銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

ジャングル事務

2010年02月28日 | 見かけだおしNのつぶやき
知人から
「ゴムの木いらへん」との申し出がありました
もちろん、ありがたく頂くことにしました

京都は長岡京からはるばるトラックに積み込んで
道に、相当迷いながら
来てくれました
逆瀬川まで

軽トラに親類のおっちゃん、おばちゃん乗せて…
スミマセン、お手間かけます
見ると
荷台には巨大ゴムの木だけでなく
緑がいっぱい

そうです
自宅の庭で丹精込めて育てたという
鉢植えを4つも
運んでくれました
しかもキュートな丸いホルムが素敵な椅子を2脚
いただきました

というより、おねだりしました!

以前おうちに伺った際、所在なく放置されていた
椅子が目に留まりました
私が思い浮かべる「二人のイーダ」の椅子そのもの

ゴムの木より、椅子、椅子
(はい、正直な気持ち)

事務所は靴を脱いでお上がりいただいています
そのせいか
せっかくご来社いただいても
「面倒だから…」と、立ち話でお帰りになる方もあります
銀のステッキ旅行を名乗っておきながら
事務所は2階
さらに靴を脱いだり履いたり・・・
うっとおしいですよね

玄関にゆっくり座って靴を履いていただける椅子がいるなぁ、
とかねてから思っていたところに
知人からのありがたい申し出
って、ゴムの木でしたが
ついで、ついで
「椅子下さい」


事務所は今、完全にジャングルです
確か、ここ「旅行会社」だったよなぁ
その緑に茶色の木の椅子があつらえたように
マッチしています
カワイイ!

是非、事務所に遊びに来て下さい
かなりの植物からでる癒しのイオンが
狭い事務所を包みこんでいますよ
少しむせるくらい・・・(笑)

■毎週水曜日の朝は「銀ステ図書館」として開放していますので
お気軽に、本を片手にお立ち寄り下さい
腰を据えて、ゆっくり靴を履いていただける
カワイイ椅子が皆さまのご来店をお待ちしております



▼2/24~26 「コロンス島とアモイ」ツアー報告はこちら
http://ameblo.jp/arailuka/theme-10018600189.html


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貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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ウナギ旨かったです

2010年02月28日 | のほほん同志Aの日常
ニュースステーションに「最後の晩餐」というコーナーがありました。

「次が人生最後の食事だとしたら、何を食べたいですか?」

久米宏さんからのお決まりの質問に、
今は亡き古今亭志ん朝さん、即答しておられました。

「ウナギですね」

そして、こう続けられました。

「大好きなんですけどね、断ってるんです、ウナギ」

大好きなのに断っている、その理由は忘れましたが、
「死ぬほどウナギを食べてみたい」と
しみじみ語る志ん朝さんを見ながら、
「ふーん、ウナギ?」と意外に思ったのを覚えています。

私にとってウナギは、土用の丑の日に食べるイベントもの。
たとえるならば、
節分の太巻き、Xmasのローストチキン、5月5日の柏餅。
年間行事として食べはしますが、
正直、さほど美味しいものとは思っていませんでした。

…でもそれは、私の貧弱なウナギ体験からくる誤解だったようです。

そう気づかされたのが、先週、訪ねた伊豆半島への旅。
伊豆の名湯・三養荘と川奈ホテルに泊まり、
早咲きの河津桜を愛でるという贅沢な3日間。

宿もサクラも良かったですが、
個人的に何より良かったのは、ウナギでした。
やはり、花より団子、河津桜より鰻丼です。

富士山麓の清らかな水が良質のウナギを育む三島の町で、
「予約はとりません、並んで下さい」という小さなウナギ店へ。
駐車場で車を降りるなり、ぷーんといい匂い。
ちょうど昼どき、地元の方が家族づれで続々と…。

お客さまと膝がふれそうな窮屈な席につき、待つこと15分。
大きな鰻丼が運ばれてきました。

ひとくち食べて

…旨い!

