インフルエンザで、急にキャンセルが出ました。
「ごめんね、迷惑かけて」苦しい中、ご本人自らお電話をくださいました。
早速、宿に減員の連絡をしたところ、
「お大事に」は、ないにしても・・・
「では、1名分いただきますね」
が、最初に出た言葉だったのには興ざめしました。
とはいえ、これは、宿の規定なので納得するのですが。
まあ、私が、これはアカンと思ったのは・・・
キャンセル料の高額に、電話口のこちらの絶句が先方に伝わったのか、
「お食事は、もちろん、キャンセルされた方の分もご希望ならお出しますよ」
旅館の食事は、それでなくとも過剰な量。
それなのに、、、
「お一人分、お支払いいただいた分は、ちゃんと還元しますよ」
そんなことちゃうやろ!
誰が食べれるねん!
うがった考えの私だからでしょうか。
これぞサービス、おもてなし、と聞こえたのです。
“OMOTENASHI”
あの日、東京オリンピック決定から一人歩きを始めました。
北陸の豪雪に見舞われた時に、
とあるホテル(コジャレタ雑誌に載る)スタッフに、
「当ホテルは、送迎は行なっておりません。
タクシーを手配しますから、どうぞ」
どう考えても、ここに来れるタクシーなんてあり得ないのに、
とっても素敵な笑顔で言われたことを思い出しました。
「どうぞ」
大げさでしょうが、その日は命に関わる悪天候。
添乗員は、別宿手配だったのです。
こんな場所ですが、たとえそれが玄関先であったとしても、
寝袋対応でも泊めて欲しかった。
「今日は、満室です」
サービスは、選択の繰り返し、と思う。
もちろんマニュアル化は、否定しません。
でも、何事も、咄嗟が起こるのが常。
その時にどうするか、が、サービスの本質と、思う。
「上の者に確認します」
って、今言うことかしら?
本来それは、すごくシンプルな選択のはず。
人が助かる方、より喜ばれる方。
を、選ぶだけ。
緊急時、いえ、そんな大げさでなく、
誰かが困った時に、よりその人に寄り添える判断こそ、
かの、日本的おもてなし、なんじゃないのかな。
そもそも自ら発信すべき言葉でないですし、
受けた側が語るべき言葉のはず。
そこに、なんだか齟齬が生まれているように思います。
こうして、うるさいオバハン化は加速していくのでしょうね。
ええ、私のこと。
大丈夫。
自分のことは、今のところわかっているつもりです、
オバハン化、上等って。
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さて、今月のオススメ旅をご紹介します!
◆日帰り旅行
2/28 魚清楼の焼もろこ
◆宿泊旅行
3/28~29 奥能登ランプの宿
ぜひ、ご一緒ください。
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