ごめんなさい、それ全て私です

「諸行無常」とは仏教の大きなテーゼのひとつです
物事は、「常」で「無」い、ということ
つまり、この世のあらゆるものは、
移り変わっていき「永久不変」ではないということ

最近、ひしひしとそのことを感じるのです
人生、世の中、無常だらけです

昨日までそこにあったものが今日はここにない
形在る物は、必ず壊れる…
移ろいゆくものばかりがひしめきあっている

でも、それを無常、の一言で片付けられたら、
元も子もない気がするのです

仏教には、「因縁」という言葉もあります
全ての物事は「因」（直接的な原因）と
縁（因がどのような方向にいくかがきまる条件）
によって成り立っているといわれます

「これも何かのご縁ですね」
とはよく言う言葉です

すべては因と縁によるものなので、
その因や縁が変われば必然的に滅するものもあり、
また生ずるものもあるのです
この世のすべてが移ろい行くのは、
すべての存在がつながりあい支えあっているからなのです

こんな説法じみたことを、ぐずぐずと考え出すのも、
人生の曲がり角…ではなく、節目の年だからかも？？
あまり認めたくない現実ですが、
どうやら私、今年本厄なのです(!)
もうそんな年！？
と驚いたのは私ではなく、両親
「えらいこっちゃ、女厄年」と唖然としてました

昔からの習わしや風習はけっこう気にする方で
先週末、厄神さんに行って念入りにお参り
破魔矢、御札、お守りと、厄払い３点セットを購入
これで大丈夫か？と思いながらも
少しびくびくしながら生活しています

散々（さんざん）な年になんて
させません！でも・・・
厄を振りまくわけにもいきませんし
今年一年はおとなしく、じっと耐える年にしま・・す

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北極圏のオーロラ

あなた、寒いの平気なのね
よくお客さまに言われます

いえいえ、まさかまさか
大の大の苦手です

でも、暖房のキイタ中で、
かなり寒そうな雪景色を傍観するのは
至極の喜びです
と、書きながらこれっていわゆるSかしらん

今週、オーロラの説明会を予定しています

オーロラねぇ～
フインランドか～

まぁ、とにかく私に、この旅、ツアーのことを聞かないでください

なぜなら、いまは結構ちゃんと話しますが(営業的に？？）
かつては・・・

「夏の日の夕陽の方が断然綺麗ですよ！」と
そう平気で答えていました
今から、オーロラの旅に出るという期待に満ちたお客様にです！！

あきません

でも、時が過ぎ、いまは心より言えるのです

いえ、オーロラのことではありません
（ちなみに私は特大のグリーンドレープを見ましたよ！）

オーロラ観測の旅は、本当に心に残るのです、いつまでも～～

まず、することがないので・・・
雪景色が美しい
にわかサンタも喜ばしい
トナカイも、でかい
犬ぞりも意外とはしゃげる

何より、そうなのです、
何より、他人同士の集まりながら、目的はただひとつ

オーロラなのです

暖炉の火に揺れる皆さんのお顔
時間がたつほど、いろんな思いが表情に現れます
でも、浮かんでは消え、浮かんでは消え、

その恐ろしく長い長い時間の共有
それこそがこのオーロラ観測という
予想不能、不条理な日々の醍醐味なのです

不思議なもので
今思い出すのは、あの待ちに待って現われた
緑に妖しく光りながら揺れる巨大カーテンではなく、
サウナで丸裸になって（いえタオルは巻いていましたね？）
まだか、まだかと汗ばみ、お客様と待ったその時間

たわいもないことを話し続けたことを
今ありありと思い出します

オーロラ観測とはそういうものです

身も蓋もなく
そう、きっぱり言うつもりの私を知ってか、

説明会は、私が出張中の日に当てられていました


・・・・

ぜひ、参りましょう、北極圏の永遠の時間を訪ねて

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阪神大震災はなかった…？

今朝、布団のなかで目を覚まし、思いました。
今日は１８年目の１月１７日だと。

そして、あるフレーズが急によみがえりました。

「阪神大震災は、なかった」

実はこちら、今から１５年前、
――ということは阪神淡路大震災から３年後の１９９８年に、
神戸大学の学生たちが創作した風刺劇のタイトルです。

事実をベースに、思いっきり毒を効かせたこの舞台は
朝日新聞の「天声人語」にも取り上げられ、
私も何度か見る機会を得て、そのたびに
挑発的だけれども核心に迫るセリフの数々にドキッとしたものでした。

にわか仕立ての素人劇団だと本人たちは謙遜していましたが、
震災問題に取り組むなかで生まれた風刺劇。

『阪神大震災は、なかった！？』
と題されたタイトルは、ジャン・ボードリヤールの問題作
『湾岸戦争は起こらなかった』にヒントを得たと聞いています。

当時、私にはこのタイトルの意味がよく理解できませんでした。
阪神大震災は事実起こったし、いまだ終わっていないし、
それを身近でよく知っているはずの、あなたたちがなぜ？

けれども
「地震の教訓」とやらもよく分からぬまま１８年がたち、今度は３．１１が起こり、
原発という阪神大震災とはまったく別次元の大きな問題を露呈し、
なのに何もなかったかのように物事が進んでいこうとする現状に――