口調も思わず、べらんめえ調に。

はふはふ、旨い、
はふ、旨い

…はぁ、旨かったぁ

すっかり満足して店を出て、
駐車場で待っててもらったドライバーさんに、勢いこんで報告。

「ウナギ旨かったです!」

「はは、良かったですねぇ。
 こっちの人にとって、ウナギは吉牛なんですよ。
 ふつうのサラリーマンが、
 今日はちょっと奮発してウナギにするかって」

まぁ、なんとうらやましい。

宿に入ってからも興奮さめやらず、会社に報告メール。

「ウナギ旨かったです」

すると…すぐさま折り返し電話が。

「あんた、ウナギ食べたん?!」

え? もちろん、なんで?

どうやら…

「吉牛」とは言葉のあや。
当然、ウナギは高価ですから、
添乗員には別のメニューが用意されていたようなのです。

幸か不幸か気づかずに、
お客さまと一緒にウナギをいただいていたのでした。
…って、そんなの幸に決まってます!

「最後の晩餐」からまもなく、この世を去った志ん朝さん。
今ごろきっと天国で、
思う存分、旨いウナギを召し上がっていることでしょう。

ウナギの味を知って、
大好きな志ん朝さんに少し近づけた気がした伊豆の旅でした。


▼2/22~24 「伊豆の花追い旅」ツアー報告はこちら
http://ameblo.jp/arailuka/entry-10426928973.html


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幸福の黄色いハンカチ

2010年02月28日 | Hの生きる喜び、それは
庭先で黄色いハンカチが風に揺れている…

海外ツアーの際にスーツケースに付けていただくハンカチ
再利用すべく最終日に回収し、家で洗濯

それにしても、「黄色いハンカチ」 

聞いたことあるようなないようなフレーズ

私の記憶自体がモノクロ無声なので
歌なのか、ドラマなのかも分からず

そばにいた母に聞いてみる

‶石原裕次郎のなんかちゃうの?”

ふ~ん、父にも聞いてみる

‶ちゃうやん、それは赤いハンカチやろ
 倍賞美津子のなんかやんか”

‶ちゃうで、倍賞千恵子ちゃうの?”

家族そろっていい加減な記憶に、ガックリ 

インターネットで調べる

…ふんふん
純粋すぎる終わらない愛、か…
 
―高倉健のセリフが耳に響く

「もし、まだ1人暮らしで待っててくれるなら…
黄色いハンカチをぶら下げておいてくれ、
それが目印だ、もしそれが下がってなかったら
俺はそのまま引返して、2度と夕張には現れないから…」
(山田洋次監督「幸福の黄色いハンカチ」より)

結果は皆さんもご存じのとおり
あのラストシーンが目に焼き付いている方も
少なくはないでしょう



家の庭先で揺れ続ける8枚の黄色いハンカチ
誰か、このハンカチに目を留める男性が
現れないものでしょうか…


もう半日、このまま揺らしておいていいですか



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りんご売りの青年

2010年02月27日 | のほほん同志Aの日常
井上陽水のアルバムタイトルにもなった「氷の世界」。

 窓の外ではリンゴ売り
 声をからしてリンゴ売り
 きっと誰かがふざけて
 リンゴ売りのまねをしているだけなんだろう♪

いまどき「リンゴ売り」だなんて、
陽水の歌のなかだけの存在だと思っていました。
その青年に会うまでは。

名はM君。
職業、リンゴ売り。
営業マンのお手本として、いつも思い浮かべる人物です。

彼を初めて見かけたのは数年前。
冬の夜、仕事の帰り道のことでした。

コンビニの前にはリンゴを山ほど積んだワゴン車が1台。
その前で、ピノキオが成長したようなノッポの青年が
道行く人に声をかけていました。

「美味しいリンゴ、リンゴはいかがですか~」

明るい声、にっこり笑顔、長い手足はなぜかコミカルな動き。
小さなワゴン車の前には人だかりができて、
なんだか大道芸人のような空気を醸しだしています。

寒い夜、家路を急いでいたにもかかわらず、
ついつい足を止めてしまいました。

「はい、お姉さんありがとう。コレ食べてみて、おいしいよ」

切ってもらったリンゴをひとくち。
うん、まあまあ、おいしい…

ひとつ100円のリンゴを買って帰ろうとすると、さらに呼び止められ

「お姉さん、このリンゴ酢も飲んでって。
 リンゴはね、まぁ言うてもふつう。
 でもね、このリンゴ酢がすごいんですよ」

ついついまた立ち止まり、青年お勧めのリンゴ酢をひとくち。
これが運の尽きでした。

オ・イ・シ・イ…!!

