銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

20円のアイスコーヒー

2010年06月30日 | 見かけだおしNのつぶやき
逆瀬川駅前のとある喫茶店
いつも利用させていただいています

ある日訪ねるとレジの前に
なんと銀ステの旅案内が張り出されていました
かなり目立つところで宣伝して下さっていたのです

ありがとうございます!

こちらのお店経由で
突然、事務所に訪ねて来られる方も少なくありません

ママありがとう!

さて、今日いつものように回数チケットから
「コーヒーを一杯」と、注文しました
暑い一日でした
今日はアイスコーヒーで、とお願いしました

「は~い」
いつものブラックね、とママ

注文してから
待てよ、回数券のはホット専用・・・アイスは料金が違うのでは?
そう思いママに尋ねました

すると…
「大丈夫よ、これで!」
少し小声で仰いました

「やっぱり、そうか…」
帰り際、差額を聞かないと、と思っていると

ママが私の座る席に再び戻り
「あなたが気にするでしょうから、アイスコーヒーは20円アップね」
そして、またすぐ厨房にもどられました

私、こう思いました
「この方スゴイ!」

ちょっとだけなじみになりました
ママとしてもサービスしてあげよう、の軽いお気持ちだったのでしょう
でも、今後も長いお付き合いをしたい(私勝手!)
その私の気持ち&性格を組んで
先の言葉になったと思われます

心遣いです…

20円を口にするのは誰しも容易ではありません
それを、さらっと私に告げるママ
これで…
この夏、私がこころおきなく
アイスコーヒーを頼める、そのシチュエーションには
20円の請求が必要だった!
…深い

大人の愛です

わかるかな~
わからねぇだろうな~
古っ!

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礼文讃歌♪

2010年06月29日 | のほほん同志Aの日常
今日、北海道・礼文島へのツアーが出発しました。

稚内からフェリーで2時間。
礼文島を訪ねるツアーのほとんどが、
同じ北の海に浮かぶ
お隣の利尻島もあわせて訪ねます。

でも、今回の「礼文島」ツアーでは、あえて礼文島に2連泊。
利尻島には行きません。

「以前に花の礼文島を訪ねました。
 良かったので、再訪したいと思っています。
 今度はもっと礼文島でゆっくりできる日程で」

ある日、会社に届いたFAXから生まれた企画です。

礼文島にもう一度行きたい、そしてゆっくりしたい。
そのお気持ち、よくよく分かります。

学生時代、JRの周遊切符を握り、初めてひとりで旅した北海道。
特急も乗り放題、14日間有効のその切符、
当時の私はほとんどうまく活用できませんでした。

なぜなら、一番最初に礼文島へ行ってしまったからです。

2泊のつもりが、3泊、4泊、5泊、6泊…。

礼文島には、こんな「島抜け」できない人たちがときどきいました。

周遊切符で北海道を一回り…のはずが、
小さな島に1週間。
何をやっていたんでしょうか。

その後も、北海道に行くたびに真っ先に訪ねた礼文島。

今回は残念ながら、お見送り――ということで、
礼文にご一緒する添乗員には、きのう
いつにない詳しさで、しっかりレクチャーしておきました。

「澄海岬のあの民芸店にご案内したら、きっと皆さん喜ばれると思う」

「桃岩の海辺の喫茶店、ぼんやり過ごすには最高」

「香深の港近くにある『さざ波』のジャンボソフトクリーム、
 絶対にお連れしてね」

「『千鳥』のチャンチャン焼きも、行けたらぜひ」


さて、お役に立っているでしょうか?


▼アジサイダイニング「山燈花」と富田林寺内町 ツアー報告はコチラ
http://ameblo.jp/arailuka/theme-10018600168.html

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貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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湖の伝説

2010年06月27日 | Hの生きる喜び、それは
三橋節子(みつはしせつこ)という人物をご存知でしょうか
私は知りませんでした
この本を読むまでは

実は、先日のショパンツアーの際、お客様から
「鮎料理食べに行くの、いつだったかしら
ほら、比良山荘の鮎料理のコース」
と聞かれたので
「来月8日です。夏と言えば鮎料理ですよね!!
ご都合よろしければ、お申し込みさせていただきましょうか」
と、メモしようとすると…

「行きたいのは鮎料理じゃないの
午後に訪ねる三橋節子さんの美術館
私梅原猛さんの「湖の伝説」を読んで
どうしても行きたくなって…」

三橋節子さん?
…そういえば、午後に訪ねることに
なっていました
しかし、私自身は三橋節子さんという人物のことを
恥ずかしいことに、よく知りませんでした
このコースに申し込む8割以上の方が
比良山荘の鮎料理を目当てに申し込まれています

女流画家でよく似た名前の「三岸節子」という人物なら
よく名前は聞くのですが…

「もし日が合わなければ、個人的にでも行きたい
最寄りの駅はあるかしら…」

こちらのお客様、どうしても行きたいようです
そこまでさせる三橋節子という人物とは…

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先に述べた『湖の伝説―画家・三橋節子の愛と死―』は、
そのサブタイトルにあるように、
日本画を主として絵を描いてきた三橋節子の、
35歳というあまりにも短い一生を書いた伝記であり、
同時に彼女が遺した絵を紹介ています

三橋節子の描く絵は、けっして技術的に
すぐれているわけではないようです
にもかかわらず、著者の梅原猛は、
『三橋節子画集』を見て、「はなはだ感動した」と述べています