「阪神大震災はなかった」

このフレーズが、記憶の底から急にぽっかり浮かんできたのです。


ねぇねぇ、阪神大震災って、なかったんだっけ？
３．１１も、なかったんだっけ？


この問いかけは、自分自身にこそ向けられるものなのでしょう。
でも学生たちには１５年前に、もうコレが見えていたのですね…スゴイ。

哀しみや祈りではなく、「空虚」に覆われた朝。
こんな１月１７日は初めてです。


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福娘、初受注おめでとう

我が社の年女が、新年早々「福」を運んでくれました

銀のステッキの新しい仲間として
一緒に仕事をし始めて…９ヶ月

日々、コワ～イ先輩陣に囲まれながらも
ひたすら耐える日々？の彼女

地道にコツコツと仕事を進めていくのが
彼女の持ち味です
そして、穢れのない素直な心！

縁あって私とペアを組んで一緒に仕事に取り組んでいますが、
こちらが恥ずかしくなるほど、
彼女の心には一点の曇りもありません

ゆっくりとですが、着実に仕事に向き合います
疑うことを知らず、何でも鵜呑みにするところがたまにきず、ですが…
それも彼女の良いところでしょう！

ですから、その成果が一日でも早く出てくれるよう
本人はもちろん、スタッフ皆の願いでした

毎日、電話営業をしては、資料を持ってお客様のお宅を訪ねる
単調ですが、最も大変な仕事のひとつです
その繰り返しの成果が、
やっと、やっと、達成されたのです！

昨秋に見積依頼があって、提案をし、お客様のお返事待ち
だったのですが、先日「お願いします」と
依頼の電話がありました！！


あまりに突然のことで、しばし呆然となる彼女
外野の「すごいやん、おめでとう！」（拍手）
の騒がしさで、ハッと我に返ったのでしょう

「ありがとうございます、ウレシイです」
と、ようやく見せてくれた、はにかみスマイル

そう、彼女は、仕事に真面目な分
どんな仕事をしていても緊張が先立ち
余裕がなく、顔がいつもこわばっていたのです

久しぶりにみた彼女の自然な笑顔でした

「何か、もう、よく分からないです。
けど…。会社に貢献できたかと思うととても嬉しいです」

そう顔をポッと赤らめて言う彼女を見ていると
こちらもじんわり・・・

大変でしたよね
本当におめでとう
そして、ありがとう

今日、ごちゃごちゃしてて帰りが遅くなり
結局ふたりで事務所を出ました

逆瀬川駅まで一緒に歩いて行ったところで
ふと、自分が忘れ物をしたことに気付き、

「ごめん先に帰ってて、お疲れ様ー！」
と事務所に駆け戻りました

再び逆瀬川駅に戻ってきたら、
何と改札前で彼女がじっと私を待っていてくれたのです

「忘れ物、見つかりました？
　はい、これどうぞ
　お疲れ様でした！」

と、渡してくれたのは温かいピーチティー

毎日辛いこともあるでしょうに、
怒られてばっかりで腹が立つこともあるでしょうに
彼女はどこまでピュアな心の持ち主なんでしょう

私が彼女を癒してあげるべきなのに、
結局私が彼女に癒されているのですね

寒い帰路、ひとくち飲んだピーチティー
ほんのり甘くて温かい
彼女のハートのような味がしました

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十日戎

まあ、まずは神頼みです

今日は、えべっさんに行ってきました

私、昔からこの神さんが好きなのです
それは・・・

クリスマス、正月、子供にとっても、この賑やかしの日々は
何とも浮かれる楽しい日々
が、終わりも早く・・・

でも、すぐにえべっさん！！

商売をしていた家の子には、すぐに訪れる賑やかしです
まだ、浮かれてもいいんだ、という
勝手な解釈に沸きたちました

そんな幼き日々の記憶のまま
私にとっての正月は、このえべっさんまでをいいます

よくこのブログで言っていますが
かつて、全く異業界にいた頃、
当時の社長さんに連れられて、
毎年のように近くの戎神社へお参りに行きました

大坂の、しかも北新地に事務所はありました
なので、なんといいますか
こういう日の大阪人、関西人、さらに商売人
いえ、水商売の方の華やかさといったら・・・・
華やかというか、きっぷのよさといいますか、
神頼みなのに、気持ちのいい、良すぎる、大判ぶるまい

〝あ～これこそ、ザッツ関西人！”
〝ええなぁ～”
と、少なからずあこがれたものです
クマザサの大きさが、とにかく半端でないのです

個人的に、神も仏も・・・？？のタイプですが、

でも、大中小の会社限らず、商売をまずは神頼み
その、かんじが、とても好きです
無駄な事にお金をかける姿（神様ごめんなさい）
その気前の良さに、商売人の真髄を感じるのです

緻密とかではなく、ベタなもの
いま売れているビジネス書には多分ないもの
（でもパワースポットととか違いますよ！）

「就職は安定している会社が希望です」の、
にわか福娘が、鈴鳴らして、
「商売繁盛～笹持ってこ～い」って
いっても、なぁ～

でも、どこぞの社長さんが、あの頃の私同様
逃げ口上を言えない、適当なスタッフを連れて
その福娘の洗礼をおごそかに聞いているのです

変わってないなぁ～

神頼みって、島国日本的ではありませんか

でも、ちゃんとわかってる
結局自分で何とかしなきゃって

だからこそ、このお祭りに皆、賛同するんでしょうね
気前を見せる
見栄を切るってとこでしょうか

えべっさんに見せた、気前を糧に、
神様に大見栄きったことを目標にするのが、
商売繁盛に繋がるってことでしょうか

私は・・・
明日の残り福にかけます



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