ベトナムから、帰ってきました
世界遺産ハロン湾から、同じく世界遺産の古都ホイアンとフエ
発展めざましいベトナムにおいて、
一時、人々から忘れ去られたような、
昔の面影を残す町、でした
(また、写真と共にブログにアップします)
始まったばかりと思っていた11月が、もう終わりなんですね
11月最後の日帰りバスツアーは
京都・鷹ヶ峰の源光庵の紅葉、でした
ベトナムに行っている間に、どうやら日本は冷え込んでくれたようで
心配していた紅葉は見事にバッチリ
燃えるような真紅の紅葉、
グラデーションがかって、橙から黄色へと色変わりする葉もあり
ここ何年か見た京都の紅葉の中ではダントツ!でした
「源光庵」は、今でこそ紅葉で有名になりましたが、
昔はそれほどでもありませんでした
どちらかと言えば、ひっそり感が漂う、
私だけが知っているお寺、そんな雰囲気でした
学生の頃、何かの雑誌で見たのでしょう
源光庵を撮った一枚の写真に衝撃を受けました
そこに写っていたのは、●と■の二つの窓
その窓の中に紅葉と枯山水の庭園
切り取られた一枚の絵画のようでした
その当時、紅葉と言うと、例えば南禅寺や東福寺、嵐山のような
有名観光地ばかりをまわり、その迫力に
圧倒的な紅葉の存在感に魅せられていたのですが
源光庵のそれは全く違っていました
こんな紅葉の楽しみ方もあるなんて…
日本人の独特の感性って、すごいなぁ
そう感心し、実際見に行くと、学生の私は
その窓に惹きつけられたようにしばらく動けず、
じーっと見入ってしまったのを覚えています
そしてこの年になって、再び源光庵へ
今年は、じっくりと庵の解説を読んでみました
『■は「迷いの窓」、●は「悟りの窓」
迷いの窓は角型に「人間の生涯」を象徴し、
生老病死の四苦八苦を表現、
悟りの窓は円型に「禅と円通」の心を表わし、
円は大宇宙を表現する』
…つまり、四角は人間という身の限界や有限という
有・終を表現しているんだろうか
円というのは終わりのない広がりや真理
そんなものを表現しているんだろうか
確か、仏教の教えの究極は
四苦八苦の苦しみから修行により悟りの世界へ導くこと…
そうすれば、この二つの窓は人間、いや宇宙の教えそのもの
凡人に悟りは開けようもない、
そうすれば、私のような平凡な人間は延々この角窓のように
角(困難)にぶつかりながら、生きていくしかない
とてつもなく大きな迷いから、些細な迷いまで
人生迷いだらけ、結論なんてそう簡単に出ますか!
学生の頃何も気にならなかった言葉が
今、何故か放っておけないのです
迷うことはいいことだ!
そう、人生ある限り、目一杯迷い続けようと思います
源光庵にある二つの●■窓から見えるもの
学生の頃はもみじと庭園だけでした
ところが、この日見たのは無限に広がる精神世界
私も年をとったんですねえ・・・
****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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世界遺産ハロン湾から、同じく世界遺産の古都ホイアンとフエ
発展めざましいベトナムにおいて、
一時、人々から忘れ去られたような、
昔の面影を残す町、でした
(また、写真と共にブログにアップします)
始まったばかりと思っていた11月が、もう終わりなんですね
11月最後の日帰りバスツアーは
京都・鷹ヶ峰の源光庵の紅葉、でした
ベトナムに行っている間に、どうやら日本は冷え込んでくれたようで
心配していた紅葉は見事にバッチリ
燃えるような真紅の紅葉、
グラデーションがかって、橙から黄色へと色変わりする葉もあり
ここ何年か見た京都の紅葉の中ではダントツ!でした
「源光庵」は、今でこそ紅葉で有名になりましたが、
昔はそれほどでもありませんでした
どちらかと言えば、ひっそり感が漂う、
私だけが知っているお寺、そんな雰囲気でした
学生の頃、何かの雑誌で見たのでしょう
源光庵を撮った一枚の写真に衝撃を受けました
そこに写っていたのは、●と■の二つの窓
その窓の中に紅葉と枯山水の庭園
切り取られた一枚の絵画のようでした
その当時、紅葉と言うと、例えば南禅寺や東福寺、嵐山のような
有名観光地ばかりをまわり、その迫力に
圧倒的な紅葉の存在感に魅せられていたのですが
源光庵のそれは全く違っていました
こんな紅葉の楽しみ方もあるなんて…
日本人の独特の感性って、すごいなぁ
そう感心し、実際見に行くと、学生の私は
その窓に惹きつけられたようにしばらく動けず、
じーっと見入ってしまったのを覚えています
そしてこの年になって、再び源光庵へ
今年は、じっくりと庵の解説を読んでみました
『■は「迷いの窓」、●は「悟りの窓」
迷いの窓は角型に「人間の生涯」を象徴し、
生老病死の四苦八苦を表現、
悟りの窓は円型に「禅と円通」の心を表わし、
円は大宇宙を表現する』
…つまり、四角は人間という身の限界や有限という
有・終を表現しているんだろうか
円というのは終わりのない広がりや真理
そんなものを表現しているんだろうか
確か、仏教の教えの究極は
四苦八苦の苦しみから修行により悟りの世界へ導くこと…
そうすれば、この二つの窓は人間、いや宇宙の教えそのもの
凡人に悟りは開けようもない、
そうすれば、私のような平凡な人間は延々この角窓のように
角(困難)にぶつかりながら、生きていくしかない
とてつもなく大きな迷いから、些細な迷いまで
人生迷いだらけ、結論なんてそう簡単に出ますか!
学生の頃何も気にならなかった言葉が
今、何故か放っておけないのです
迷うことはいいことだ!
そう、人生ある限り、目一杯迷い続けようと思います
源光庵にある二つの●■窓から見えるもの
学生の頃はもみじと庭園だけでした
ところが、この日見たのは無限に広がる精神世界
私も年をとったんですねえ・・・
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TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
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