ミャンマーで最初に「タナカさん」を見かけたのは、
最後の王朝が置かれていたマンダレーの湖に長さ1.2kmにわたってかかる、
世界でもっとも長い木造橋、ウーベイン橋の上でのことでした。
橋の上から見下ろすのどかな風景。
人の営み。
湖岸では、サッカーの試合の真っ最中。
橋の上は特等席。
休憩時間なのか、僧侶の姿も。
そして、熱い視線を送る女の子たち。
…ん??
ほっぺに、フェイシング?
世界共通サッカーファンの流儀?
いえいえ、これがミャンマーのおしゃれ、「タナカ」なのです。
ほら、花売りのお姉さんも。
小魚のてんぷらを売るお姉さんも。
椰子の実を売るお姉さんも。
みんな、とってもキュート。
タナカ(thanaka)とは、ミャンマーに自生するミカン科の樹木の名で、
その樹皮に水を加え、砥石でといだものを顔や体に塗るのです。
おしゃれとしてだけではなく、日焼け止めにもなるのだとか。
ある日のこと。
市場での自由散策中、タナカを売っている場面に遭遇。
物珍しげに見ていたら…
ほらほら、こんなふうにするんだよ。
ためしてごらん、と、ちょちょいのちょい、と顔に塗られてしまいました。
試食といっしょで、こうなると買うしかありません。
で、タナカを1本お買い上げ~。
でも不思議。
頬がすーっとひんやりして、とても気持ちいいのです。
まんざらでもなくバスに戻ると、カメラを抱えたお客さんに取り囲まれました。
私も見事に「タナカさん」になっていたようです。
こんなアートなタナカさんもいました!
**********************************
バス・オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
**********************************