著者を感動させたもの――それは、

芸術家としての三橋節子にではなく、
彼女を襲った過酷な運命を受け入れながら
ひとりの人間として生きた彼女自身の姿なのではないでしょうか

三橋節子を35歳の若さで死にいたらしめたのは、癌でした
当時、癌といえば死の病として恐れられてきた病気ですが、
それ以前に彼女は、その癌によって
利き腕である右腕を奪われています

画家にとっては致命的とも言える利き腕の喪失
――しかし、三橋節子は退院後わずか6ヶ月で画家として復帰、
新製作展に作品を出展し、みごと入選するという快挙を成しとげました

彼女は残された左腕一本で、
以前よりはるかにすぐれた作品を生み出すことが
できるようになったのです

だが、その手術の甲斐なく、癌は確実に彼女の命を蝕んでいく……。

人を絶望のどん底に突き落とす不幸を何重にも背負って、
それでも希望を失わず、
ただ心静かに死という現実を受け入れ、
絵を描きつづけることができた三橋節子

当時まだ幼い子供たちも度々登場し、
子供を残して逝かなければならない
節子の母としての深い愛情も描きこまれています


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…と、ここまでは私の妄想と本からの知識

節子さんの絵に囲まれてみたくなりました
本を読んでから絵を見るか、
絵を見てから本を読むか、、、

皆さまはどちら?


*参考図書
「湖の伝説ー画家三橋節子の愛と死」
 ―梅原猛著 新潮文庫 より

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梅雨脱出長期計画

2010年06月27日 | のほほん同志Aの日常
スゴイ…
マイニチ、アメフリ!

まるで、今年から初めて日本で暮らすようになった
外国人のようにびっくりしています。

日本の梅雨って、こんなに強烈なんですか?

そういえば、去年もこの時期、
ズラリと傘マークの並ぶ週間天気予報にびっくりしたのでした。

というのも、この7~8年、
梅雨の時期に日本にいたことがなかったんですね。

6月下旬から7月上旬にかけては、ヨーロッパや北米の山々では
ちょうどお花が咲き誇るベストシーズン。
毎年のようにカラリと晴れた青空のもと、
花を愛でる旅に出ていたのでした。

それにしても、本当に、毎日、毎日、毎日…
よくまぁ、飽きずに降るものです。
雨は好きなのですが、こうも続くと…。

今年はもういいとして、来年です。

「梅雨の日本をあとにして、
 カラリと晴れた青空のもと楽しいご旅行にしましょう!」

来年はぜひ、関空でこう挨拶して、
梅雨の日本を脱出したいと思います。

行き先は、ドイツ、カナダ、スイス、
それともモンゴルにしましょうか…?

皆さんの思し召すままです。
どうぞ、リクエストをお寄せ下さい。


▼「雲龍の国」ブータン ツアー報告はコチラ
http://ameblo.jp/arailuka/day-20100610.html

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目下、○○練習中

2010年06月25日 | のほほん同志Aの日常
「口から息を静かにはいてはいて…」

「全部はいてしまったら、
 鼻から息をするすると吸ってみましょう。
 大丈夫。生き物ですから、自然と空気は入ってきます」

「息を吸うとき、おへそはどうなってますか?
 おへそがプクンと膨らんだ人は
 ちゃんと腹式呼吸ができています」

一同ズラリと板の間に座り、腹式呼吸の練習。

こちら、ヨガ教室のひとこま?
…いえいえ。

きのうは紫陽花ダイニングと富田林の寺内町を訪ねる
大阪南部への日帰りツアー。
その道中、河内長野の観心寺での風景です。

前に立ってご指導くださるのは、
若く、穏やかなお顔のご住職。

「ようこそ観心寺へお越し下さいました。
 せっかくお越しいただいたんですから、
 今日は正しいお参りの仕方を覚えていって下さい」

観心寺といえば、日本で唯一、
北斗七星をまつる「星塚」があることで知られます。

「ざわついた心で、いくら手を合わせても無駄です。
 まずは心を落ち着けることです。
 そのためには、腹式呼吸です」

…ということで、国宝の金堂のなかで、
皆さんご一緒に「腹式呼吸」の練習となりました。

こちらのご住職、笑福亭仁鶴さんのように、
口調はのんびりしているのですが――

「息を吸うと、お腹がへこむという人、
 その人は、息が浅いんですね」

ドキッ

「息が浅いということは、落ち着きがないということです」

ズキッ

「心が落ち着かず、いつもザワついている人は、
 お顔を見たらすぐ分かります」
 
エ?
なぜかここで、ご住職と目が合いました。

「心が落ち着いていない人は、どこかキツいお顔をしています。
 そういう人がいると、まわりにも影響してしまいます」

…ミー?

「病は気から。
 呼吸が変われば、病気も治ります。
 悩みもなくなります。
 
 何よりもまず、お顔が変わります。
 ひとりの顔が変われば、まわりの顔も変わります」

リアリー?

と、希望の見えてきたところで、
目を閉じ、手を合わせて合掌。

ブツブツ…

「はい、いかがでしたか?
 どうぞ皆さま、お隣の方のお顔を見てください。
 どうでしょう、先ほどとは…
 あまり変わってませんねぇ(笑)」

何ともユニークで、お話し上手なご住職でした。


さて昨日からその教えを守り、
「腹式呼吸」を練習中です。

ご住職曰く、
「ひとりの顔が変われば、まわりの顔も変わる」

皆さま、ここしばらくは銀ステ・スタッフの「顔」に注目です!
見なれた(見あきた?)顔が、多少変わるやもしれません。


▼世界のアジサイ庭園と「石塔寺」ツアー報告コチラ
http://ameblo.jp/arailuka/day-20100610.html

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