しい時間と共にあっという間に終了
そして、お別れの時、御礼の挨拶の後に
「これかれもがんばってシャモニでお仕事続けてくださいね」と伝えると

「生きてみますよ、この地で」

と、きりっとした笑顔で、最後は簡潔な返事

でもその返事にガイドさんの揺るぎない意志を感じました

今回の旅を振り返った時、スイスの素晴らしい山や花の風景より
なぜか、彼が最後に残したこの一言が忘れられず
今でも反芻しています

私も生きてみます 日本で

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大阪締め

2014年07月27日 | Hの生きる喜び、それは
浪速の夏の風物詩、天神祭の本宮
船渡御(ふなとぎょ)に参加してきました!

この日は、大阪最高気温37℃
立っているだけで、汗が吹き出て
目眩さえ覚える暑さでしたが、
これから祭のメインイベント、船渡御に参加できると思えば
そんな暑さも何のその

夏の一番暑い時にやるのが天神祭や!
こうでないと、天神祭やあらへん!

そんな声が聞こえてきそうなほど、どの船も盛り上がりは最高潮!

大川を荘厳華麗に航行する、100艘あまりの大船団
陸渡御を終え、船渡御に参加する講社が続々と船に乗り込み、
水上での大パレードの幕開けです!!

街の中、大川にかかる橋は、それはすごい人で
皆さん場所取りに必死ですが、
船に乗ってしまえばその心配もいりません

大川をゆっくりと行き交う船の上で、
豪快に目の前で打ち上げられる花火を楽しめます
混雑した人々から見られるのも、ちょっとした優越感

そして、自分がこの祭りに参加しているという連帯感!
それを第一に感じられるのが、"大阪締め"です

船と船がすれ違う時に行うのが、"大阪締め"
元は、天満市場などの商いの成立のキッショ(吉祥)の手拍子として
使うようになったのが"手締め"と言われるようになったとのこと
「ほな、この辺で手打ちましょ」という大阪弁も
この商売成立の手打ちからきているのだそうです

かけ声は
「打~ちましょ」 パンパン
「もひとつせ」 パンパン
「祝(いお)うて三度」 パパん パン
「おめでとうございますー」 拍手ー
これを船がすれ違う度に行うのですが、
手を叩いているだけで、連帯感が生まれ、気分も高揚するのです!

大阪締めで始まり、大阪締めで終わった天神祭

提案!これ、事務所で節目ごとにやったら、どないかしら

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今日、法務局へ行きました

2014年07月23日 | 見かけだおしNのつぶやき
旅行業は5年に一度、登録更の義務があります

久しぶりに訪ねた法務局

普段なじみのない場所ですから
なんでしょう、
やましいことはないはずなのに、この緊張感???

巨大な扇風機の風に煽られながら
待つこと数十分

「はい、ご苦労さま」

あっさり申請されました

やれやれ


旅に出るのは少なからずとも危険が伴います
保護・安全にばかり期待しては、
本来の旅の醍醐味、
『トラブル=トラベル』は成立しません

旅はワクワク・ドキドキがつきもの
杓子定規では、図れない、そこに魅力があります

そう言う意味では、銀ステの旅は、
まさに『その日限りの旅』を提供したい


でも、もちろん
旅行業法にのっとり、従うべきは従うのです

あたり前ですが・・・

今日から、次の5年まで
このお仕事をまた楽しみたいと思います


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知床旅情

2014年07月23日 | T字路をまっすぐ行ってみたら



知床の旅から帰ってきて、約2週間。
思い返しながら写真を整理しています。

知床は、全域がヒグマの生息地。
ヒグマの生息密度が高い地域。
昨年の報告では、たくさんのヒグマと出会えたとありました。

そんな報告を聞いていた私は、
知床に行ったら「ヒグマにゴロゴロ会えるんだ」
と、なんの疑問も抱かずカメラを握りしめて出発しました。


上記の写真をご覧ください。
どこにヒグマがいるか分かりますか?
知床をクルージングしながら、やっと出会えたヒグマの親子です。

とても遠くて、
凝視して、
時には、双眼鏡をのぞきこんで、
さらにもう一度、
どこにいるかガイドさんに説明してもらって、

あっ見えた、動いた!!

そんなに簡単に出会えるものではないのですね。
・・・実感しました。


揺れる船の上、
ピンとがなかなか合わず、
ズームを最大にして、
何とか写真に収めた、
私のヒグマ写真です。

貴重です、多分。

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