なんともまろやかな甘酸っぱさで、
疲れがスーッと消えて溶けていくような感覚。

迷わず買おうとお値段を聞くと…なんと1本3000円!
えーっ、リンゴ酢ってスーパーで1本400円ぐらいだけど…。

「う~ん、高いっしょ、ゴメンね。
 でもね、作り方がぜんぜん違うから、こんなにまろやかなんです。
 市販のものと違って、絶対にむせたりしないからね」

結局、あまりに美味しかったので、思い切ってそのリンゴ酢を買いました。

以来、月に一度ぐらいばったり出会えるそのワゴン車とみると
必ず駆けよってリンゴ酢を買い求め、
寝る前にお湯割りにして、おいしいおいしいとちびちび飲んでは、
「うん、疲れがスーッととれる」とやるのが毎晩の儀式に。

そんな日々が1年ほどもつづいたでしょうか。
私の生活時間が変わったためか、
ある時をさかいに、その青年に出会うこともぷつりとなくなりました。

あの味が忘れられず、
スーパーで売ってるふつうのリンゴ酢も試してはみましたが、
むせ返ってしまって、やはりダメ。
あの夜の、青年の言葉は本当だったのです。


営業とは「迷っている人の背中を押すこと」だといいます。

迷うどころか、帰り道を急いでいた私の足を止め、
とびきりのリンゴ酢を教えてくれた、リンゴ売りの青年。

良いものを、必要とする人にきちんと届ける、
営業マンの確かな腕に感謝です。

それにしても今夜はくたびれ気味。
こんな夜に、あのリンゴ酢があればなぁ…。

いつかばったり街角で
リンゴだらけのあのワゴン車に出会える日を願わずにはいられません。


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関空にて・・・

2010年02月24日 | 見かけだおしNのつぶやき
今日から三日間で中国・アモイの旅が出発します
お客様のお見送りに関西空港に向かいました
朝早い便ですから
こちらも早朝家を出たわけですが

いつも感じること…それは

体がダルくて、眠くて、
どうもすっきりしない朝でも
関空に到着した途端、
また
空港特有の無機質なフライト案内が聞こえ出した途端、
「シャキッ!」
仕事モードにスイッチオンされるから不思議です

そしてあくまでも、極めて、個人的慣習
「スタバでシュガード―ナツとコーヒー」
これを頂いて、いよいよ戦闘準備OKです


平日ですが、結構空港内は込み合っていました
そうか、卒業旅行シーズンですね
同業の添乗員さんも旗をたて、テキパキと
お客様の案内をされていました

たくさんの団体客をチェックインカウンターに誘導する
某旅行社の見送りスタッフ(上司?)
お客様にはやさしい笑顔で、
新人添乗員らしきスタッフには
「○○が先、前にたたんとアカンやろ!早くしろ!!」と
厳しく怒鳴る声
「はいっ」
走る新人さん(?)
…なんかいいなぁ~こういうの

まさに現場です

さて、こちらは毎度の少人数での出発
旗をたてることもなく、
また大声張り上げて指示を飛ばす、そんな緊迫感もなく、
スムーズに手続き終了
さみしい限り(笑)

ところでチェックインの順番待ちをしていたところ
「あ!」
なんとなつかしいお顔を発見
すぐにお声をかけました

他社さんのツアーで同じくアモイに出発するところ、と仰いました
「あら、覚えてくれてたの」
「はい!」
先ほどの新人さんと同じくらい威勢よく返事する私

名刺もちゃっかりお渡し
旅行前の気分高揚中の方に、銀ステ宣伝も抜かりなく…はい

まさか関空で…
これはもう
お前は社内にいるな、というお告げかもしれませんね

無事、銀ステのお客様も出発され
つい先ほど現地から添乗報告が入りました
「問題なしです、でも」
「え!何かあった?」
「いえ、ガイドさんがすごく真面目なんですがいいんでしょうか?」
「・・・・。」

「事前に不真面目って情報あったの?」
「いえ、ただおもしろくないだけですがいいですか?」
「いいですかって・・・・。」

もしかして、私、教育間違っていましたか



▼2/19発 「小倉遊亀展」ツアー報告はこちら
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