銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

ミャンマー土産のタナカさん

2016年02月29日 | のほほん同志Aの日常

ミャンマーで最初に「タナカさん」を見かけたのは、
最後の王朝が置かれていたマンダレーの湖に長さ1.2kmにわたってかかる、
世界でもっとも長い木造橋、ウーベイン橋の上でのことでした。



橋の上から見下ろすのどかな風景。



人の営み。



湖岸では、サッカーの試合の真っ最中。

橋の上は特等席。
休憩時間なのか、僧侶の姿も。



そして、熱い視線を送る女の子たち。




…ん??




ほっぺに、フェイシング?
世界共通サッカーファンの流儀?


いえいえ、これがミャンマーのおしゃれ、「タナカ」なのです。

ほら、花売りのお姉さんも。



小魚のてんぷらを売るお姉さんも。



椰子の実を売るお姉さんも。



みんな、とってもキュート。


タナカ(thanaka)とは、ミャンマーに自生するミカン科の樹木の名で、
その樹皮に水を加え、砥石でといだものを顔や体に塗るのです。

おしゃれとしてだけではなく、日焼け止めにもなるのだとか。




ある日のこと。
市場での自由散策中、タナカを売っている場面に遭遇。

物珍しげに見ていたら…



ほらほら、こんなふうにするんだよ。
ためしてごらん、と、ちょちょいのちょい、と顔に塗られてしまいました。

試食といっしょで、こうなると買うしかありません。
で、タナカを1本お買い上げ~。

でも不思議。
頬がすーっとひんやりして、とても気持ちいいのです。

まんざらでもなくバスに戻ると、カメラを抱えたお客さんに取り囲まれました。

私も見事に「タナカさん」になっていたようです。


こんなアートなタナカさんもいました!




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あ、いいな

2016年02月28日 | 見かけだおしNのつぶやき

伊豆の帰り、三島駅から新大阪駅に向かう新幹線のなか。

 

団体乗車券のため、京都で途中下車の方や、

在来線乗り継ぎの方やら、個々の対応をお願いしようと

車掌さんの登場を待っていたところ・・・

 

あら、女性の車掌さんだ!

 

頼みやすいな、と思ったのは事実。

(女性だから?)

 

乗り継ぎ希望の方から最寄りの駅までの追加料金を集金しようと

「Aさん」とお声をかけると、

「えっ?!」びっくり顔で、その車掌さんが

「あ、私もAなんで」

どうやら同じ名字だったようです。

バッジを見ると確かにお客様と同名。

そして、

「鶴橋駅までですか。私、月に一度は鶴橋に行っていますよ」

「コリアンタウンの食べ歩きが好きで、いいところですね」

 

と、たったこれだけの会話だったのですが、

わかります?

だいたい新幹線の車掌さんは、同じ調子で、

無愛想とは言いませんが、無駄口はいっさいなし。

必要な言葉だけ、でしょう?

 

会話があったんですよね。

切符をきる、ほんのわずかな時間に。

そして、その場を一瞬で和やかな雰囲気にしたんですよね。

 

その車掌さんの後ろ姿を見送りながら、

「こんな素敵な方に海外の方が当たったら、

日本の印象もいいでしょうね」とお客様。

 

 

大きな組織では、マニュアル化が大切。

個々の対応、つまり人柄が先に立つと、統制が難しいという

考えもあるのでしょう。

でも、やっぱり、人対人の接客においては、

人柄がものをいうんだなぁ、とあらためて思った次第。

 

人が人につく。

 

何事も、紋切り型よりも、あそびの部分、

余白の対応が大切なんでしょうね。

書面にはしにくい、これがサービスの本質。

そう、思った、出来事でした。

 

 

 

 

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ミャンマーから帰国早々

2016年02月27日 | のほほん同志Aの日常

ミャンマーから無事、帰国しました。

今回のミャンマーは参加者全員が、
以前のどこかの旅でご一緒だったというお顔ぶれ。

ですから出発初日から和気藹々。

「タイのロイクラトーンのお祭りでご一緒でしたよね」
「その前の南米も一緒でしたもんね」
「あ~どこかでご一緒だったと思ったら、エアーズロックだ!」
「そのあとの姫島のキツネ踊りもご一緒だったんじゃなかったかしら」

ご旅行中も、以前の旅の思い出話に花が咲きました。

そんな旅の中盤、ひとりの方が少し風邪気味になられたのを機に、
あ~そういえば、あのときもAさん‥と声をかけられました。

「南米のとき、コーラを沸かしてみんなに飲ましてくれたわね」

あ…、はい、そうでした。

「あれ、効いたんだっけ?」

がっくし。
(たしかに、たいした効果はなかったかと)

風邪ひきには、コーラを沸騰させて、そこに生姜をすりおろしたものを入れて飲む。
うちの家族には、これが実によく効くのです。

5年前の南米旅行では、ご参加の方々のなかで風邪が蔓延し、
手持ちの薬もいまいち効き目がなく、
わらにもすがる思いで我が家の民間療法に頼ったのでした。

たしか、アルゼンチン、ブエノスアイレスのホテルでした。

厨房で、「ギブ・ミー・コーラ・アンド・ジンジャー」と頼み、
コーラを沸騰させ、生姜をすりおろしてもらうまでに、
かなりの労力を要したことを記憶しています。

半信半疑のお客さまに、それを飲ませるのにも…。


さて、ミャンマーから帰国したその日。
風邪をひきました。

少し前なら、時差ボケも季節の反転も、まったくノー・プロブレムだったのに、
この1年ほど、暑い国から寒い日本へ帰国すると、必ず風邪をひくようになりました。

完全に、お年頃なのだと、体をいたわるようにしています。

昨夜は、生姜入りホットコーラを飲んで早く寝たおかげで、今日はすっきり。

この妖しげなドリンク、私にはあいかわらずよく効くのですが。

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もう、春はすぐそこまで来ています。

2016年02月26日 | T字路をまっすぐ行ってみたら

つい先日、お客様に3月の日帰りツアーにお誘いした時のこと、

こんな返事が返ってきました。


「ごめんね、3月に入ったら、イカナゴ炊かなあかんから忙しいんや」。

 

あっ!そっかもうこの時期がやってきたんですね。

昨年、いかなごの釘煮、おすそ分けをしていただきました。


季節は、ほんと春に向かってるってことですね。


と、営業も忘れて、お客様とイカナゴの話になりました。

 

そして私の気持ちは、すっかり桃色の温かい空気に包まれました。

 

さて本日、春色いっぱいの弥生便りを会員さまにお送りしました。

今月は、郷土色の強い、滋味(地味?)な旅が盛りだくさんです。

つまり銀ステ色が濃いってことでしょうか、、、

 

もう春ですよ!

わたくしごとですが、我が子も保育園が(奇跡的に)決まりました。

私も、子どもも、家族も、春から、新たな生活がスタートします。

子育てと仕事、、、不安もありますが、頑張ります。

 

また再びみなさんと旅に出る日を夢見て・・・

 

ぜひ、ご一緒くださいね。

 

まずは、、、

月曜日の朝、みなさまからのお電話、ジャンジャン

お持ちしております!

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タブー解禁 SyungArt(春画)

2016年02月25日 | Hの生きる喜び、それは

「卑猥なもの、わいせつなものは公開すべきではない」
「春画は芸術ではない」
「年齢制限のある展示会は開催すべきでない」-却下!

ない、できない尽くしで、タブー視されてきた春画展でしたが、
昨年、前首相の細川護煕氏が理事長を務める永青文庫が引き受けたことにより
「春画」新時代の幕開けとなりました

ご存知でしたか?
ほぼ全ての浮世絵師が「春画」を描いていたということを
春画専門の絵師がいたわけではなく、
あの有名な、喜多川歌麿、鈴木春信、葛飾北斎たちも多数春画を描いていたのです
それくらい、当時は春画は生活にとけこみ、当たり前のことでした

ご存知でしたか?
浮世絵は海外では大人気
2014年には大英博物館で「春画展」が開催され、10万人近い観客数だったことを
日本ではまだ18禁ですが、海外は子連れOKなのです

ご存知でしたか?
春画は、明治時代までは子孫繁栄、五穀豊穣につながり縁起がいいものとされ
嫁入り道具の一つだったことを
江戸時代は、女性を交えて楽しむものだったのです

私は何も知りませんでしした
男の人がこっそり楽しむもの?なんて・・・

ところが、銀のステッキ「春画展」のツアーは、増発便も出るほど満席御礼!
いや、これには驚きました

私も好奇心で春画展に入場してみると・・・

老若男女 大混雑!入場規制も行われるほどです

しかも観覧している皆さんは作品を凝視!
動こうとせず、列がほとんど動きません

それもそのはず
春画に奥ゆかしさはありません
・・・というと語弊があるかもしれませんが、

全て、露わ、むしろ誇張表現されて、それはそれは豪快なもの!

ところが、全く卑猥さを感じさせません
数ある浮世絵と同じく、美しく、艶やかで、筆使いも細やか、
流れるような動きを感じさせ、時に男女が交わす言葉も書かれ
時に、笑わせるような笑い本もあり
想像力をかきたてる構図に、見とれてしまいます
生身の人間こそ、描くのは難しいもの
それを大胆かつ細やかな筆致と場面構成で描き
物語性も感じさせる、まさに芸術品
素晴らしい!

皆、静かに観覧するというよりも
「これって、こういうこと?」
「ほら見て、あの着物やヘアスタイル、本当に綺麗だよね」
「何コレ、面白~い、笑える」
と、楽しく、笑いながら作品を鑑賞している方が多く
場内はとても明るい雰囲気でした
春画展のサブタイトルを“笑っていいとも!”にした方がいいかも

春画展のショップの充実ぶりも見事なものでした

大胆に春画をプリントしたTシャツにファイル、バッグなど、、、
「え、これ、どこで使うの!?」「そこプリントして大丈夫!?」が多数

それを、恥ずかしげもなく、笑いながら持ってレジに並ぶ人たち
もう、これは完全に「江戸文化=春画」の勝利です
天晴れ!


これほど素晴らしいものを持っているのに、
海外では認められ、自国民がその事実を知らない
見る機会を与えられていない

もったいないと思いませんか!?

日本ではこれが初のオール「春画」の展覧会
紆余曲折あって、やっと、ここに立ったということですが、

これを皮切りに、全国各地で春画展が開催されることを願います

誰もがホンモノの作品を直に見て、国が規制するのではなく、
個人個人が判断すべきであると思います!

皆さまも是非、京都「細見美術館」へどうぞ
価値観、人生観が変わるかもしれませんよ

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